ドミニク・ケプファー
ドミニク・ケプファー (Dominik Koepfer, ドイツ語発音: [ˈd̥ɔmɪnɪk ˈkʰœp͡fɐ]; 1994年4月29日 - ) は、ドイツ・フルトヴァンゲン出身の男子プロテニス選手。身長180cm、体重79kg。左利き、バックハンドは両手打ち。ATPランキング自己最高ランキングはシングルス49位。ダブルス69位。 選手経歴ジュニア時代ドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州フルトヴァンゲンで生まれ、6歳からテニスを始め、高校を卒業するまで同地で生まれ育った。高校卒業後はアメリカ合衆国のニューオーリンズにあるテュレーン大学に進学[1] 。2015年にはITAが主催するインドアの大会で優勝した(de:ITA National Intercollegiate Indoor Championships)。 2016年 プロ転向大学卒業の2016年にプロ転向[2]。 2017年 チャレンジャーダブルス初優勝フューチャーズとATPチャレンジャーツアーを中心に周り、2017年9月のコロンバス・チャレンジャーのダブルスでデニス・クドラとペア組み初タイトルを獲得した。年間最終ランキングは305位。 2018年 ツアー初勝利![]() 2018年ウィンブルドン選手権でグランドスラムで初めて予選入りし、予選1回戦で伊藤竜馬を2-0、予選2回戦でゲラルト・メルツァーを2-1で破ったが、予選3回戦でノルベルト・ゴンボスに5セットで敗れた。同年8月のウィンストン・セーラム・オープンで、本戦初戦でテニス・サングレンを破りツアー初勝利を挙げた。2回戦はダニエル太郎に0-2で敗れた。年間最終ランキングは161位。 2019年 トップ100入り![]() 2019年全豪オープンで予選1回戦でブレイク・エリスを2-1で破ったが、予選2回戦でロイド・ハリスに0-2で敗れた。5月の全仏オープンで予選1回戦でミッチェル・クルーガーを2-0で破ったが、予選2回戦でシモーネ・ボレッリに1-2で敗れた。6月のイルクリー・チャレンジャー決勝でデニス・ノバクを2-1で下し、チャレンジャーのシングルスで初優勝を果たした。この優勝により、7月のウィンブルドン選手権のワイルドカードを獲得し、グランドスラム本戦初出場を果たした[3]。1回戦でフィリプ・クライノビッチを3-1で下しグランドスラム初勝利を挙げた。2回戦でディエゴ・シュワルツマンに0-3で敗れた。 ![]() 8月の全米オープンでは予選でライアン・ハリソン、ニコラ・マユ、内山靖崇をそれぞれ2-0, 2-1, 2-0で下し本戦進出、本戦では1回戦でハウメ・ムナルを3-1、2回戦でライリー・オペルカを3-0、3回戦でニコロズ・バシラシビリを3-1で破ったが、4回戦でダニール・メドベージェフに1-3で敗れた。この活躍により、ランキングを大会前の113位から86位に上げ、トップ100入りを果たした[4]。年間最終ランキングは94位。 2020年 マスターズベスト82020年全豪オープンでは本戦1回戦のペドロ・マルティネスに0-3で敗れた。9月の全米オープンでは本戦1回戦のテイラー・フリッツに1-3で敗れた。同月のBNLイタリア国際の予選でフラヴィオ・コボッリ、ジル・シモン、ミハイル・ククシュキンを全て2-1で下しマスターズ本戦初進出を果たした。1回戦でアレックス・デミノーを2-1、2回戦で世界ランク9位のガエル・モンフィスを2-0、3回戦でロレンツォ・ムゼッティを2-0で下してベスト8に進出した。準々決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチに1-2で敗れた。同月行われた全仏オープンでは1回戦のアントワーヌ・ホアンを3-1で破った。2回戦で第16シードのスタン・ワウリンカに敗れた。年間最終ランキングは66位。 2021年 トップ50入り![]() 全豪オープンでは2回戦で第3シードのドミニク・ティームに4-6, 0-6, 2-6のストレートで敗れた。メキシコ・オープンではミロシュ・ラオニッチ、キャメロン・ノリーらを下して、ベスト4進出。準決勝ではアレクサンダー・ズベレフに敗れた。マイアミ・オープンではユーゴ・ガストンに1-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦敗退。モンテカルロ・マスターズでは予選を突破するも、マルコ・チェッキナートに4-6, 3-6のストレートで初戦敗退。マドリード・マスターズではライリー・オペルカを6-4, 6-4のストレートで破るも、2回戦でクリスチャン・ガリンに3-6, 4-6のストレートで敗れたが、5月10日の世界ランキングで50位となり、トップ50入りを果たした。