エムアップホールディングス
株式会社エムアップホールディングス(英: m-up holdings,Inc.は、東京都渋谷区渋谷に本社のある持株会社。東京証券取引所プライム市場上場企業。 概略芸能事務所のアンリミテッド・グループにおいて発足した、コンテンツ配信を行うインターネット関連事業部が母体となって2004年12月に株式会社エムアップが設立[6]。翌2005年1月に同社から携帯コンテンツ事業とeコマース事業を譲受している。 創業者であり現代表の美藤宏一郎は、XJAPAN元メンバーhideの所属事務所HEADWAX ORGANIZATIONの社長を務めていた当時、hideが生前語っていた「インターネットや携帯電話で音楽を聴く世の中になる」と言う言葉に賭けて当社を起業した[7]。2012年3月に当社が東証マザーズへ上場を果たした際には、取締役の姉帯恒(現・ユニバーサルミュージッククリエイティブ社長)がhideの遺影を抱えて美藤が打鐘し、hideへ感謝を伝えている[8]。 その後、翌2013年9月には東証一部へ上場。複数の連結子会社を設立の後、2020年4月に持株会社制へ移行し、現社名『株式会社エムアップホールディングス』へ商号変更。2022年4月からは東証プライムへ市場変更。 事業内容はコンテンツ事業(ファンクラブサイト運営、EC事業など)、電子チケット事業を中心に展開。その他、キャラクターコンテンツの配信や、アプリ開発、VR、ライブ配信、韓流、アパレルなどのグループ会社を傘下に置く。 沿革
事業Fanplusアーティストやタレントのファンサイト・ファンクラブの企画・開発・運営[9]やアーティストグッズオンライン販売システムの開発・運営、音楽メディアの企画・運営を行う。アーティストの生配信視聴に特化した視聴専用アプリ「FanStream」を提供している[10]。 2007年3月に設立されたエキサイトの音楽レーベル「エキサイト・ミュージック エンタテインメント」が始まりで、2010年5月にエキサイトグループを離れ「EMTG株式会社」に社名変更。2018年9月にエムアップの子会社となり[11]、2020年4月にエムアップのファンクラブサイト事業と統合して現社名「Fanplus」に変更した[10]。 Tixplus電子チケットアプリ「チケプラ」や、公式チケットトレードサービス「チケプラTrade」、プロスポーツチーム向けのデジタルカードコレクションサービスなどを開発・運営している。 旧EMTG社からチケット販売事業を分離する形で、2018年12月に「エンターテイメント・ミュージック・チケットガード」が設立され[12]、2020年4月に現社名「Tixplus」に変更した[13]。 Creative Plusエムアップを持株会社体制へ移行させるための会社分割として[14]、旧エムアップのコンテンツ事業を引き継ぎ2020年4月に設立された[15]。アニメ・キャラクター等、各種IPを活用したコンテンツやアプリ、WEBサービスの企画、提案、開発・運営を行っている。 WEARE2016年7月設立。アーティストやアイドルグループ、アニメIPなどのファンアプリの開発・運営や、ソーシャルゲーム・カジュアルゲームのプロデュース・企画・開発・運営などのアプリ事業や、2D・3D・アニメーションなどイラスト・アニメーション制作事業を行っている[16]。 FREE2015年12月設立。コンサート、各種イベント、テレビ・ラジオ番組の企画・制作やレコード原盤・ビデオ原盤の企画、制作、管理および藤原ヒロシの音楽部門マネージメント事業を行う[17]。2018年からディスクガレージと資本提携を結んでいる[18]。 VR MODEエムアップがファンクラブ事業などで培った、各権利元との繋がりを活かし、VRを中心とした先端表現技術を用いたライブ動画の生配信など、新たな事業の創出と発展、拡大を図ることを目的に、VRコンテンツ制作、360度動画の撮影、配信、販売プラットフォームの構築を主軸事業とし2018年4月に設立[19]。配信インフラをJストリーム、映像制作をセップ、撮影・高画質配信ソリューション技術協力がクロスデバイスが担当し[20]、2020年5月27日にサービス開始した[21]。 THE STAR JAPAN2014年11月に、韓国アーティストや俳優などの日本公式ファンクラブやECサイトの運営など、韓流コンテンツを中心に事業を展開する「ハンアップ」が設立。2016年6月に、韓国最大手インターネットメディアグループ「マネートゥデー」の完全子会社である「スターニュース」および映画・公演投資やグローバルマーケティングを専門とする「Kiwi Company」の連結子会社である「ザ・スター・アジア」との間で資本・業務提携を行い、社名を「THE STAR JAPAN」へと変更した[22]。 Roen JapanEC事業部で扱っている商品の越境EC販売、中国市場進出を見据えて2016年1月に「WateR」が設立[23]。2017年9月にWateRが「Roen Japan」に社名変更[24]。エムアップ内のアパレルブランド「Roen」を扱う部門[6]が移動し、同ブランドの展開を行っている。 Dear U plus韓国の芸能界で2020年から展開しているメッセージアプリ「bubble」(Dear U社提供)の日本版「bubble for JAPAN」事業の運営および管理を目的に2023年5月に設立した合弁会社[25]。翌2024年6月4日にサ―ビス開始した[26]。 脚注出典
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