アマチュア無線の周波数詳細(アマチュアむせんのしゅうはすうしょうさい)では、アマチュア無線に割り当てられた周波数帯域の詳細について記述する。
アマチュア無線に割り当てられた周波数帯域は、その限られた資源の円滑な利用のため、目的や電波形式ごとに区分されている。バンドプランとも呼ばれている。
その中で更に、国際的な調整によって決定されている周波数や、慣例的に運用目的やプロトコル仕様によっては単一の運用周波数を指定している場合もあるが、ベテラン,OMを自称する人々の間で伝承的な知識に留まり一元化や整理がされておらず、ニューカマーやWAKAMONOの参入障壁となり、アマチュア無線が敬遠される一因となっている。
無線局運用規則による区分
アマチュア無線用の周波数割り当ての内訳の元になる指示が書かれている。1992年に施行された。[1]
また、日本アマチュア無線連盟により、無線運用規則をわかりやすく解釈した「アマチュアバンドプラン」[3]という表が作成されている。但し、運用規則の全てを網羅しているわけではないので注意する必要がある。
もしこれらの法に違反した運用を意図的に繰り返す「違法無線局」や、これらの法を無視して運用する「不法無線局」を発見した場合、アマチュア無線等の無線局の免許人は、電波法 第80条に基づき管轄の総合通信局へ通報する義務がある[4]。
※当初はJARLにより設定されたアマチュア無線家同士での自治ルールであったが、俺はJARL会員じゃないから関係ない、等と言った独善的で他者に迷惑をかける利用者が現れるようになった事から法制化に至った経緯がある。[5]
※また、他国のアマチュア無線用周波数との不整合で運用に不自由が生じたり、430MHz ATV等かつては運用できていたモードが存在するが、先の理由により法制化されてしまったので解決が難しく、日本のアマチュア無線技術の発展の足枷にもなっている。
無線設備規則による条件
電波の型式や周波数ごとの条件について書かれている。
周波数の詳細
以下の運用周波数は慣例的に使用されている参考値です。絶対的な指定ではありません。優先権を示す物ではありません。
実際の運用の際は、他局を尊重し、なるべく妨害する事なく、その時々の電波伝搬や混雑状況に応じて、法令や規則を遵守し紳士的に運用してください。
長波(LF)
135kHz帯 (135.70~137.80kHz)
周波数(kHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
135.70kHz~
137.80
|
CW、狭帯域データ
|
|
A1A、F1B、F1D、G1B、G1D
占有帯域周波数は200Hz以下に限る
|
中波(MF)
475kHz帯 (472.00~479.00kHz)
周波数(kHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
472.00~
479.00
|
CW、狭帯域データ
|
|
A1A、F1B、F1D、G1B、G1D
占有帯域周波数は200Hz以下に限る
|
1,900kHz帯 (1,800.00~1,912.50kHz)
周波数(kHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
1,800.00~
|
CW
|
|
1.801~1.820 JARLコンテスト周波数(CW)
|
1,830.00~
|
CW、狭帯域データ
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1838.0 JT65
1840.0 FT8
1842.0 JS8
|
|
1,845.00~
|
狭帯域の全電波形式
|
|
1.850~1.875 JARLコンテスト周波数(電話)
|
1,875.00~
|
非アマチュアバンド
|
**********
|
**********
|
1,907.50~
1912.50
|
CW、狭帯域データ
|
1909.0 JT65, FT8 日本国内
|
占有帯域周波数は200Hz以下に限る
|
短波(HF)
3.5MHz帯 (3.50~3.805MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
3.500~
|
CW
|
|
3.510~3.530 JARLコンテスト周波数(CW)
|
3.520~
|
CW、狭帯域のデータ
|
3.528 SSTV 呼び出し
3.531 SSTV
3.531 JT65,FT8,FT4 日本国内
3.534 SSTV
|
|
3.535~
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
3.535 非常通信
3.537 SSTV
3.570 JT65
3.572 JT9
3.573 FT8 日本,DX
|
3.535~3.570 JARLコンテスト周波数(電話)
|
3.575~
|
狭帯域の全電波形式
|
|
|
3.580~
|
非アマチュア帯
|
**********
|
**********
|
3.599~
|
狭帯域の全電波形式
|
|
|
3.612~
|
非アマチュア帯
|
**********
|
**********
|
3.662~
|
狭帯域の全電波形式
|
|
|
3.680~
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
|
|
3.687~
|
非アマチュア帯
|
**********
|
**********
|
3.702~
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
3.708 SSTV 呼び出し
3.711 SSTV
3.714 SSTV
|
国外のバンドプランに合わせて設定された帯域なので主に国外向け
|
3.716~
|
非アマチュア帯
|
**********
|
**********
|
3.745~
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
|
国外のバンドプランに合わせて設定された帯域なので主に国外向け
3.756 ロシアの怪電波(通称:ザ・ピップ)
|
3.770~
|
非アマチュア帯
|
**********
|
**********
|
3.791~
3.805
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
|
国外のバンドプランに合わせて設定された帯域なので主に国外向け
|
4.630MHz (非常通信専用)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
4.630
|
**********
|
非常通信専用[7] CW
|
非常通信の基礎知識
|
7MHz帯 (7.00~7.20MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
7.000~
|
CW
|
7.003付近 国内 QRP CW
7.003~7.010付近 DX CW
7.011~7.015付近 国内アワード向けCW
7.015~7.030付近 和文 CW
|
7.010~7.040 JARLコンテスト周波数(電信)
7.025前後 慣例的に和文CW
|
7.030~
|
CW、狭帯域データ
|
7.031 PSK31
7.033 SSTV 呼び出し
7.035 RTTY
7.0386 WSPR
7.041 JT65,FT8 日本(2021年12月以前)
|
7.040 ロシアの怪電波(通称:シングルレタービーコン)
7.030~7.040 国内向けFT8(JARLより指定[8]、運用周波数は未確定)
|
7.045~
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
7.048~7.080 国内アワード向けSSB
7.0475 FT4 DX
7.050 非常通信
7.080~7.100 国内アワード向け移動局SSB
