サンエーマチナトシティ
サンエーマチナトシティは、沖縄県浦添市城間にあるサンエーが運営する広域型ショッピングセンター(GMS)であり、同社初の郊外型GMSである[4]。 概要1985年、「マチナトショッピングセンター」の店名で開業[4][3]。サンエーにとって初の広域型の大型店舗であり、沖縄県内においても食品、衣料、外食の揃った初の本格的なショッピングセンターであった[5][4]。また、ゆっくりと買い物を楽しんでもらうため、600台収容可能な無料駐車場(当時)を完備している点もポイントであった[6]。その後、2013年のリニューアルで、店名を現在の「マチナトシティ」に改称。このリニューアル時では、アパレルブランド「ジーユー」の県内初出店が話題を呼んだ[4]。 2025年4月15日、同年10月31日をもって閉店することを発表[4]。サンエーにおける浦添市城間の旗艦店であったが、開店から40年を経て老朽化していることに加え、近隣にサンエーの広域集客型店舗が増えたことが要因とされている[3]。なお、跡地の活用方法は、2025年春時点では発表されていない。このほか、同年3月末で閉店した「ジーユー」は、4月25日にサンエー浦添西海岸 PARCO CITYへ移転オープンした[4][7]。 「マチナト」の由来[注 1]その昔、源為朝が琉球に渡来し、地元の女性と恋に落ち男子をもうけたという有名な故事がある[注 2]。愛する家族ができたとはいえ、月日がたつにつれ、為朝の望郷の念は増すばかり。ある日故郷を目指し妻子とともに航海にでたが、途中で暴風雨に遭い、琉球に引き返らざるをえなくなった。暴風雨に遭ったのは、女子供を乗せたことで、海神が怒ったからだという。やむなく為朝は妻子を残して、立ち去った。琉球に残された妻と子は、毎日港に出て、ひたすら為朝の帰りを待ち続けたという。この故事にちなんでこの地を、待つ港、マチミナト、マチナトと呼ぶようになったといわれている[3][8]。 シンボルマークの由来[注 1]航海に出た愛する人を港で待つ女性の姿は美しい。それは、為朝の世も今も変らない。古よりマチナトは、そうした女性のイメージの似合う街である。Mの字をシンボライズした中に描かれた2人の女性の神秘的で洗練された横顔に、心のおしゃれを大切にする沖縄女性の気持を表現している。 沿革
アクセス
第二城間バス停下車、徒歩1分-5分。 →詳細は「沖縄本島のバス路線」を参照
脚注注
出典
関連項目 |
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