クラーク記念国際高等学校
クラーク記念国際高等学校(クラークきねんこくさいこうとうがっこう、Clark Memorial International High School)は、北海道深川市納内町3丁目2-40に本部を置く日本の広域制高等学校(通信制・単位制)。設置者は学校法人創志学園。2022年(令和4年)4月1日から吉田洋一が校長を務める。名誉校長は元プロスキーヤーの三浦雄一郎で、北海道深川市では唯一の私立高等学校である。 概要1992年(平成4年)、日本で6校目の広域通信制高等学校として開校。広域通信制高等学校としては実に25年ぶりの認可。 “クラーク”の名は、三浦雄一郎名誉校長の母校北海道大学のW・S・クラーク博士(札幌農学校初代教頭)にちなむ。 同博士の子孫であるデブラ・Y・クラークより、W・S・クラーク博士の精神を受け継ぐ高校として認知されている。デブラ・Y・クラークはクラーク記念国際高等学校を度々訪問し、W・S・クラーク博士の精神を伝えるために生徒や保護者と交流を深めている[2]。なお本校はミッション・スクール(キリスト教主義)ではない。 学校教育法第一条に定められた高等学校のため、卒業資格は一般的な全日制高校、定時制高校とまったく同等に扱われる(詳しくは高等学校通信教育を参照)。 科学技術学園高等学校の連携校である国際自由学園を前身とする。 深川の校舎は元拓殖大学北海道短期大学のキャンパス跡の建物を活用して設置されている[3]。 設立当時は北海道本校以外に東京キャンパスと芦屋キャンパスの1本校2キャンパスであったが、現在は全国にキャンパスを構え、総生徒数は11,000人を超える。 週5日通学の全日型コースを中心に、週1-5日通学のフレックス学習コース、WEB上での授業を実施できるWEB学習コースとある。 フロンティアワークス運営のPBW『蒼空のフロンティア』の制作協力に参加した。 2014年(平成26年)、北海道本校にて硬式野球部を発足。監督は駒大岩見沢高校にて甲子園に多数回出場経験がある佐々木啓司を招聘した。 2017年(平成29年)6月29日:東北楽天ゴールデンイーグルスと提携して仙台キャンパスに女子硬式野球部を創部すると発表[4][5][6][7][8]。初代監督は楽天でプレーした山崎隆広。 技能教育施設である横浜青葉キャンパスは女子生徒のみの募集を行っており女子校と称して運用していたが2023年度より共学化された。また、女子校時代には日本経済新聞出版発行「女子校という選択」にて横浜青葉キャンパスが紹介されていた[9]。 2021年(令和3年)、7月記者会見にてクラーク宇宙教育プロジェクトの始動を発表。プロジェクトアンバサダーに宇宙飛行士の山崎直子が就任。 2021年(令和3年)8月、全国高等学校演劇大会において、通信制高校のクラーク記念国際高等学校福岡中央キャンパスのパフォーマンス専攻が演目『FLOAT』で初出場ながら最優秀賞を受賞した。 2021年(令和3年)10月、深川キャンパス男子硬式野球部が第74回秋季北海道高校野球大会決勝戦を制し初優勝した。 2021年(令和3年)12月、第四回全国高校eスポーツ選手権「リーグ・オブ・レジェンド部門」において優勝。 2022年(令和4年)4月、「B.LEAGUE」B1西地区所属「広島ドラゴンフライズ」のオフィシャルパートナー(インタビューマイクパートナー)となった。2023年度に男子バスケットボール専攻を新開講すると発表。 設置学科当校は全日制課程の設置許可を受けていない[10]。そのため、週5日通学コースを「全日型」と称して運用している(学習指導要領に面接授業(スクーリング)時数の下限は示されていても、上限は示されていないことで可能になる運用である)。また、普通科とともに国際科、情報科学科の設置認可を受けているが、令和元年度には在籍する生徒が0人となっている[11]。コースについては各キャンパスにより様々なものがあるため、詳細は公式サイト参照。
沿革(沿革節の主要な出典は公式サイト[12])
不祥事サポート校からの不正編入問題2011年(平成23年)度から2015年(平成27年)度に掛け、提携先のサポート校である四谷インターナショナルスクール(学校教育法上は無認可)の生徒を不正に編入学させていたことが判明した。学園長は毎日新聞の取材に「海外のインターナショナルスクールと同様に四谷も単位認定できると誤認しており、認識が甘かった」と釈明した[15]。 キャンパス当校では、「自校の施設」「学校教育法に基づく技能教育施設」「提携のサポート校」すべてを「キャンパス」と称している[注 1]が、自校施設以外をこうした名称で呼ぶことは、「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン[16]」に反する[注 2]と同時に、学校教育法第135条1[注 3]に鑑み不適切[17]な表記である。各キャンパスがどのような形態に該当するかについては、文部科学省ウェブサイト上の資料[18]を参照のこと。 各「キャンパス」については、公式サイト上の「施設一覧」を参照のこと。 校歌
学園グループ関連の諸学校については、学校法人創志学園#設置校を参照のこと。 著名な出身者
俳優声優タレントスポーツ
その他
関係者脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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