カワサキ・ZZR250
ZZR250(ゼットゼットアールにひゃくごじゅう)は、かつて川崎重工業が製造販売していたオートバイである。 概要ZZR250は1990年に発売された。ZZRシリーズを踏襲したフルカウルの車体となっているが、搭載エンジンは既存車種 (GPZ250R / GPX250R) からの流用であるDOHC4バルブ水冷直列2気筒248 ccであり、直列4気筒を搭載する他のZZRシリーズとは一線を画している。 発売当時から大きなモデルチェンジを受けることなく17年間にわたって販売された息の長いモデルであり、2002年までは日本で生産が行われていたが、2003年からはタイの工場に生産が移管された。自動車排出ガス規制のため、2007年8月末をもって生産終了となった。なお2008年発売のNinja250Rが、後継車種としての位置づけとなっている。 輸出仕様(北米向け)は「Ninja250R」として販売された。この車種名は1983年発売のGPZ250R以来、GPX250R、ZZR250、Ninja250R最終型の2012年まで使用されている。 近未来的かつスタイリッシュなフォルムで、ジェームズ・キャメロン監督が製作総指揮を務めた海外ドラマ『ダークエンジェル』や、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』に主人公機として登場している。また、2008年公開の北村拓司監督の映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』でも、物語後半に主人公が駆るバイクとして登場している。 モデル一覧EX250-H1(1990年)車体カラーは以下の3種類。
EX250-H2(1991年)車体カラーのラインナップを一部変更。
EX250-H3(1992年)車体カラーのラインナップは変更なし、細部の変更(デカール色仕様)※デカールの色仕様は基本的に各年モデルごとに変更されている。
EX250-H4(1993年)車体カラーのラインナップを一部変更。
EX250-H5(1994年)車体カラーのラインナップを一部変更。
EX250-H6(1995年)車体カラーはラインナップを全面変更、細部の変更(デカールによるグラフィック追加)。
EX250-H7(1996年)車体カラーはラインナップに変更なし、細部の変更(デカールによるグラフィック廃止)。
EX250-H8(1997年)車体カラーのラインナップを一部変更。
EX250-H9(1998年)車体カラーのラインナップを全面変更。
EX250-H10(1999年)車体カラーのラインナップを一部変更。
EX250-H13(2002年)車体カラーのラインナップを全面変更。
EX250-H15(2004年)車体カラーのラインナップを全面変更。
EX250-H16(2005年)車体カラーのラインナップを一部変更。
EX250-H6F(2006年)車体カラーのラインナップ変更なし。
EX250-H7F(2007年)車体カラーのラインナップを一部変更。
画像
参考文献
外部リンク
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