ウェイウェイ・ウー
ウェイウェイ・ウー(WeiWei Wuu, 1968年12月6日 - )は、中国・上海市生まれの二胡奏者、作曲家。所属レーベルは、葉加瀬太郎が主宰するハッツアンリミテッド。 本名は巫 謝慧。父は作曲家で碗琴奏者の巫洪宝、妹はシンガーソングライターのamin(巫 慧敏)。 略歴上海音楽学院付属小学校を経て、上海戯曲学校で二胡とヴァイオリンを専攻。 1991年に来日し、二胡奏者として活動するほか、東京都内で二胡教室(心弦二胡教室)を主宰している。 演奏スタイルに独自のスタンディング奏法を取り入れ、国内外のアーティストやオーケストラとのコラボレーション、ロック、ジャズ、クラシックなど様々なジャンルとの共演を行っている。 ライブやレコーディングの際には、二胡ではなくヴァイオリンやボーカルを主担当として参加する場合がある。 2014年より岐阜県・白川郷の観光ふるさと大使に就任。[1] 2016年より東京・武蔵小山に自身がプロデュースする中国茶カフェ「WeiWei's Cafe」をオープン。オーナーを務めている。 来歴1996年、爆風スランプのファンキー末吉との出会いによりロックバンド「五星旗」を結成し、2001年まで所属。本来座って弾く二胡を立って演奏する「スタンディング奏法」など、独自の演奏スタイルを確立した。 2001年、ゲーム『シャドウハーツ』に出演。作中の実写ムービーにてゲームオリジナル楽曲「SHUUKA」を演奏する。 2002年、知り合いを通じてワーナーミュージック・ジャパンに誘われ、『メモリーズ・オブ・ザ・フューチャー』でメジャー・デビュー。 2003年、coba、渡辺香津美、中西俊博などを迎えた2ndアルバム、『上海Red』をリリース。年末の紅白歌合戦で一青窈と共演。 2004年、坂本龍一のプロジェクトで二胡を担当。NHK「みんなのうた」6月〜7月放送曲『この愛を~お姉さんへ~ウェイウェイ・ウー featuring アミン』をリリース。同年10月、中西俊博、武部聡志、宮川弾をアレンジャーに迎え、バート・バカラックのメロディーを二胡で奏でた『プレイズ・バカラック』をリリース。 2005年、サントリー烏龍茶CMソングに起用された「チェンジング・パートナーズ」を含むCD『ティー・タイム・セレクション』をリリース。 2006年、二胡で世界一周をテーマに、NHK-BS「スポーツ大陸」テーマソングなどの楽曲を収録したアルバム『ノマド』をリリース。 2007年、NHK「ダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜」のエンディング・テーマで、ケニー・Gと共演する。同年6月、ダーウィンが来た!EDテーマ「ボイジャーズ ~イースト・ミーツ・ウエスト」、テレビ朝日スペシャルドラマ「玉蘭」テーマ曲など、多数のタイアップ曲を収録したアルバム『チャイナ・ブルー』をリリース。このアルバムは「ADLB AWARDS 2007」[2]を受賞した。 2008年、在日17年の思いを綴ったオリジナル曲やクラシック曲を中心に、三宅一徳が全曲アレンジを担当したアルバム『ティアーズ』をリリース。 2009年、世界的に活躍する二胡奏者が一堂に会した「二胡サミット IN 東京」をプロデュース。また、同年に放映が始まったTBS系ドラマ『JIN-仁-』のMain Titleで二胡を担当する。 2010年6月、東京meets上海をテーマに、自身のアイデンティティーを問うアルバム『Back to the・・・』をリリース。プロデューサーに武部聡志、ゲストプレイヤーに鳥山雄司、藤原道山、小松亮太、森山良子らが参加。9月に上海で開催された上海万博会場にてコンサートを実施。 2011年、4月からNHK BS1『ほっと@アジア』テーマ曲で二胡を担当。来日20周年記念コンサート「夢胡蝶~Dream of the Butterfly~」を2日間にわたって開催。そのライブの模様を収録したライブDVDをリリース。 2012年、デビュー10周年を迎え、記念ベスト・アルバム『華胡蝶~THE BEST OF WeiWei Wuu』をリリース。 2013年、ギターの越田太郎丸、ピアノの森丘ヒロキとの3人で「WeiWei Wuuアコースティックトリオ」を結成。アルバム『上海ルンバ』をリリースし、全国ツアーを敢行。 2014年、更に進化する二胡のサウンドの追求をテーマに、プロデューサーに鳥山雄司を迎え、『Reborn』をリリース。3年連続となる全国ツアーを敢行。また、世界遺産の「白川郷」の観光ふるさと大使に就任し、そのイメージソング『時の旋律』も収録された。 2015年、クラシック、ジャズ、映画音楽、ジブリ、葉加瀬太郎作品等の名曲を中心にした、『ウェイウェイズ・アンソロジー』をリリース。4年連続となる全国ツアーを敢行。アルバムに収録された『笑顔の住む街』は武蔵小山イメージシングとして武蔵小山パルム商店街で土日の午前10時~午後8時までの間、毎時00分と30分にBGMとして放送されている。 2016年、来日25周年の記念アルバムとして、ベスト・バラード集『WeiWei’s Cafe Time』をリリース。同年7月11日、東京・武蔵小山に中国茶と二胡の音色を楽しめる店として「WeiWei’s Cafe(ウェイウェイズ カフェ)」をオープン。オーナーとしてメニューレシピの考案や茶器のセレクト、店内インテリアの買い付けなどを手掛けている。[3] 2017年、デビュー15周年の記念アルバム『Legacy』をリリース。全国コンサートを実施。 2019年、壮大な楽曲で彩られた通算13枚目のフルアルバム『扉』をリリース。二胡奏者ウェイウェイ・ウーが開く新たな音楽の扉。アートワーク撮影全編を故郷の上海で行い、サウンド面ではより中国色を意識した作品と同時に「イースト・ミーツ・ウェスト」を見事に表現した作品など、特別展「三国志」イメージソング”THREE KINGDOMS”収録。 2020年、未曾有の事態を迎え、今こそ音楽、二胡で人々の心を癒やすアルバム「贈りたい人へ」をリリース。同時にYouTube等への生配信を含め、動画の配信を続け、二胡愛好家向けの音源や譜面などを販売する「WeiWei’s Music Boutique」をネット上に展開を開始した。 2021年、来日30周年を迎え、17thアルバム『歳月之詩』をリリース。 2022年、デビュー20周年を迎え、さらなる二胡の可能性を感じさせる18thアルバム『∞インフィニティ∞』を5月にリリース。 2023年、5月にキリスト品川教会にて「Ballad Night」を実施。教会という場所での「極上のバラード」を披露した。同年12月6日に上記キリスト品川教会での初のライブアルバム、グローリアチャペルより贈る聖なるラヴソング集「”Holy” Love Songs 〜 live at Gloria Chapel 〜」をリリース。12月16日に東京・品川区立「きゅりあん・大ホール」にて年末コンサートを開催。 ディスコグラフィーCD
DVD
書籍二胡教本
曲集
出典
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