7.074 FT8 日本,DX
7.076 JT65 日本,DX
7.078 JT9 日本,DX
|
運用規則により、外国局との通信に限ってデータ伝送での利用が可能
7.060~7.140 JARLコンテスト周波数(電話)
|
7.100~
7.200
|
狭帯域の全電波形式
|
7.140~7.156 ラグチュー
7.156~7.190 モービル
7.166 SSTV
7.169 SSTV
7.172 SSTV
7.175 SSTV
7.178 デジタルSSTV 呼び出し
7.181 デジタルSSTV
7.184 デジタルSSTV
7.200付近 FreeDV[9]
|
2009年3月30日にアマチュア無線帯域として追加割り当て
|
10MHz帯 (10.10~10.15MHz) (2級免許以上必要)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
10.100~
|
CW
|
|
|
10.120~
10.150
|
CW, 狭帯域データ
|
10.136 FT8 日本,DX
10.138 JT65 日本,DX
10.140 JT9 日本,DX
|
10.125前後、慣例的に国内CW
|
14MHz帯 (14.00~14.35MHz) (2級免許以上必要)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
14.000~
|
CW
|
|
14.050~14.080 JARLコンテスト周波数(CW)
|
14.070~
|
CW
狭帯域データ
|
14.074 FT8 日本,DX
14.076 JT65 日本,DX
14.078 JT9 日本,DX
|
|
14.100~
|
CW、狭帯域の電話,画像
狭帯域データ
|
14.100 JARL国際ビーコン
|
|
14.112~
14.350
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
14.221 SSTV
14.224 SSTV
14.227 SSTV
14.230 SSTV(主)
14.233 SSTV
14.300 非常通信
|
14.250~14.300 JARLコンテスト周波数(電話)
|
18MHz帯 (18.068~18.168MHz) (3級免許以上必要)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
18.068~
|
CW
|
|
|
18.100~
|
CW、狭帯域データ
|
18.100 FT8 日本,DX
18.102 JT65 日本,DX
18.104 JT9 日本,DX
|
|
18.110~
18.168
|
狭帯域の電話,画像
|
18.110 JARL国際ビーコン
18.160 非常通信
|
|
21MHz帯 (21.00~21.45MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
21.000~
|
CW
|
|
21.050~21.080 JARLコンテスト周波数(CW)
|
21.070~
|
CW、狭帯域データ
|
21.074 FT8 日本,DX
21.076 JT65 日本,DX
21.078 JT9 日本,DX
|
|
21.125~
|
CW
|
|
|
21.150~
21.450
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
21.150 JARL国際ビーコン
21.340 SSTV
21.360 非常通信
|
21.350~21.450 JARLコンテスト周波数(電話)
|
24MHz帯 (24.89~24.99MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
24.890~
|
CW
|
|
|
24.910~
|
CW、狭帯域データ
|
24.915 FT8 日本,DX
24.917 JT65 日本,DX
24.919 JT9 日本,DX
|
|
24.930~
24.990
|
CW、狭帯域の電話,画像
|
24.930 JARL国際ビーコン
|
|
28MHz帯 (28.00~29.70MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
28.000~
|
CW
|
|
28.050~28.080 JARLコンテスト周波数(CW)
|
28.070~
|
CW、狭帯域データ
|
28.074 FT8 日本,DX
28.076 JT65 日本,DX
28.078 JT9,JS8 日本,DX
|
|
28.150~
|
CW
|
|
|
28.200~
|
CW、狭帯域の電話,電信,画像
|
28.200 JARL国際ビーコン
28.305より下 AM
28.305 AM呼び出し(慣例)
28.305より上 SSB
28.500 SSTV
28.680 SSTV(主)
|
28.600~28.850 JARLコンテスト周波数(電話)
|
29.000~
|
広帯域の電話,電信,画像
|
29.00~29.10 ナローFM
29.20~29.30 ノーマルFM
|
29.200~29.300 JARLコンテスト周波数(FM電話)
|
29.300~
|
衛星
|
29.300 FM呼び出し(慣例)
|
|
29.510~
|
レピータ
広帯域の電話,電信,画像
|
レピータ アップリンク
|
|
29.590~
|
広帯域の電話,電信,画像
|
29.600 呼び出し(米国、欧州向け)
|
|
29.610~
29.700
|
レピータ
広帯域の電話,電信,画像
|
レピータ ダウンリンク
|
|
超短波(VHF)
50MHz帯 (50MHz~54MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
50.00~
|
CW
EME
|
50.010 ビーコン JA2IGY 三重県伊勢市 JARL国際ビーコン
50.017 ビーコン JA6YBR 宮崎県宮崎市 宮崎大学無線部OB会[10]
50.027 ビーコン JE7YNQ 福島県福島市 電波伝播実験局
50.037 ビーコン JR6YAG 沖縄県糸満市 琉球ラヂオクラブ
50.050~50.080付近 国内 CW
50.080~50.100付近 DX CW
50.100 非常通信
|
50.050~50.090 JARLコンテスト周波数(電信)
|
50.10~
|
CW
狭帯域の電話,電信,画像
EME
|
50.100~50.125MHz DX SSB
50.125 SSB 呼び出し (ARRL)
|
|
50.20~
|
CW
狭帯域の電話,電信,画像
狭帯域のデータ
EME
|
50.150~50.500MHz 国内 SSB
50.276 JT65 日本,DX
|
国内SSBは50.200付近が中心
|
50.30~
|
CW
狭帯域の電話,電信,画像
狭帯域のデータ
|
50.300 RTTY
50.300 SSTV
50.310 JT65 日本,DX
50.312 JT9 日本,DX
50.313 FT8 日本,DX
50.318 JS8
50.480 ビーコン JR8YPC 北都高岡無線研究所
50.550 自作AM送信機で使われる
50.600付近 QRP(自作機)で主に使われる
50.600 自作AM送信機で使われる
50.620 自作AM送信機で主に使われる
|
50.350~51.000 JARLコンテスト周波数(電話)
|
51.00~
|
広帯域の電話,電信,画像
|
51.000 FM 呼び出し,非常通信
51.120~51.240付近 FMラグチュー
51.300 デジタル 呼び出し,非常通信
51.500 非常通信
|
電話利用では、呼び出し周波数51.00の周辺が主に使用されている。
運用規則により、51.00はF3E(FM音声)またはF2A(FM CW)のみ使用可能。
51.30のデジタル呼び出しは運用規則ではないので誤って使用しても迷惑ではあるが違反ではない。
51.000~52.000 JARLコンテスト周波数(FM電話)
|
52.00~
|
VoIP
|
|
|
52.30~
|
CW
狭帯域の電話,電信,画像
|
|
|
52.50~
|
広帯域データ
|
|
|
52.90~
54.00
|
全電波形式
|
実験、研究用
53.750 HRO(流星観測[11]) JA9YDB 福井高専無線研究会
53.755 HRO(流星観測) JH9YYA 福井県立大学アマチュア流星電波観測研究会
|
|
144MHz帯 (144~146MHz)
周波数(MHz)
|
バンドプラン上の表記
|
用途
|
状況、備考
|
144.00~
|
EME
|
|
EMEに限り、狭帯域の全電波型式が使用可。
占有帯域幅は3kHzまで。但しA3E(AM)は6kHzまで。(総務省告示第八十号 注3)
EMEに限り、狭帯域の全電波型式が使用可。
144.00~144.02MHzは月面反射通信に限る。(総務省告示第八十号 注9)
144.00~144.20MHzは月面反射通信に使用できる。(総務省告示第八十号 注8)
|
144.02~
|
CW
|
|
占有帯域幅は3kHzまで。但しA3E(AM)は6kHzまで。(総務省告示第八十号 注3)
144.050~144.090 JARLコンテスト周波数(電信)
|
144.10~
|
狭帯域の
全電波型式
|
144.100 非常通信
144.120 JT65 (世界共通)
144.140 FT4 (世界共通)
144.174 FT8 (世界共通)
144.200 SSB 呼び出し(ARRL)
144.478 JS8
144.290 SSTV
144.460 FT8、JT65 (日本のみ)
144.490 ISS[12] 電話 リージョン2,3 アップリンク
|
占有帯域幅は3kHzまで。但しA3E(AM)は6kHzまで。(総務省告示第八十号 注3)
地上波の伝搬が良好でSSBの利用者が多い。[13]
SSBは呼び出し周波数の設定がないため144.200を中心に運用されている。
144.250~144.500 JARLコンテスト周波数(電話)
|
144.50~
|
VoIP
|
|
WiRES、エコーリンク、D-STARアクセスポイント[14]等が設置されている。
公衆網に接続して音声の伝送に使用できる。(総務省告示第八十号 注15)
|
144.60~
|
広帯域データ
|
144.640 APRS 9600bps GMSK 全国統一
144.640 ナビトラ 1200bps AFSK 全国統一
144.660 APRS 1200bps AFSK 全国統一
|
2023年の改正で電波型式の制限がなくなり、全ての通信で利用可能になった。
AX.25パケット通信(APRS、RBBS、パケットクラスタ)が主に運用されている。
|
144.70~
|
広帯域の電話,電信,画像
|
145.000 FM 呼び出し,非常通信
145.300 デジタル 呼び出し,非常通信
145.500 非常通信
|
電話利用では、呼び出し周波数145.00の周辺が主に使用されている。
占有帯域幅が3kHzを超える通信に限る。(総務省告示第八十号 注10)
145.30のデジタル呼び出しは運用規則ではないので誤って使用しても違反ではないが他局の迷惑になるので注意。
144.750~145.600 JARLコンテスト周波数(FM電話)
|
145.65~
|
全電波形式
実験・研究用
|
|
FM電話帯が混雑した時にこちらが利用される事がある。
公衆網に接続して音声の伝送に使用できる。(総務省告示第八十号 注15)
|
145.80~
146.00
|
衛星
|
145.200 ISS 電話 リージョン1 アップリンク
145.800 ISS 電話, SSTV 世界共通 ダウンリンク
145.825 ISS パケット 世界共通
145.850 ふじ3号 パケット アップリンク
145.990 ISS クロスバンドレピータ アップリンク
145.90 - 146.00 ふじ3号トランスポンダ アップリンク
|
ISS(国際宇宙ステーション)からARISS(学校向けの体験交信)頻繁に行われている。
ISS(国際宇宙ステーション)からSSTVで写真の配信が頻繁に行われている。
|
極超短波(UHF)
430MHz帯 (430~440MHz)
周波数
|
JARLの表記
|
用途
|
状況、備考
|
430.00~
|
CW
|
430.050~430.090 JARLコンテスト周波数(電信)
|
運用規則により、A1A、のみ許可。
|
430.10~
|
狭帯域の
全電波型式
|
430.100 非常通信
430.450 SSTV
430.510 FT8、JT65、FT4
430.250~430.700 JARLコンテスト周波数(電話)
|
占有帯域幅は3kHzまで。但しA3E(AM)は6kHzまで。(総務省告示第八十号 注3)
|
430.70~
|
VoIP
|
|
公衆網に接続して音声の伝送に使用できる。(総務省告示第八十号 注15)
WiRES、エコーリンク、D-STARアクセスポイント[14]等が設置されている。
|
431.00~
|
広帯域データ
|
431.020 ナビトラ 1200bps AFSK 全国統一
431.040 APRS 1200bps AFSK 全国統一
431.060 APRS 9600bps GMSK 全国統一
431.070 ナビトラ 1200bps AFSK 全国統一
|
2023年の改正で電波型式の制限がなくなり、全てのデータ通信が利用可能になった。
AX.25パケット通信(APRS、RBBS、パケットクラスタ)が主に運用されている。
|
431.40~
|
広帯域の電話,電信,画像
|
|
RTTY及びデータ伝送には使用できない。(総務省告示第八十号 注5)
占有帯域幅が3kHzを超える通信に限る。(総務省告示第八十号 注10)
|
431.90~
|
EME
|
|
占有帯域幅は3kHz、A3E(AM)に限り6kHzまで。(総務省告示第八十号 注3)
月面反射通信に限る。(総務省告示第八十号 注9)
|
432.10~
|
広帯域の電話,電信,画像
|
433.000 呼び出し,非常通信
433.300 デジタル呼び出し,非常通信
433.500 非常通信
432.100~434.000 JARLコンテスト周波数(FM電話)
|
RTTY及びデータ伝送には使用できない。(総務省告示第八十号 注5)
占有帯域幅が3kHzを超える通信に限る。(総務省告示第八十号 注10)
電話利用では、呼び出し周波数433.00の周辺が主に使用されている。
433.30のデジタル呼び出しは運用規則ではないので誤って使用しても違反ではないが他局の迷惑になるので注意。
433.67~434.17は以下の2次業務が存在する。
FMモードでは混信により耳障りなノイズが受信されたり通信妨害が発生する事がある。[15]
- 国際輸送用データ伝送,制御アクティブタグ(主に港湾貨物施設に存在)
- タイヤ空気圧監視システム(TPMS)主にダンプ,トラック等に存在
- リモートキーレスエントリ(RKE)主に自動車用、外国製の後付け機器に存在
また、ダンプ,トラックを中心に違法な機器が使用され、より強いノイズや妨害が発生する場合がある。
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434.00~
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レピータ
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レピータ アップリンク
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JARL専用。中継用無線局に限る。(総務省告示第八十号 注11)
公衆網に接続して音声の伝送に使用できる。(総務省告示第八十号 注15)
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435.00~
