クリスティン・リリー
クリスティン・マリー・リリー (Kristine Marie Lilly, 1971年7月22日 - )は、アメリカ合衆国の元女子サッカー選手である。元アメリカ代表。ポジションはフォワード。 同国代表で積み重ねた代表キャップ数は「354」にも達しており、この記録は男女サッカーを通して世界一である。 経歴コネチカット州ウィルトンで生まれ育ち、ウィルトン高校およびノースカロライナ大学チャペルヒル校を卒業。在学中の1991年に、大学サッカーの年間最優秀選手に贈られるハーマン杯(Hermann Trophy)を受賞。 卒業後にスウェーデンのティレースFC、ワシントン・ワーソッグズ、デラウェア・ジーニーズ、ボストン・ブレイカーズ、スウェーデンのKIFエーレブルーでプレー。エーレブルー退団後にボストン・ブレイカーズへ復帰している。 リリーを語る際に忘れてはならないのは、長年にわたる代表チームでのキャリアである。1987年に代表デビューして以来、代表キャップ数を着実に積み重ね、1998年にはノルウェー代表のMFヘイディ・ストールのキャップ数151を抜いて、女子選手最多代表キャップ数保持者となった。その後、サウジアラビア代表のGKモハメド・アル=デアイエのキャップ数178も抜き去り、男女合わせての最多代表キャップ数保持者となった。 2006年1月18日に行われたノルウェー代表との国際親善試合は、リリーの代表キャップ数300を記念する試合となったが、彼女はこの試合で、FWミシェル・エイカーズの代表通算ゴール記録(105点)に並ぶゴールも決めている。 2007年9月11日、中国で行われた2007 FIFA女子ワールドカップで、北朝鮮代表戦に出場し、ノルウェー代表のベンテ・ノルドビーと共に、5回目のワールドカップに出場した最初の女子選手となった。9月22日の対イングランド代表戦では、女子ワールドカップにおける当時の最年長ゴール記録も打ち立てた。 そして2010年11月5日のメキシコ代表戦をもってアメリカ代表を引退した。その試合で前人未到の354キャップに到達した。 大学時代にホッケーやゴルフの選手として知られた消防士の男性と結婚。2008年に長女を出産した。このため北京オリンピックへの出場はしなかった。2011年に現役引退を表明。 個人成績
表彰歴
外部リンク
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