ジョシュア・ファリス
ジョシュア・ファリス(英語: Joshua Farris, 1995年1月6日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性元フィギュアスケート選手(男子シングル)。 2013年世界ジュニア選手権優勝。2015年四大陸選手権2位。 人物経歴6歳の誕生日に母に連れられてスケートを始める。 2006年のジュヴナイルクラスを皮切りに、全米ジュニア選手権や全米選手権の各クラスで優勝。2009年にノービスクラスで優勝し、アメリカナショナルチームに選出される。 翌2009-2010シーズンからジュニアグランプリシリーズに参戦。2010-2011シーズンのジョン・カリー記念で初優勝し、ジュニアグランプリファイナル初出場を果たした。全米選手権は公式練習での4回転ジャンプの転倒で外転筋を断裂。しかし試合には出場しSP13位となった。FSの前日の1月29日、訪れたレストランで牛乳アレルギーによるアナフィラキシーショックを起こし、救急救命室へ搬送された。午前3時まで病院に滞在する状況ながら試合には出場した。FSでは全てのジャンプでマイナスの評価を受け最下位、総合でも22人中21位という結果だった。また、2つ目の3回転アクセルの転倒により、腓骨の骨折とアキレス腱の損傷の怪我を負った[1]。大会終了後、クリスティ・クラールとデイモン・アレンにコーチを変更した。 2011-2012シーズンはジュニアグランプリシリーズのバルティック杯及びタリン杯で優勝。ジュニアグランプリファイナルではSPで首位につけるも、プログラムを変更したFSで逆転され3位となる。世界ジュニア選手権でもFSで逆転を許してしまうが、初出場ながら銀メダルを獲得した。 2012-2013シーズン、ジュニアグランプリシリーズのレークプラシッド大会で4回転トウループを成功させ、2位に30点以上の大差をつけ優勝した。続くセンシラ・ブレッド杯でも優勝し、ジュニアグランプリファイナルでは前年より順位を上げ2位。惨敗が続いていた全米選手権では大きく順位を上げ4位に入り表彰台に上った。世界ジュニア選手権ではSP、FSともにパーソナルベストを更新し優勝。 2013-2014シーズン、シニアクラスへ移行。USインターナショナルクラシックでは3位。スケートカナダでは5位。ロステレコム杯は練習中に右足首を捻挫し棄権した[2]。全米選手権では2年連続でピューターメダルを獲得。 2014-2015シーズン、右足首の怪我の影響で中国杯を欠場[3]。全米選手権では銅メダルを獲得し、初の世界選手権代表に選出された。四大陸選手権ではパーソナルベストを30点以上更新し銀メダルを獲得した。 2015-2016シーズン、7月中旬の練習中に4回転トウループで激しく転倒し、首の後ろ部分がむち打ちのような状態になり脳震盪を引き起こした。そこから練習を再開してすぐに再び脳震盪があり、車に乗車する際に頭をぶつけ再び症状が起こった。3週間の間に3度の脳震盪を経験し、グランプリシリーズは2戦ともに出場を辞退した[4]。 2016年7月1日、健康を優先するために競技からの引退を発表した[5]。 2017年2月に現役復帰への意向を表明し、2017年NHK杯へのエントリーも決定した。しかしながら、3度の脳震盪から引き起こされた脳損傷により、2017-2018シーズン中の復帰には至らなかった[6]。 主な戦績
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脚注
参考文献 |
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