テッサロニキ県
テッサロニキ県(テッサロニキけん、Θεσσαλονίκη / Thessaloniki)は、ギリシャ共和国の中央マケドニア地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。県都のテッサロニキは、ギリシャのマケドニア地方の中心であり、ギリシャ第二の人口を有する都市である。 地理位置・広がりテッサロニキ県は、ギリシャのマケドニア地方と広域自治体としての中央マケドニア地方のそれぞれ中部に位置する。中央マケドニア地方の首府でもある県都テッサロニキは、首都アテネの北北西約304kmに位置する。 県の領域は東西に長い。南西はイマティア県、西はペラ県、北はキルキス県、東はセレス県、南はハルキディキ県にそれぞれ接している。 地勢ハルキディキ半島の付け根に位置しており、南西と南東でエーゲ海(南西にテルマイコス湾、南東にストリモナス湾)に面する。テルマイコス湾にはアクシオス川が注ぐ。また、県の中央部にはコロニア湖(en:Lake Koronia)とヴォルヴィ湖(en:Lake Volvi)がある。 県の中央部および北部は山地であり、西部および南西部には主に農地が見られる。また、県の西部にはホルティアティス山脈が、北部にはヴェルティスコス山脈が、北東部にはケルディリオ山脈が連なる。 気候県の低地部および平野部では、夏が暑く冬が涼しい地中海性気候である。しかし海抜500mを超える地域と高地部では厳しい冬となる。 歴史テッサロニキ県は、1913年の第一次バルカン戦争中に、テッサロニキの町がギリシャ王国領となった時に作られた。当時のテッサロニキ県はギリシャで最も面積が大きい県であり、全ギリシャの7%を占めていた。1930年にはペラ県が、1937年にはキルキス県が分割され、第二次世界大戦後の1947年にイマティア県とピエリア県が分割されて、現在の領域となった。1970年代には地震が発生し、2006年には大雨による洪水の被害を受けた。 行政区画![]() 市(ディモス)テッサロニキ県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。
旧自治体(ディモティキ・エノティタ)![]() カリクラティス改革(2011年1月施行)以前の広域自治体(ノモス)としてのテッサロニキ県(Νομός Θεσσαλονίκης)は、以下の基礎自治体(ディモス)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。 下表の番号は右図と対応している。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。
郡(エパルヒア)県には、2つの郡(エパルヒア)があったが、2006年以降法的な位置づけは行われていない。
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スポーツバスケットボール
サッカー
外部リンク
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