テキサス・モーター・スピードウェイ
![]() テキサス・モーター・スピードウェイ(Texas Motor Speedway)は、アメリカ合衆国のサーキット。テキサス州フォートワースに所在する。1周1.5マイル(2.41km)のオーバルトラック。 概要トラック開設が1996年という若いトラックである。初期には外側がNASCAR用24度バンク、内側がインディカー・シリーズやチャンプカー(旧CART)用の8度バンクとなっていたが、1998年のレース後にトラック改修工事を行い、このデュアルバンクは撤去されている。ターンの内側が広くなっているのはこのデュアルバンクの名残である。その後はインディカーでも24度バンクでレースを行なっている。 トラックの特徴
24度というハイバンク、クワッドオーバルという形状、ホームストレッチとピットレーンにまたがるように出来ているミニオーバルなど、コース長が0.04マイル短いものの、アトランタと似た特性を持つトラックである。NASCARの場合アトランタ同様リストリクタープレートの義務付けもなく、最高速は200mph(320km/h)超えを記録するほどの超高速トラックになる。ただし、アトランタよりもバンクが早く緩やかになるという特性があるため、ターン出口でルースになりやすく、ハイラインよりはローラインを選択するドライバーが多い。 一方でトラックの幅が広いためにクラッシュは起こりにくく、起こったとしても単独スピンで済む場合が多い。またコーションの回数が多いレースでは12回と荒れたレースになるが、少ないレースでは2回程度で済んでしまうような両極端なトラックである。 歴史テキサス・モーター・スピードウェイは開業以来伝説的なプロモーターであるエディ・ゴセージ(英語版)によって管理されている。彼の創造的でファンに優しいアプローチは、他の全てのサーキットの運営を測る規格となった。彼はスポーツ界に初めて個人シートライセンスおよびシーズンチケットを紹介した。一時期テキサス州法ではスピードウェイでアルコールを販売するのを制限していたが、ゴセージはファンが自らのクーラーを持ち込むことを許容し、その姿勢をファンは評価した。 NASCAR最速トラック予選の周回平均速度の高さより、テキサス・モーター・スピードウェイはリストラクター・プレート非着用で最速のNASCARサーキットと考えられてきた。その予選速度は192 mph (309 km/h)に上り、コーナー侵入速度は200 mph (320 km/h)を超えた。ブライアン・ヴィッカーズが保持するスプリントカップレコード[1]。、196.235 mph (315.810 km/h)は、1.5マイル級オーバルトラックの中で最も速い。
幻のCART開催2001年4月29日にCARTの開催が予定されていた。しかしプラクティスと予選を走った段階でブラックアウトをはじめとする健康不良が相次ぎ、測定したところ長時間(周回タイム23秒中14~15秒間)5G超の力を受けていたことが発覚、決勝開始2時間前に安全面からレースがキャンセルとなっている。インディカー・シリーズでも長年使用されているが、現在のところそのような影響は出ていない。 NASCAR スプリントカップ・シリーズ 結果![]() NASCARレコード2018年5月21日現在
* 出走回数5回以上に限定。 NASCAR スプリントカップ・シリーズ 優勝者
現在の開催レース![]() ![]() ![]() ![]()
その他のイベント
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia