ダブルダンジョン
『ダブルダンジョン』 (Double Dungeons) は、1989年9月29日に日本コンピュータシステムのブランド、メサイヤから発売されたPCエンジン用3DダンジョンRPG。 全22種類のシナリオが存在し、シナリオ毎に目的やマップが異なるシステムとなっている。また3D視点のダンジョン型RPGであり、最大の特徴は当時のRPGとしては珍しく2人同時プレイが可能なことである。開発は日本コンピュータシステムが行っている。 2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2010年にはPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとしてゲームアーカイブスにて配信、2011年には『PC Engine GameBox』においてiOS用ソフトとして配信、2015年にはWii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。 ゲーム内容全22本のシナリオがあり、最終章「最後の戦い」以外はどのシナリオからでもプレイできる。またシナリオは6段階のレベルに分けられ、レベルが高いほどダンジョンが広くなり、後半の敵が強くなる。各シナリオをクリアするとテキストで簡単なエピローグが流れ、最終章をプレイするためのパスワードが1文字表示される。これを繰り返して21本のシナリオを全てクリアし、パスワードを21文字集めると最終章がプレイ可能となる。 プレイヤーのレベルはどのシナリオから始めても1からスタートし、クリア時のレベルや装備品などのデータを他のシナリオに持ち越すことはできない。そのためゲーム開始当初はどのシナリオも弱い敵が登場する仕様となっている。 敵との戦闘はリアルタイム制のコマンドバトルで、プレイヤーがコマンドを出さないでいると一方的に攻撃を受ける。魔法は攻撃用のみで回復・補助系の魔法は存在しない。MPの概念は無く、魔法のアイテムを入手すれば何度でも使用できる。 HPの回復は宿屋・アイテム使用・レベルアップ時の自動回復で行い、HPが0になった場合はレベルはそのままで所持金がゼロになり、各マップのスタート地点から再スタートとなる。 移植版
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[18]、『月刊PCエンジン』では65・75・70・65・70の平均69点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では7・6・6・5の合計24点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.77(満30点)点となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で283位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia