ウィルマー・ディフォ
ウィルマー・フランシスコ・ディフォ(Wilmer Francisco Difo, 1992年4月2日 - )は、ドミニカ共和国サンティアゴ州サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投両打。MLBのニューヨーク・ヤンキース傘下所属。愛称はスペイン語で「美しい」を意味するエル・リンド(El Lindo)[1]。 経歴プロ入りとナショナルズ時代2010年6月3日にアマチュア・フリーエージェントでワシントン・ナショナルズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ナショナルズでプロデビュー。45試合に出場して打率.209、11打点、12盗塁を記録した。 2011年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグで開幕を迎え、39試合に出場。7月に渡米し、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプレー。25試合に出場して打率.273、8打点、5盗塁を記録した。 2012年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプレーし、54試合に出場して打率.263、13打点、19盗塁を記録した。 2013年はA+級ポトマック・ナショナルズで6試合に出場したが振るわず、5月21日にA級ヘイガーズタウン・サンズへ降格した。A級ヘイガーズタウンでは16試合にしたが、打率.220と落ち込み、6月17日にA-級オーバーン・ダブルデイズへ降格。A-級オーバーンでは33試合に出場して打率.217、1本塁打、6打点、3盗塁を記録した。 2014年はA級ヘイガーズタウンでプレーし、136試合に出場して打率.315、14本塁打、90打点、49盗塁と活躍した。シーズン中にサウス・アトランティックリーグのオールスターゲームに選出され[2]、8月には同リーグの最優秀選手とポストシーズン・オールスターチーム(二塁手)に選出[3]。その後もベースボール・アメリカ誌によるA級オールスターチームや[4]、マイナーリーグが選出するナショナルズ傘下所属選手によるオールスターチームに選出される[5]など、数々のタイトルを獲得した。オフの11月20日にナショナルズとメジャー契約を結んで40人枠入りした[6]。 2015年はスプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームで13試合に出場して打率.318と活躍。3月19日にA+級ポトマックへ異動し、そのまま開幕を迎えた。A+級ポトマックでは19試合の出場で打率.320と活躍し、4月20日にAA級ハリスバーグ・セネターズへ昇格した。AA級ハリスバーグでも14試合の出場で打率.308を記録し、5月19日にメジャーへ初昇格した[7]。同日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー。7回裏に代打として起用され、デビッド・カーペンターから中堅へのメジャー初安打を記録した[8]。昇格後は代打要員として5試合に出場したが、安打を放ったのはこの試合のみで、6月4日にAA級ハリスバーグへ降格した[9]。6月28日に行われたフィラデルフィア・フィリーズとのダブルヘッダーに合わせて昇格されたが、1打数無安打1三振に終わり、6月29日に再びAA級ハリスバーグへ降格。7月10日に再びメジャーへ昇格する[10]も、2試合の代打出場で無安打となかなか結果を残せず、7月21日にAA級ハリスバーグへ降格した[11]。9月13日に再び昇格[12]。10月3日のニューヨーク・メッツ戦(ダブルヘッダー第2戦)では、自身初の先発起用となる「8番・二塁手」で出場し、メジャー2安打目をようやく記録した。この年メジャーでは15試合に出場して打率.182とメジャーでは活躍できなかった。 2016年3月10日にAAA級シラキュース・チーフスへ異動し[13]、そのまま開幕を迎えた。同年は31試合に出場して打撃面では打率.276、1本塁打、7打点、3盗塁を記録した。 2017年は124試合に出場して打率.271、5本塁打、21打点、10盗塁を記録した。 2018年は148試合に出場して打率.230、7本塁打、42打点、10盗塁を記録した。 2019年は43試合に出場して打率.252、2本塁打、8打点を記録した。 2020年9月5日にDFAとなり[14]、9月7日にマイナー契約となった。レギュラーシーズン終了後の10月13日にFAとなった。 パイレーツ時代2021年1月15日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[15]。シーズン開幕後、4月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[16]。6月8日にDFAとなり[17]、12日に傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンスへ配属された[18]。7月2日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。シーズン終了後の11月7日にFAとなった[18]。 ダイヤモンドバックス時代2022年3月19日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約で結んだ[18]。9月1日に40人枠でメジャーに昇格したが、3試合に出場して6打数無安打に終わると、9月12日にDFAとなり、9月19日にウェイバー公示を経てFAとなった[18]。 ヤンキース傘下時代2022年12月22日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[18]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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