ウィリアム・クエバス
ウィリアム・エンリケ・クエバス・オソリオ(William Enrique Cuevas Osorio, 1990年10月14日 - )は、ベネズエラのアラグア州トゥルメロ出身のプロ野球選手(投手)。右投両打。韓国・KBOリーグのKTウィズ所属。 経歴プロ入りとレッドソックス時代2008年にアマチュア・フリーエージェントでボストン・レッドソックスと契約してプロ入り。2015年まで傘下のマイナーチームでプレーした。 2016年はAAA級ポータケット・レッドソックスで開幕を迎えた。4月20日に40人枠に登録され[1]、翌日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビューを果たした[2]。この年はメジャーで3試合に登板して0勝1敗、防御率3.60の成績を記録した。オフにFAとなった。 タイガース時代2016年11月19日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[3]。 2017年は、シーズン開幕前の3月に行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に母の出身国であるコロンビア代表として出場した[4]。開幕はAAA級トレド・マッドヘンズで迎えたが、4月13日にメジャーに昇格し、翌日のクリーブランド・インディアンス戦に登板したが、1/3回で4失点と打ち込まれ[5]、5月27日にDFAとなり、6月1日に自由契約となった[6]。 マーリンズ傘下時代2017年6月7日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ[7]。傘下のAAA級ニューオーリンズ・ベビーケイクスで15試合に登板(先発11試合)に登板して2勝7敗、防御率5.43の成績を記録した。オフにFAとなった。 レッドソックス復帰2018年1月5日に古巣のレッドソックスとマイナー契約を結んだ[8]。7月2日にメジャーに昇格した[9]。この年はメジャーで9試合に登板して0勝2敗、防御率7.41の成績を記録した。チームはポストシーズンに進出したが、自身はロースターから外れた[10]。オフに韓国でのプレーを望みレッドソックスに退団を要求した。 第一次KT時代2018年11月20日に要求が受理されてFAとなり、その後KBOリーグのKTウィズと契約した[11]。 2019年は先発の一角として30試合に登板して13勝10敗、防御率3.62の成績を記録した。オフの12月2日にKTと1年90万ドルで再契約した[12]。 2020年は2年連続二ケタ勝利となる10勝を記録。 2021年はレギュラーシーズンでは9勝にとどまるも、10月31日のリーグ史上初となるサムスン・ライオンズとのレギュラーシーズン優勝決定戦で先発し勝利投手となり[13]、KTの韓国シリーズ初出場・初優勝に貢献した。 2022年は4月2日のシーズン開幕戦で開幕投手を務めた。だがその後は肘痛で1試合に登板したのみで、代役の外国人選手ウェス・ベンジャミンと契約したため5月19日にウェーバー公示され[14]、5月26日に自由契約選手となった。 メキシカンリーグ時代2022年7月14日にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのメキシコシティ・レッドデビルズと契約した[15]。しかしわずか1試合の登板(2/3回を4失点)で自由契約となった。 ドジャース傘下時代2023年は開幕前の3月に開催された第5回WBCにコロンビア代表として2大会連続で出場した[16]。4月6日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[17]。 第二次KT時代2023年6月9日、1年ぶりにKTウィズと契約し復帰した[18]。 詳細情報年度別投手成績
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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