アルベルト・バティルガジエフ
アルベルト・バティルガジエフ(英語: Albert Batyrgaziev、ロシア語: Альберт Батыргазиев、1998年6月23日 - )は、ロシアのプロボクサー。ダゲスタン共和国ババユルト出身。元WBA世界スーパーフェザー級暫定王者。 来歴10代の頃はキックボクシングの王者だったが、2016年から本格的にボクシングを始めた。 アマチュア時代2019年9月、世界選手権にフェザー級(57kg)で出場し、準々決勝でキューバのラザロ・アルバレスに敗れた[1]。 2020年7月、プロデビューを果たした。 2021年8月、東京オリンピックにフェザー級(57kg)で出場し、決勝でアメリカのデューク・ラガンを3-2の判定で破り、オリンピック史上初のプロボクサーとして金メダルを獲得した[2]。 プロ時代2020年7月3日、プロデビュー戦となったモスクワのソビエト・ウィングス・スポーツ・パレスにて、アルメン・アタエフとWBA東アジアスーパーフェザー級王座決定戦を行い、7回終了時TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3]。 2023年2月4日、セルプホフで元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者のジェスレル・コラレスと対戦し、9回28秒にコラレス側からタオルが投入されTKO勝ちを収めた[4]。 2024年7月12日、セルプホフのIBAコロシアムにてWBA世界スーパーフェザー級2位のジョノ・キャロルとウクライナ侵攻以降ロシア国内で初めてとなるWBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦を行い、9回55秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。 2025年3月7日、モスクワのダイナモ・バレーボール・アリーナでWBA世界スーパーフェザー級15位のネリ・ロメロとWBA暫定世界同級タイトルマッチを行い、3回にロメロの右ストレートでダウンを奪われ、続く4回に左ストレートからの右フックでダウンを奪い返すも、倒れたロメロに左で加撃したため減点1を科せられ、再開後にバティルガジエフの右フックで再びダウンを奪い、ダウン応酬の末に12回3-0(116-108、115-109、113-110)の判定勝ちを収め初防衛に成功した。 2025年7月2日、イスタンブールのリクソス・テルサネ・イスタンブールで元IBO世界フェザー級王者およびWBA世界スーパーフェザー級5位のジェームス・ディケンズとWBA暫定世界同級タイトルマッチを行うも、4回にディケンズの左ストレートで2度もダウンを奪われ、バティルガジエフ陣営からタオルが投入されプロ初黒星となる4回2分26秒KO負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した。 獲得タイトル脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia