ダウン・トゥ・アース (レインボーのアルバム)
『ダウン・トゥ・アース』 (Down to Earth) は、1979年に発表されたレインボーのアルバム。 概要1978年12月、リッチー・ブラックモアと共に結成以来のメンバーだったロニー・ジェイムス・ディオが、目指す音楽の方向性が明確に差が出てしまった[3]ことを理由に脱退[注釈 1]。ボブ・デイズリー(ベース)とデヴィッド・ストーン(キーボード)もディオに続き、結果的に最も早くから脱退の意思を表していた[3]コージー・パウエルだけが残留した。 パウエルの推薦でドン・エイリー(キーボード)が加入[4]。また当初は作曲とプロデュースに招聘されたロジャー・グローヴァーが、ブラックモアの強い要請によりベーシストとして加入。さらにマーブルスという二人組の「オンリー・ワン・ウーマン」(1968年)[注釈 2]を聴いたブラックモアの発案でグラハム・ボネット(ボーカル)が1979年3月に加入した[5]。 ディオ脱退後の最初のアルバムになった本作は、フランスのシャトー・デュ・パラス[3]という古城で、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンが所有する移動式スタジオ「メゾン・ルージュ・モービル」を使用して、新メンバーが決定する前の1979年3月から制作された。 最初にシングル・カットされた「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」はラス・バラードの曲のカバー[6][注釈 3]。この曲はレインボーのオリジナル曲にはあまり見られなかった明るくてポップな作風を有しており、彼等にとって初の全英シングル・チャートでのトップ10入り(最高6位)[1]、全米シングル・チャートへのチャート・イン(最高57位)を果たすヒットになった[7]。しかし一方では一部のファンから批判され、パウエルも演奏したくないと発言した[8][注釈 4]。 収録曲
※ LP盤ではトラック1-4がA面、5-8がB面に収録された。 メンバー
カヴァー
脚注注釈出典
引用文献
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