全仏オープンでは2回戦で第30シードのテイラー・フリッツを6-3, 6-2, 3-6, 6-4で破り、初の3回戦進出。3回戦では第8シードのロジャー・フェデラーに6-7(5), 7-6(3), 6-7(4), 5-7で敗れた。ウィンブルドン選手権では初の3回戦進出。3回戦では第8シードのロベルト・バウティスタ・アグートに5-7, 1-6, 6-7(4)のストレートで敗退。全米オープンでは2回戦で第2シードのダニール・メドベージェフに4-6, 1-6, 2-3のストレートで敗れた。パリ・マスターズではアンディ・マレーやフェリックス・オジェ=アリアシムを下して初の3回戦進出。3回戦ではホベルト・ホルカシュに6-4, 5-7, 2-6で敗れた。年間最終ランキングは54位。 2022年 怪我に見舞われる全豪オープンでは2回戦で第23シードのライリー・オペルカに4-6, 3-6, 6-7(4)のストレートで敗れた。その後は継続的な腕の怪我により、クレーシーズンをスキップしたことで7月18日には149位、8月22日には159位となり、トップ150圏外となった。さらに11月7日には259位となり、トップ250圏外まで世界ランキングが大幅に下降したが、11月のカルガリー チャレンジャーでは決勝でアレクサンダル・ブキッチを6-2, 6-4のストレートで下して、ATPチャレンジャーツアー2勝目を挙げ、ランキングを202位まで回復させた。年間最終ランキングは201位。 2023年 チャレンジャー4勝目4月のメキシコシティ・チャレンジャーでは決勝でティアゴ・アグスティン・ティランテを2-6, 6-4, 6-2の逆転で下して、ATPチャレンジャーツアー3勝目を挙げた。続くサン・ルイス・オープン・チャレンジャー・ツアーでは準優勝を果たした。5月の2023 Advantage Cars Prague Openでは決勝でヤクプ・メンシークに6-4, 6-3のストレートで敗れ、準優勝となるも、続くトリノ・チャレンジャーでは決勝でフェデリコ・ガイオを6-7(5), 6-2, 6-0で破り、チャレンジャー4勝目を挙げたことでトップ100復帰する。7月、アトランタ・オープンでは1回戦でジョン・イズナー、2回戦でダニエル・エバンスを破り、ベスト8進出。さらにロス・カボス・オープンではベスト4進出を果たし、ダブルスでは準優勝を果たした。11月のカルガリー・チャレンジャーでは決勝でリアム・ドラクスルに4-6, 3-6のストレートで敗れ、チャレンジャー6度目の準優勝となった。年間最終ランキングは77位。 2024年 全豪ダブルスベスト4キャンベラ・チャレンジャー では決勝でヤクプ・メンシークを6-3, 6-2のストレートで破り、ATPチャレンジャーツアー5勝目を挙げた。全豪オープンでは第6シードのアレクサンダー・ズベレフに6-4, 3-6, 6-7(3), 3-6の逆転で敗れ、初戦敗退となったが、同胞のヤニック・ハンフマンと組んだダブルスではグランドスラム初のベスト4進出を果たした。2月のダラス・オープンではベスト8進出。準々決勝ではトミー・ポールに5-7, 3-6のストレートで敗れた。3月のメキシコ・オープンではフランシス・ティファニーを6-4, 5-7, 6-1で下し、ベスト8進出。準々決勝ではホルガ・ルーネに敗退するも、大会後にはシングルス世界ランキング49位となり、自己最高ランキングを更新した。マイアミ・オープンでは3回戦でウゴ・アンベールを3-6, 6-4, 6-3で破り、初の4回戦進出を果たした。5月のローマ・マスターズでは2回戦でティアフォーを6-4, 6-2のストレートで下して、3回戦進出をする。続くリヨン・オープンではアンベールを2-6, 6-4, 6-4の逆転で破り、ベスト8進出。全仏オープンでは第5シードのダニール・メドベージェフに3-6, 4-6, 7-5, 3-6で敗れ、初戦敗退。全米オープンではアレクサンダー・シェフチェンコに3-6, 5-7, 7-5, 2-6で敗れて初戦敗退。年間最終ランキングは102位。 2025年全豪オープンでは予選第1シードとして出場し、予選3試合を制して、本戦出場をするも、第27シードのジョーダン・トンプソンに6-7(3), 4-6, 6-4, 3-6で初戦敗退となった。 ATPツアー決勝進出結果シングルス: 0回 (0勝0敗)
成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし. グランドスラム
大会最高成績
ATPチャレンジャー・ITFフューチャーズ決勝シングルス: 8戦5勝
ダブルス: 5戦3勝
脚注
外部リンク
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