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衛星
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435.795 ふじ3号 CWビーコン
435.80~435.90 ふじ3号 トランスポンダ ダウンリンク
435.910 ふじ3号 パケット ダウンリンク、デジトーカ
437.550 ISS パケット
437.800 ISS クロスバンドレピータ ダウンリンク
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衛星通信に限る。(総務省告示第八十号 注6)
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438.00~
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全電波形式
実験・研究用
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実験、研究用。
438.010 D-STAR DPRS 全国統一
438.200 FM SSTV
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公衆網に接続して音声の伝送に使用できる。(総務省告示第八十号 注15)
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439.00~
440.00
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レピータ
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レピータ ダウンリンク
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JARL専用。中継用無線局に限る。(運用規則 注16)
公衆網に接続して音声の伝送に使用できる。(総務省告示第八十号 注15)
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1.2GHz帯 (1,260MHz~1,300MHz) (二次業務) (移動局は出力上限1Wまで)
周波数
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バンドプラン上の表記
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用途
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状況、備考
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1,260.00~
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衛星
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1,270.00~
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レピータ
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レピータ アップリンク
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1,273.00~
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ATV、高速データ
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1279.64 ATV(FM NTSC)
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高速データは占有帯域幅9MHz以上に限る
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1,290.00~
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レピータ
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レピータ ダウンリンク
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1,293.00~
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データ
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D-STAR DD
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1,294.00~
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CW
狭帯域の電話,電信,画像
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1,294.50~
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ビーコン
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1,294.60~
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VoIP
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1,294.90~
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広帯域の電話,電信,画像
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1,295.80~
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EME
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1,296.20~
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全電波形式
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実験、研究用
1296.60 JT65,FT8,FT4
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1,299.00~
1,300.00
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レピータ
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JARL専用、用途不明
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2.4GHz帯 (2,400~2,450MHz) (二次業務)
周波数
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バンドプラン上の表記
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用途
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状況、備考
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2,400.00~
