セイウンコウセイ

セイウンコウセイ
2017年高松宮記念
欧字表記	Seiun Kosei
香港表記	特色星雲
品種	サラブレッド
性別	牡
毛色	栗毛
生誕	2013年3月8日（12歳）
死没	（存命）
登録日	2015年5月7日
抹消日	2022年1月5日
父	アドマイヤムーン
母	オブザーヴァント
母の父	Capote
生国	日本（北海道新ひだか町）
生産者	桜井牧場
馬主	西山茂行
調教師	上原博之（美浦）
競走成績
生涯成績	42戦7勝
獲得賞金	3億3657万3000円
勝ち鞍 GI 高松宮記念 2017年 GIII 函館スプリントステークス 2018年
テンプレートを表示

セイウンコウセイは、日本の競走馬である。2017年の高松宮記念に優勝した。

馬名の意味は冠名の「セイウン」と「恒星」^[1]。

2015年6月27日東京の新馬戦でデビューし8着。その後の未勝利戦でも12着、6着、2着となりこの年を終える。

3歳となった2016年は2戦連続で2着になったのち、3月21日の未勝利戦で初勝利を挙げる。続く5月1日の500万下は2着を挟んで、5月29日の500万下で2勝目を挙げる。昇級戦となった7月のさくらんぼ特別で3勝目を挙げる。休養後、10月の白秋ステークスでは13着と惨敗するも11月の渡月橋ステークスで4勝目を挙げ、この年を終える。

重賞初挑戦となったシルクロードステークスは好位追走から一旦は先頭に立つも後方から追い込んできたダンスディレクターにかわされ2着となる^[2]。そして3月26日の高松宮記念は好位でレースを進め、最後の直線で抜け出すと馬場の内側から伸びてきたレッツゴードンキを1馬身1/4差抑えGI初制覇を果たした^[3]。しかし、その後は実力を発揮しきれず、函館スプリントステークス4着、スプリンターズステークス11着、スワンステークス14着、京阪杯7着と不本意な形でこの年を終える。

年明け初戦のシルクロードステークスで2着と、復調の兆しを見せる。高松宮記念6着、京王杯スプリングステークス12着と惨敗するも、6月17日の函館スプリントステークスでは逃げの手で1年3ヶ月ぶりの勝利と重賞2勝目を挙げた^[1]。しかし、秋シーズンはスプリンターズステークス12着、久々のダート戦となったJBCスプリントも14着と凡走が続き、この年を終える。

年明け初戦のシルクロードステークスで15着と大敗。そのため高松宮記念では12番人気と低評価だったが、それを覆し2着となった。3ヶ月の休養を挟み、6月のCBC賞でも3着に入った。しかし、その後は凡走が続いた。

7歳となった2020年は5戦するがいずれも着外に終わった。翌2021年も現役を続行、着外が続いていたが8月のキーンランドカップで3着と久々に好走した。その後10月のスワンステークスは好位追走も伸びを欠き9着に敗れた。引退レースとなった12月25日の阪神カップでは中団追走から追い上げてくるも6着となった。2022年1月5日付で競走馬登録を抹消、引退後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる^[4][5]。

以下の内容は、JBISサーチ^[6]およびnetkeiba.com^[7]に基づく。

• 母の半兄にタイキフォーチュン、タイキリオン^[10]（2002年ニュージーランドトロフィー）、半姉にタイキダイヤ^[11]（1999年クリスタルカップ、孫にクラリティスカイ）がいる。
• 4代母Tamerettは名種牡馬エタンの半妹。子孫にTentam^[12]（1973年メトロポリタンHなどGI3勝）、ノウンファクト、Tappiano^[13]（1986年メイトロンSなどGI3勝）、ゴーンウェスト、レディジョアン^[14]（2007年アラバマステークス）、Shackleford^[15]（2011年プリークネスSなどGI3勝）など。日本ではエーピージェット^[16]（1992年京成杯）やサクラオリオンが近親にあたる。

1. ^ ^{a b} “【函館スプリントＳ】セイウンコウセイ復活Ｖ！”. サンケイスポーツ. (2018年6月18日). https://race.sanspo.com/keiba/news/20180618/ope18061805030003-n2.html 2021年1月8日閲覧。 
2. ^ “ダンスディレクター完全復活＆連覇達成！/シルクロードS”. netkeiba.com (2017年1月29日). 2017年3月26日閲覧。
3. ^ “セイウンコウセイが突き抜けGI初制覇！/高松宮記念”. netkeiba.com (2017年3月26日). 2017年3月26日閲覧。
4. ^ “セイウンコウセイが阪神カップ６着をもって引退　上原師「今後は種馬になる予定です」”. 東京スポーツ. (2021年12月25日). オリジナルの2022年4月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220429015030/https://tospo-keiba.jp/reporter-forecast/7418 2021年12月25日閲覧。 
5. ^ “セイウンコウセイが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会. (2022年1月5日). オリジナルの2022年1月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220105154648/https://www.jra.go.jp/news/202201/010509.html 2022年1月6日閲覧。 
6. ^ “セイウンコウセイ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年3月26日閲覧。
7. ^ “セイウンコウセイの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年8月7日閲覧。
8. ^ ^{a b c} “血統情報：5代血統表｜セイウンコウセイ”. JBISサーチ. 2017年4月4日閲覧。
9. ^ “セイウンコウセイ - 競走馬詳細 - UMATOKU”. 馬トク. 報知新聞社. 2022年2月16日閲覧。
10. ^ “タイキリオン | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年2月20日閲覧。
11. ^ “タイキダイヤ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年2月20日閲覧。
12. ^ “Tentam(USA)”. JBISサーチ. 2019年2月20日閲覧。
13. ^ “Tappiano(USA)”. JBISサーチ. 2019年2月20日閲覧。
14. ^ “レディジョアン(USA)”. JBISサーチ. 2019年2月20日閲覧。
15. ^ “Shackleford(USA)”. JBISサーチ. 2019年2月20日閲覧。
16. ^ “エーピージェット | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年2月20日閲覧。

• 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ

表 話 編 歴 高松宮記念勝ち馬

国際競走指定前： 第01回（1971年） シュンサクオー 第02回（1972年） ジョセツ 第03回（1973年） タケデンバード 第04回（1974年） ハイセイコー 第05回（1975年） イットー 第06回（1976年） フジノパーシア 第07回（1977年） トウショウボーイ 第08回（1978年） ヤマニンゴロー 第09回（1979年） ネーハイジェット 第10回（1980年） リンドプルバン 第11回（1981年） ハギノトップレディ 第12回（1982年） カズシゲ 第13回（1983年） ハギノカムイオー 第14回（1984年） キョウエイレア 第15回（1985年） メジロモンスニー 第16回（1986年） ラグビーボール 第17回（1987年） ランドヒリュウ 第18回（1988年） オグリキャップ 第19回（1989年） メジロアルダン 第20回（1990年） バンブーメモリー 第21回（1991年） ダイタクヘリオス 第22回（1992年） ミスタースペイン 第23回（1993年） ロンシャンボーイ 第24回（1994年） ナイスネイチャ 第25回（1995年） マチカネタンホイザ 第26回（1996年） フラワーパーク 第27回（1997年） シンコウキング 第28回（1998年） シンコウフォレスト 第29回（1999年） マサラッキ 第30回（2000年） キングヘイロー 国際競走指定後： 第31回（2001年） トロットスター 第32回（2002年） ショウナンカンプ 第33回（2003年） ビリーヴ 第34回（2004年） サニングデール 第35回（2005年） アドマイヤマックス 第36回（2006年） オレハマッテルゼ 国際G1昇格後： 第37回（2007年） スズカフェニックス 第38回（2008年） ファイングレイン 第39回（2009年） ローレルゲレイロ 第40回（2010年） キンシャサノキセキ 第41回（2011年） キンシャサノキセキ 第42回（2012年） カレンチャン 第43回（2013年） ロードカナロア 第44回（2014年） コパノリチャード 第45回（2015年） エアロヴェロシティ 第46回（2016年） ビッグアーサー 第47回（2017年） セイウンコウセイ 第48回（2018年） ファインニードル 第49回（2019年） ミスターメロディ 第50回（2020年） モズスーパーフレア 第51回（2021年） ダノンスマッシュ 第52回（2022年） ナランフレグ 第53回（2023年） ファストフォース 第54回（2024年） マッドクール 第55回（2025年） サトノレーヴ