デヴィッド・リーチ(David Leitch, 1975年11月16日 - )[1]は、アメリカ合衆国の映画監督、俳優、スタントマン、スタントコーディネーターである。2014年にチャド・スタエルスキと共にアクション映画『ジョン・ウィック』で監督デビューしたが、クレジットされたのはスタエルスキのみであった[2]。その後、シャーリーズ・セロン主演の2017年のスリラー映画『アトミック・ブロンド』や、2016年の映画の続編である2018年の『デッドプール2』、そして、2019年には『ワイルド・スピード』フランチャイズのスピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などを監督している[3]。
概要
ウィスコンシン州で教師一家で生まれる。アクション映画が好きで格闘技に傾倒。大学の夏休みにダン・イノサントの道場に道場に通いスタエルスキと出会う。卒業後は教師となったが、スタエルスキの紹介で『パーフェクト・ターゲット(英語版)』のスタントに参加したのを機に教師をやめハリウッドに移住。『ファイト・クラブ』以降ブラッド・ピットのスタントダブルを務め、ジャン=クロード・ヴァン・ダムのスタントダブルで訪れた現場でリンゴ・ラム監督の演出術を学ぶ。スタエルスキと87イレブンを設立し『ジョン・ウィック』で共同監督デビュー。『アトミック・ブロンド』を経て妻ケリー・マコーミックと制作会社87ノースを設立。
経歴
ブラッド・ピットのスタントダブルを5回、ジャン=クロード・ヴァン・ダムのスタントダブルを2回務めた[要出典]。『ボーン・アルティメイタム』では、全米映画俳優組合賞で2つの賞を受賞した[4]。また、2008年のタウラス・ワールド・スタント・アワードでは、スタントマン仲間のカイ・マーティンと共にその功績を高く評価された[5]。
2009年に公開されたアクション映画とアクション映画業界のパロディ映画『アホリックス リローデッド』では、脚本と主演を務めた[6][7]。
リーチとチャド・スタエルスキは、1997年にアクションデザイン製作会社「87Eleven」を設立した。2009年、スタエルスキとリーチは『ニンジャ・アサシン』のセカンドユニット監督とスタントコーディネイターを務めた。2人は2014年の映画『ジョン・ウィック』を共同監督した[8]が、リーチ自身は共同監督としてクレジットされていない。リーチは、スタエルスキが単独で監督した『ジョン・ウィック』の続編2作の製作総指揮を担当した。
その後、『アトミック・ブロンド』、『デッドプール2』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』といった映画の監督を務めた。彼が監督をした作品では、妻でクリエイティブ・パートナーのケリー・マコーミックがプロデューサーを務めている。
フィルモグラフィ
長編映画
短編映画
第2班監督
スタント出演
出演
テレビクレジット
スタント
出演
年
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題名
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役名
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備考
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1998
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Martial Law
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David Hasbro
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Episodes "Diamond Fever", "Dead Ringers", "Funny Money" and "Trackdown"
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2000
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『パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー』 Power Rangers Lightspeed Rescue
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Brian
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Episode "Up to the Challenge"
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2001
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『炎のテキサス・レンジャー』 Walker Texas Ranger
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Floyd Jessop
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Episode "Medieval Crimes"
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2003
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L.A. County 187
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Earnest Cop
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TV movie
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2004
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Charmed
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Innocent
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Episode "There's Something About Leo"
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2019
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Songland
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Himself
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Episode "Aloe Blacc"
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ビデオゲーム
Awards and nominations
脚注
外部リンク