トラビス・ウッド
トラビス・A・ウッド(Travis A. Wood, 1987年2月6日 - )は、アメリカ合衆国アーカンソー州リトルロック出身の元プロ野球選手(投手)。左投右打。愛称はウッディー[2]。 経歴プロ入りとレッズ時代2005年のMLBドラフト2巡目(全体60位)でシンシナティ・レッズから指名を受け[3]、6月16日に契約。 2010年7月1日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー。7月11日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では、9回先頭打者のカルロス・ルイーズに二塁打を浴びるまでフィリーズ打線をパーフェクトに抑え、あわや完全試合という好投を見せた。ウッドは9回1安打無失点で降板し、レッズは延長11回に0-1で敗れた[4]。最終的に、17試合に先発登板して5勝4敗・防御率3.51・86奪三振の成績を残した[5]。 2011年は先発2番手として開幕を迎えたが、前年よりも成績が悪化し、AAA級ルイビル・バッツとの往復を繰り返す結果となった[6]。一時はリリーフにも回された[7]。この年は22試合(先発18試合)に登板して6勝6敗・防御率4.84・76奪三振の成績を残した[7]。 カブス時代2011年12月21日にショーン・マーシャルとのトレードで、マイナー2選手と共にカブスへ移籍した[8]。2012年は26試合に先発登板して6勝13敗・防御率4.27・119奪三振の成績を残した。 2013年は32試合に先発登板して9勝12敗・防御率3.11・144奪三振の成績を残した[5]。この年は、自身初めてオールスターに選出された[5]。 2014年1月24日にカブスと390万ドルの1年契約で合意した[9]。この年は、31試合に先発登板して8勝13敗・防御率5.03・146奪三振の成績を残した[5]。 2015年1月16日にカブスと568万5000ドルの1年契約に合意[10]この年は先発として7試合に登板したが、2勝2敗・防御率5.59と結果を残せず、5月中旬からリリーフへ転向。この年は54試合に登板して5勝4敗4セーブ・3ホールド・防御率3.84・118奪三振の成績を残した[5]。 2016年1月16日にカブスと617万ドルの1年契約に合意[11]。この年は77試合に登板して4勝0敗12ホールド・防御率2.95・47奪三振の成績を残した[5]。オフの11月3日にFAとなった[12]。 ロイヤルズ時代2017年2月15日に2年総額1200万ドルでカンザスシティ・ロイヤルズと契約した[13]。 パドレス時代2017年7月24日にライアン・バクター、トレバー・ケーヒル、ブランドン・マウラーとのトレードで、マット・ストラム、エステウリー・ルイーズ及び金銭と共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[14]。12月17日にDFAとなった[12][15]。12月29日に自由契約となった[12]。 タイガース傘下時代2018年1月29日に、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12][16]。2018年についてはロイヤルズ時代の契約(支払いはパドレス)が残っているため[16]、メジャー昇格してもタイガースの支払いは最大でもメジャー最低年俸の負担で済む。3月8日に放出された。 選手としての特徴投手としては打撃に定評があり、レギュラーシーズンで通算11本塁打を記録している(2017年シーズン終了時点)。2016年10月8日のディビジョンシリーズ第2戦では、リリーフ投手としてポストシーズンでは92年ぶりとなる本塁打を記録した[17]。 詳細情報年度別投手成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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