2007年12月9日に中山競馬場で施行された第59回朝日杯フューチュリティステークスについて記述する。
レース概要
2008年より施行週が1週ずれるため、12月の第2週に施行されるのは今回が最後である。
レース施行前の状況
各オープン競走の結果
各馬の状況
上記にも示した馬のうち、ミリオンウェーブは11月10日の第43回京王杯2歳ステークス8着を経て本競走に出走する。
その他500万下競走の勝ち馬では、11月3日に京都の500万下競走を制したエーシンフォワード、11月11日の黄菊賞でトールポピーに勝利したヤマニンキングリーなどが本競走に出走する。11月18日のもちの木賞を制したレインボーペガサス(後に回避)、11月18日に東京の500万下競走を制したギンゲイ、11月24日のベゴニア賞を制したドリームガードナー、11月25日に東京の500万下競走を制したセレスハントなどが本競走に出走する。
なお、地方からの出走馬はなかった。
レース施行週の状況
11月25日に発表された最終登録時点では、出走可能頭数(フルゲート)16頭に対し29頭の特別登録があり、収得賞金上位16頭は出走可能となっている。それ以下の収得賞金400万円の11頭は上位馬の回避がなければ除外される。12月6日に出馬投票が行われ、収得賞金上位馬のレインボーペガサスが回避し、収得賞金400万円の11頭うち8頭による抽選が行われ、ゴスホークケンが当選した。そして登録のあったアグネスクリスタル、オーロマイスター、シルクストレングス、スマートファルコン、ダンジグマスター、ノットアローン、フェイムロバリー、マルターズオリジン、ミスティフォレスト、ミッキーチアフルの10頭が出走に至らなかった。
12月7日に枠順が発表され、12月8日より馬券が発売された。前日最終オッズ時点では、アポロドルチェが4.4倍で1番人気、スズジュピターが4.7倍で2番人気、キャプテントゥーレが7.3倍で3番人気、ゴスホークケンが7.8倍で4番人気、エーシンフォワードが8.2倍で5番人気で続き、5頭が10倍を切るオッズとなった。
出走馬と枠順
- 天気:晴、馬場状態:良、発走時刻:15時25分
負担重量は牡馬55kg、牝馬54kg。
レース結果
レース展開
好スタートを決めたのはゴスホークケンで、そのまま逃げの体勢でレースを進め、最後の直線でも後続を引き連れずスタートからゴールまで先頭で走りぬけた。
レース着順
着順 |
枠番 |
馬番 |
競走馬名 |
タイム |
着差
|
1 |
1 |
1 |
ゴスホークケン |
1.33.5 |
|
2 |
2 |
3 |
レッツゴーキリシマ |
1.33.9 |
2馬身1/2
|
3 |
4 |
7 |
キャプテントゥーレ |
1.33.9 |
クビ
|
4 |
2 |
4 |
ドリームシグナル |
1.34.1 |
1馬身1/2
|
5 |
5 |
9 |
スズジュピター |
1.34.7 |
3馬身1/2
|
6 |
4 |
8 |
フォーチュンワード |
1.34.8 |
クビ
|
7 |
6 |
11 |
ヤマニンキングリー |
1.34.8 |
ハナ
|
8 |
1 |
2 |
セレスハント |
1.34.8 |
クビ
|
9 |
5 |
10 |
エーシンフォワード |
1.34.9 |
1/2馬身
|
10 |
3 |
6 |
ウイントリガー |
1.35.0 |
クビ
|
11 |
7 |
14 |
アポロドルチェ |
1.35.0 |
アタマ
|
12 |
8 |
15 |
ドリームガードナー |
1.35.1 |
1/2馬身
|
13 |
8 |
16 |
サブジェクト |
1.35.2 |
1/2馬身
|
14 |
6 |
12 |
ミリオンウェーブ |
1.35.3 |
3/4馬身
|
15 |
7 |
13 |
スマートギャング |
1.35.4 |
クビ
|
16 |
3 |
5 |
ギンゲイ |
1.36.2 |
5馬身
|
データ
1000m通過タイム |
58.3秒(ゴスホークケン)
|
上がり4ハロン |
47.2秒
|
上がり3ハロン |
35.2秒
|
優勝馬上がり3ハロン |
35.2秒
|
単勝 |
1 |
620円
|
複勝 |
1 |
260円
|
3 |
730円
|
7 |
330円
|
枠連 |
1-2 |
2,530円
|
馬連 |
1-3 |
8,290円
|
馬単 |
1-3 |
13,340円
|
3連複 |
1-3-7 |
23,810円
|
3連単 |
1-3-7 |
139,620円
|
ワイド |
1-3 |
2,590円
|
1-7 |
1,220円
|
3-7 |
3,250円
|
エピソード
- 優勝騎手の勝浦正樹、優勝調教師の斎藤誠、優勝馬主の藤田与志男は朝日杯フューチュリティステークス初勝利で、調教師及び馬主にとってはJpnI(GIも含めて)初勝利となった。
- 調教師の斎藤はレース後「中山マイルは大外に入るときつい。だからあまり使いたくなかった」と発言した。これを受けて東京スポーツ記者の山口心平は、「枠順による有利不利が大きい」朝日杯フューチュリティステークスが「クラシックを目指す馬にとって適切な舞台でないのは明白」と評した。[1]
出走馬のその後
※主な勝ち鞍は朝日杯FS以降のオープン特別競走(リステッド、重賞含む)のみ記載。太字はGI級競走。
脚注
- ^ 大阪スポーツ 2007年12月11日、21面
- ^ “ゴスホークケン | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “レッツゴーキリシマ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “キャプテントゥーレ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ドリームシグナル | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “スズジュピター| 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “フォーチュンワード | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ヤマニンキングリー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “フロンティア | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ダブルシャープ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ウイントリガー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “アポロドルチェ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ドリームガードナー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “サブジェクト | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ミリオンウェーブ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “スマートギャング | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “ギンゲイ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月24日閲覧。
外部リンク
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朝日杯3歳ステークス |
1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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朝日杯フューチュリティステークス |
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