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衛星
EME
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2,405.00~
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レピータ
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レピータ アップリンク
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2,407.00~
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ATV、高速データ
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高速データは占有帯域幅9MHz以上に限る
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2,424.00~
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CW
狭帯域の電話,電信,画像
EME
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2,424.50~
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ビーコン
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2,425.00~
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レピータ
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レピータ ダウンリンク
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2,427.00~
2,450.00
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全電波形式
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実験、研究用
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センチメートル波(SHF)
5.7GHz帯 (5,650~5,850MHz) (二次業務)
周波数
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バンドプラン上の表記
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用途
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状況、備考
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5,650~
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衛星
アシスト
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衛星通信又はJARLの中継用無線局に限る。
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5,670~
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アシスト
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JARLの中継用無線局に限る
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5,690~
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ATV、高速データ
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高速データは占有帯域幅9MHz以上に限る
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5,725~
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レピータ
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レピータ アップリンク
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5,730~
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全電波形式
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実験、研究用
5,705 ドローンFPV(31ch)
5,740 ドローンFPV(41ch)
5,745 ドローンFPV(17ch)
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5,755~
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ビーコン
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5,757~
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全電波形式
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実験、研究用
5,760 FM呼び出し
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電話利用では、呼び出し周波数5760.00の周辺が主に使用されている
運用規則により、5760.00MHzはF3E(FM音声)またはF2A(FM CW)のみ使用可能
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5,760~
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CW
狭帯域の電話,電信,画像
狭帯域のデータ
EME
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5,762~
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全電波形式
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実験、研究用
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5,765~
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レピータ
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レピータ ダウンリンク
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5,770~
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全電波形式
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実験、研究用
