スヌーピーのグレート・レース
スヌーピーのグレート・レース(英: Snoopy's Great Race)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのユニバーサル・ワンダーランドに設置されている、『ピーナッツ』をテーマにした屋内型ローラーコースターである[2]。 概要2001年3月31日のユニバーサル・スタジオ・ジャパン開園と同時に「スヌーピー・スタジオ」の「スヌーピー・サウンド・ステージ・アドベンチャー」内にオープンした[2]。 2020年2月29日、新型コロナウイルスによる国内感染拡大を防止するため、パークの営業が一時休止され、その後営業再開となった同年6月8日以降も、本アトラクションは再開日未定の状態で長期間休止していた[3]。 2021年3月17日、本アトラクションに関する情報がパークの公式サイトから削除され、予告なしにクローズとなった[4]。 ストーリースヌーピーが映画監督を務める「スヌーピー・スタジオ」を舞台に、ゲストはライドに乗車してエキストラとして映画に出演する[5]。 製作本アトラクションの設計・施工は泉陽機工が担当した。1998年1月、アメリカのUSIと契約が交わされた時点で、平面レイアウトや高さが既に決まっており、コース設計には多くの工夫が必要だった。また、安全性に関するUSIの要望は非常に厳しく、センサーを多数取り付けていつでも非常停止が可能な制御システムを求められた。 設計に関しては、USIと電子メールでやりとりを行っていたが、言語の問題や設計思想の違いもあり進行は困難を極めた。その後、直接交渉のため渡米し、以降は順調に進捗して1999年7月に全設計が完了した。 設置作業も難航した。通常は2~3週間で済むところ、USJの場合は建物の装飾を並行して進める分割作業であったため、2000年3月から7月までの約5カ月を要した。その後、安全審査として砂袋を載せたウェイトテストや、通常の日本国内遊具での試運転を大幅に超える1,000回連続の運転試験(「1000回テスト」)を実施。厳格な試験が行われた。 試運転中には、「プレジデントレビュー(会長の試乗)が明後日に予定されているため、それまでに準備を整えてほしい」という要望があった。当時のチーフであった北野巧は一度断ったものの、担当者の落胆した様子を見て関係者と相談し、徹夜でテストを行う決断を下した。24時間にわたる連続テストを行い、最終的に期限に間に合わせることに成功した[6]。 脚注
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