スペースインベーダーエクストリーム
『スペースインベーダーエクストリーム』(英: Space Invaders Extreme)は、タイトーより発売された家庭用ゲーム機向けソフト、およびそのシリーズ。 第1作は『スペースインベーダー』30周年を記念して発売。『スペースインベーダー』のゲーム内容を踏襲しながらも、ビジュアル・サウンド面の強化やパワーアップ制の採用など、より現代的なアレンジが施されている。 その後続編や、40周年を記念した移植作もリリースされている。 システムインベーダーはさまざまな編隊(ウェーブ)を組んで出現し、また編隊を全滅させても次の編隊が出現する。一定数の編隊を全滅させると、ボスインベーダーが登場し、それを倒すとステージクリアとなる。インベーダーの攻撃や体当たりにやられるか、インベーダーが最下段まで侵攻することで、自機(CANNON)が1機減る。 インベーダーにも多彩な種類があり、大きさや攻撃方法が異なるほか、撃墜すると周囲に爆風を巻き起こす「ボムインベーダー」、プレイヤーの弾を反射する「リフレクトインベーダー」なども存在する。 フィーチャー本作ではインベーダーがCRAB(カニ型)・OCTOPUS(タコ型)・SQUID(イカ型)の3種類のほか、白・青・赤・緑・黒の5色に分かれている。これらインベーダーを、特定の条件に基づき続けて4体撃墜することで「フィーチャー」が成立し、さまざまな効果が得られる。 パワーアップフィーチャー同じ色のインベーダーを続けて4体撃墜すると、パワーアップアイテムを落とし、取得すると以下のパワーアップが得られる(白を除く。また同じ色のインベーダーを倒す合間に白を倒しても支障はない)。
ラウンドフィーチャー同じ色のインベーダー(白・黒を除く)を続けて4体撃墜後、さらに別の同じ色(白・黒を除く)のインベーダーを続けて4体撃墜すると、「フラッシングUFO」が出現。撃墜すると画面が切り替わり、ミニゲーム「ラウンド」が始まる(稀に登場する「ラウンドUFO」を撃墜しても開始)。ラウンドは「制限時間内にノルマを達成する」という共通ルールがあり、ノルマには敵を一定数倒す、アイテムを規定数キャッチするなど、さまざまな種類がある。 ノルマ達成に成功すると、ゲーム再開と同時に一定時間「フィーバータイム」に突入。前述のパワーアップがさらに強化されるほか、通常よりも高得点の「ジャックポットUFO」が飛来する。また、ジャックポットUFOが7回飛来すると、さらに高得点の「スーパージャックポットUFO」が飛んで来る。 チェンジトゥUFOOCTOPUSを続けて8体撃墜すると、その編隊のインベーダーがすべてUFOに変化。高得点になるほか、1体撃ち落とすだけで色に応じたパワーアップアイテムを落とす。 ルーレットフィーチャーSQUIDを続けて4体撃墜後、CRABを続けて4体撃墜すると、「ルーレットUFO」が出現。撃墜すると画面が切り替わり、ミニゲーム「ルーレット」が始まる。ルーレットUFOは、フィーチャーを揃えなくても時々出現する。 円環状に高速移動するインベーダーを1体だけ撃ち落とせ、その色に応じて様々な効果が得られる。 ランプインベーダーを特定の条件で撃墜すると、背景のランプが点灯。すべてのランプが点灯すると、自機が1機増える。
スコアシステム本作では、スコアを上げることで「レベル」が上昇し(最大でレベル10)、それに応じプレイヤーの攻撃力が上がっていく。 レート獲得したスコアの倍率。敵を倒すごとにゲージが蓄積し(フィーバータイム中を除く)、ゲージが最大になると倍率が上がったうえでゲージがゼロに戻る。最大で5倍まで。 レートが5倍の状態でさらにゲージを最大まで蓄積すると、一定時間レートが10倍になる「ブレイク」状態となる(ブレイク終了後レートは1倍に戻る)。また、この間にラウンドフィーチャーが発生し、ノルマ達成に成功すると、フィーバータイムが1.5倍となる。なお、ステージ内でのブレイク回数は、ステージクリアの際のボーナスに影響する。 チェイン敵を連続して撃墜した数。敵を撃墜後、一定時間内に次の敵を撃墜すると、チェイン数が上昇していく。時間内に敵を撃墜できないと、チェインはゼロから数え直しとなる。 ステージ内の最大チェイン数が、ステージクリアの際のボーナスに影響する。 ビジュアル・サウンド
作品スペースインベーダーエクストリーム2008年2月21日に同時発売された、ニンテンドーDS用およびPlayStation Portable用ソフト。また2009年5月10日には、Xbox Live ArcadeにPSP版が移植されている。PSP版の開発はガルチ(後のカヤックアキバスタジオ)が担当。 1人プレイの「アーケードモード」、世界ランキングに登録できる「ランキングモード」、2人で対戦する「ネットワーク」の各モードが存在。ニンテンドーDS版は、外部周辺機器「DS/DS Lite振動カートリッジ」および「パドルコントローラDS」に対応。ただし後者は「ランキングモード」および「ネットワーク」には使用できない。 PSP版ではSUGIURUMN、DJ AKiなど著名クラブミュージシャンの書き下ろしサウンドがBGMとして使われている反面、ハード上の制約からインタラクティブサウンドやBGM一体型効果音は導入されていない。
スペースインベーダーエクストリーム22009年3月26日に発売された、ニンテンドーDS用ソフト(DSi・DSi LL・3DS・3DS LL・2DS・New 3DS・New 3DS LL・New 2DS LLを除く)。前作のコンセプト「クール」[1]に加え、本作は「ポップ」もコンセプトに据えられている。 作曲に元ZUNTATAの櫻井浩司が参加。アートディレクションにNORISHIROCKS、デザイナーにペッパーショップらが起用されている[2]。また、最終面に登場するキャラクター「UFO-CO(うほこ)」は、みなづきふたごがデザイン[2]。
スペースインベーダーエクストリーム Z2009年11月4日に発売された、ニンテンドーDSiウェア。タイトーのDSiウェア第1作目で、『スペースインベーダーエクストリーム2』をベースとしている[3]。 モードは「スコアアタック」と「タイムアタック」の2種類に絞られ、難易度を選べる代わりにステージの概念を撤廃。ショットレベルも固定化され、エクステンドも無くなるなど、2と比較すると大幅にシンプルな内容となっている。 スペースインベーダーエクストリーム for Steam2018年2月13日よりSteamにて配信開始された、PC向けソフト。『スペースインベーダー』40周年記念作品。 内容は初代の移植ではあるが、全面的にリニューアルされている[4][1]。
サウンドトラックサウンドトラックでは、ゲーム中で実現できなかったシームレスな構成を実現している[1]。
備考
脚注
外部リンクゲーム公式
サウンドトラック |
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