ジェイソン・バルガス
ジェイソン・マシュー・バルガス(Jason Matthew Vargas, 1983年2月2日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡アップルバレー出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。フリーエージェント(FA)。愛称はバルギー[1]。 ニューヨーク・ヤンキースなどでプレーしたランディ・ベラーディは叔父にあたる。 経歴プロ入り前2001年のMLBドラフト43巡目(全体1273位)でミネソタ・ツインズから指名されたが、契約せずにルイジアナ州立大学へ進学。 2003年にカリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ編入。そこでは後に再び同僚となるジェレッド・ウィーバーがいた。 プロ入りとマーリンズ時代2004年のMLBドラフト2巡目(全体68位)でフロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り。 2005年7月14日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。 メッツ時代2006年11月20日にトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[2]。 マリナーズ時代![]() (2011年5月12日) 2008年12月10日にクリーブランド・インディアンスも含めた合計12選手が動く三角トレードにおいてシアトル・マリナーズに移籍した[3]。 2010年からマリナーズの先発に定着した。 2011年には初の二桁勝利を達成した。 2012年は自己最多の217.1イニングを投げ、チームトップの14勝を挙げた。 エンゼルス時代![]() (2013年6月11日) 2012年12月19日にケンドリス・モラレスとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに移籍した[4]。 ロイヤルズ時代2013年11月21日に4年3200万ドルでカンザスシティ・ロイヤルズと契約。 2014年は、ロイヤルズの先発ローテーションで1完封含む30試合に投げ、2年ぶりの二桁勝利となる11勝を挙げた。防御率3.71は、規定投球回到達/未達の関係なく、バルガスの自己ベストの値である。 2015年は、左屈筋の張りで5月8日(5月26日復帰)と6月13日に15日間の故障者リスト入りし、7月21日に故障者リストから復帰したが、翌22日左尺骨側副靭帯断裂で三たび15日間の故障者リスト入りした[5]。その後、トミー・ジョン手術を受ける事となった[6]。結局、鳴り物入りで加入した2年目は9試合の登板に留まった。 2016年、前年に受けた手術から復帰し、3試合に先発登板した。投げた試合数こそ僅かだったが、防御率2.25・WHIP0.92だった。 2017年は前年の投球内容そのままに開幕から安定した投球を見せ、前半戦をいずれもリーグトップとなる12勝、防御率2.62で折り返して自身初となるオールスターに選出された。オールスター後は調子を落としたが、最終的に18勝11敗、防御率4.16を記録し、自身初タイトルとなる最多勝利を受賞した。オフの11月2日にFAとなった[7]。 メッツ復帰2018年2月18日にメッツと2年1600万ドル+最大300万ドルの出来高(2020年は800万ドルのオプション)で契約を結んだ[8]。 フィリーズ時代2019年7月29日にオースティン・ボッサートとのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[9]。オフにFAとなった[10]。 投球スタイル二種類の速球(フォーシーム、ツーシーム)を投げるが、球速は85~90mph(136.8~144.8km/h)とMLBではかなり遅い部類に入る。変化球はチェンジアップがメインで、左打者にはカッターも有効的に用いる。あまり多くないが、カーブも投げる[11]。 詳細情報年度別投手成績
タイトル
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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