ケリー・パブリク
ケリー・ロバート・パブリク(Kelly Robert Pavlik、1982年4月4日 - )は、アメリカ合衆国の男子プロボクサー。オハイオ州ヤングスタウン出身。元WBC・WBO世界ミドル級統一王者。 来歴アマチュア時代若い頃からボクシングを始めたパブリクは、アマチュアボクシングの世界で際立った才能をみせ、1998年にはアメリカジュニア選手権チャンピオン、ゴールデングローブアマチュアチャンピオンとなった。さらに1999年にはアメリカアマチュア選手権19歳以下の部で金メダルを獲得。2000年のアメリカアマチュア選手権では19歳以下ながら成人の部で堂々銅メダルを獲得した。しかし、同年のオリンピック代表選考では後にライバルになるジャーメイン・テイラーに敗れている。アマチュア時代の戦績は89勝9敗[1]。 プロ時代2000年にパブリクはプロ転向を目指し、6月16日にプロデビューすると、KO勝利の山を築いていく。しかし、バーナード・ホプキンスが王者に君臨する当時のミドル級においては、次世代の若手としての注目はどうしてもシドニーオリンピックで銅メダルを獲得し華々しくプロデビューしたジャーメイン・テイラーに集まりがちであった。 パブリクは、2005年10月7日には空位のNABF北米ミドル級王座を獲得。同王座を2度防衛した後、2007年5月19日にエディソン・ミランダ( 2007年9月29日に行われたジャーメイン・テイラーとの無敗同士の世界戦では、パブリクは2回にダウンを奪われるが、7回2分14秒TKO勝ちを収め、WBC・WBO世界ミドル級統一王者となった。 2008年2月16日、166ポンドのキャッチウェイトのノンタイトル戦でジャーメイン・テイラーとダイレクトリマッチ、僅差3-0の判定で返り討ちにした。6月7日にはゲイリー・ロケット( 2008年10月18日、元WBA・WBC・IBF・WBO世界ミドル級スーパー王者のバーナード・ホプキンス( 2009年2月21日、故郷・オハイオ州ヤングスタウンで、マルコ・アントニオ・ルビオ( 2009年12月19日、オハイオ州ヤングスタウンでミゲル・アンヘル・エスピノ( 2010年4月17日、WBC世界スーパーウェルター級王者セルヒオ・マルチネス( 2013年2月23日、ロサンゼルスのガレン・センターで2階級制覇を目指しWBA・WBC世界スーパーミドル級スーパー王者アンドレ・ウォード( 2014年に治安紊乱行為と飲酒運転で2度罰金刑を受けた[7]。 2015年4月18日、フーファイターズのコンサートで酒に酔って喧嘩をしたとして逮捕され[8]、治安紊乱行為で50ドルの罰金刑に処された[7]。 2017年4月7日、2016年に工事業者にペレット銃を撃った事件と、2011年に配管を盗むために不法侵入をした事件について執行猶予付きの有罪判決が下され、パブリクは薬物更生施設へ入った[7]。 戦績
獲得タイトル脚注
関連項目外部リンク
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