オール・アイ・ワナ・ドゥ
「オール・アイ・ワナ・ドゥ」 (All I Wanna Do) は、アメリカ合衆国の歌手シェリル・クロウが1993年に発表した楽曲。作詞作曲はデビッド・ベアウォルド、ワイン・クーパー、シェリル・クロウ、ケヴィン・ギルバート。デビュー・アルバム『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』に収録。 1995年のグラミー賞で最優秀レコード賞と最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を獲得し、最優秀楽曲賞にもノミネートされた。ビルボード・ホット100では2位、アダルト・コンテンポラリ・チャートでは1位を記録した[1]。全英シングルチャートでは4位を記録した。 曲の構造歌詞は、アメリカの詩人ワイン・クーパー(Wyn Cooper)の詩「Fun」に基づく[2][3]。クロウのプロデューサーであるビル・ボットレルは、クーパーの詩集『The Country of Here Below』をカリフォルニアのパサデナの古本屋で見つけて、クロウは「Fun」を自身の曲の歌詞のために書き換えた。その結果、1987年時点ではわずか500冊しか出版されていなかった詩集が再版され、クーパーが著作権使用料を稼ぐことに貢献した。 オープニングのセリフ「This ain't no disco」は、トーキング・ヘッズの曲「ライフ」からの引用である。ラジオやライヴで演奏するときは、聞かれている地域への言及に変更される(例えば「This is VA」など)。 アレンジはスティーラーズ・ホイールの「スタック・イン・ザ・ミドル・ウィズ・ユー」(1972年)を元にしている[4]。 ミュージック・ビデオビデオはクロウの最初のビデオ「さらばラス・ヴェガス」と同じくデビッド・ホーガンが監督を務め、クロウとバンドのメンバーが通りで演奏している中、著名人が空に浮かんでいる。ビデオはテネシーのクラークスビルで撮影された。 ミュージック・ビデオには2つのバージョンがある。理由はわからないが、オリジナルのバージョンでは俳優のグレッグ・スポーレダー扮するビリーが出演していたが、編集後のバージョンでは削除されて1分3秒時点ではビリーの影のみが映り、1分12秒から14秒までと3分33秒から36秒までは腕のみが映っている。編集後のバージョンは彼女の Greatest Hits DVD collection で見ることができる。 認定
チャート
カバー・バージョンイギリスの歌手エイミー・スタッドは、シェリル・クロウからこの曲をカバーするかを尋ねられた[14]。2004年1月12日にスタッドの4枚目のシングルとして発売され、全英シングルチャートで21位を記録し[15]、アイルランドでは25位を記録した。 アル・ヤンコビックは、アルバム『Bad Hair Day』に収録されているポルカ・メドレーの「The Alternative Polka」にこの曲を含んでいる。 脚注
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