ジェベル (競走馬)
ジェベル(Djebel、1937年 - 1958年)はフランスの競走馬、種牡馬である。名馬産家マルセル・ブサックの代表的な生産馬で1940年の2000ギニー、1942年の凱旋門賞を制した。 戦績初戦を2着したあとのモルニ賞でも2着。イギリスに遠征しミドルパークステークスに出走、イギリスで初勝利を挙げる。その後はフランスに戻りシャトゥ賞を勝利、オマール賞を2着としてフランス最優秀2歳馬に選ばれた。 3歳になったジェベルはラグランジュ賞で勝利したあと、イギリスのクラシック・2000ギニーに挑戦する。21頭もの出走馬がいたが、後続に2馬身差で勝利した。ブサックにとっては初のイギリスクラシック制覇となった。のちフランスに戻り、プール・デッセ1着(プール・デッセ・デ・プーリッシュと10月に合同開催)、シャンティイ賞(代行ジョッケクルブ賞)3着として3歳シーズンを終えた。 4歳ではボイヤール賞、アルクール賞、エドヴィユ賞と3連勝するがサンクルー大賞では2着、シャンティイ賞でも2着として凱旋門賞では3着となる。5歳になった1942年はサブロン賞を1着したあとは前年と同じローテーションで進み、ボイヤール賞、アルクール賞、エドヴィユ賞では2年連続勝利とともに4連勝とした。サンクルー大賞ではレコードタイムで勝利、シャンティイ賞でも勝利して6連勝で臨んだ凱旋門賞では後続に2馬身差をつけて勝利、7連勝を達成しフランス最優秀古牡馬に選ばれた。 競走成績
引退後引退後はトウルビヨンやゴヤ、ファリスとともにブサックの主要な種牡馬として活躍した。初年度産駒からジェラル、アルバーなどを送り出し1947年から1949年まで3年連続でフランスリーディングサイアーを獲得した。1950年はサイアーランキング2位となるが1956年にふたたびフランスリーディングサイアーに輝いた。コロナティオンが凱旋門賞を制し、ガルカドールは71年ぶりとなるヘロド系のダービー馬となった。 ジェベルは1958年に死亡した。メゾンラフィット競馬場ではジェベルの名を冠したジェベル賞 (G3) が行われている。 おもな産駒
血統表
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