5,780 ドローンFPV(43ch)
5,785 ドローンFPV(15ch)
5,790 ドローンFPV(24ch)
5,800 ドローンFPV(44ch)
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5,810~
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アシスト
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JARLの中継用無線局に限る
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5,830~
5,850
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衛星
アシスト
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衛星通信又はJARLの中継用無線局に限る
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10GHz帯 (10,000~10,500MHz)
周波数
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バンドプラン上の表記
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用途
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状況、備考
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10000~
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アシスト
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D-STAR中継回線
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JARLの中継用無線局に限る
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10025~
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ATV、高速データ
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高速データは占有帯域幅9MHz以上に限る
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10080~
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全電波形式
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10150~
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アシスト
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D-STAR中継回線
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JARLの中継用無線局に限る
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10175~
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レピータ
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JARLの中継用無線局に限る
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10180~
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全電波形式
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10235~
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ビーコン
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10237~
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全電波形式
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10240~
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CW
狭帯域の電話,電信,画像
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10242~
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全電波形式
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10245~
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レピータ
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JARLの中継用無線局に限る
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10250~
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非アマチュアバンド
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**********
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**********
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10450~
10500
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全電波形式
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この周波数は衛星,EMEに使用できる
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脚注
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活動 | | |
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文化 | |
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ガバナンス | |
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通信モード |
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技術 | |
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関係団体 | |
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カテゴリ |
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