ナイト・エージェント
『ナイト・エージェント』(The Night Agent)は、アメリカ合衆国のアクションスリラー・テレビドラマシリーズである。2023年3月23日にNetflixで配信開始された[1]。シーズン2の製作が決定している[2]。 2024年10月にシーズン3の製作が決定した。 キャスト※括弧内は日本語吹替。
シーズン1
あらすじシーズン1FBIエージェントのピーター・サザーランドは、たまたま乗車したワシントンの地下鉄で爆弾テロを防ぐ。犯人を追いかけ格闘するも取り逃がしてしまう。父親の汚名もあり出世コースからはずれ気味だったピーターは、大統領主席補佐官のダイアン・ファーから、ホワイトハウス地下にある専用部屋で、エージェントからの緊急連絡を受ける電話係の業務を与えられる。ピーターはダイアンを深く信頼する。 1年後。コンピューターセキュリティ事業のスタートアップで失敗したばかりのローズ・ラーキンは、叔父叔母であるキャンベル夫妻の家に泊まる。その夜、暗殺者デールとエレンに家が襲撃される。 キャンベル夫婦はローズにある電話番号を教え、ホワイトハウスに裏切者がいると言い残してローズを逃がし、殺される。ローズがその番号に電話するとピーターが応答し、的確な指示でローズを救う。ダイアンは、FBI副長官ホーキンスの反対を押し切り、ローズを守るようピーターに命じる。その後ホーキンスは何者かに殺害される。 一方、副大統領アシュリー・レッドフィールドの娘マディ・レッドフィールドを警護するシークレット・サービスのチェルシー・アリントンの下にパートナーとしてエリック・モンクスが配置される。エリックは前大統領を銃撃から守って被弾し、英雄と賞されるが、傷の痛みからオキシコドンの依存症になり、長いリハビリから復帰したばかりであった。マディは大学の美術教師パウロに魅かれ、警備をまいて彼の家で密会する。しかしパウロの家で待ち構えていたマテオがパウロを射殺し、マディを誘拐する。 デールとエレンは、ローズの居場所を探り出して彼女を襲撃するが、ピーターが彼女を守り、二人は逃走を続ける。ピーターとローズは、キャンベル夫妻が隠していたハードディスクを見つけ、二人が国家のために秘密諜報活動を行う「ナイト・エージェント」であったことを知る。 ピーターとローズは、キャンベル夫妻の友人ローナに会う。彼女はナイト・エージェントの協力者で建築関係の情報収集を任務としていた。ローナは、ピーターが地下鉄爆破テロを防いだことで、何者かが暗殺を免れたのではないかと推測する。その後、デールとエレンがレッドフィールドの指示をうけ、ローナを捕らえて拷問し、殺害する。 ハードディスク中の監視カメラ映像でチェルシーを見つけたピーターは、地下鉄爆破テロの本来の対象は、列車の進行方向の場所で彼女が警護していた人物ではないかと考える。またピーターは、ホーキンスが地下鉄爆破の黒幕は政府と契約し、副大統領に繋がる軍事会社ターンレイク社ではないかと疑っていたことを知る。 ピーターはダイアンが陰謀の一味であることを悟り、ホワイトハウスから逃走する。ダイアンは、ターンレイク社のCEOゴードン・ウィックにローズを殺すよう命じ、ピーターを指名手配する。デールがローズを追い詰めるが、あわやというところで駆けつけたピーターが激しい格闘の末にデールを殺す。 デールの復讐に燃えるエレンはゴードンを脅し、ピーターの所在情報と引き換えに、マテオの殺害を引き受ける。 ダイアンの指示を受けたレッドフィールドは記者会見を開き、マディを誘拐したのはピーターであると発表する。しかしマディを人質にしたマテオは、レッドフィールドに自分が地下鉄爆破の黒幕であったことを公表するよう脅迫する。混乱する事態を収拾するためダイアンは、ピーターとローズを狙う暗殺者がマディも一緒に殺すようゴードンに命じる。 大統領はバルカン半島に民主主義をもたらすため、現在よりはマシな政治的指導者オマー・ザダーとの協力を推進するが、レッドフィールドは強く反対する。 地下鉄爆破テロの真相は、ゴードンとレッドフィールドが共謀し、ターンレイク社の利権を守るためとザダー暗殺のため、当時ザダーが滞在していた街区ごと吹き飛ばす予定だった。しかし、ピーターのために爆破は失敗し、目的隠蔽のためにダイアンを一味に取り込んだのだった。 マディを追うチェルシーとエリックは、ピーターとローズを見つけて逮捕する。しかし二人に陰謀の証拠を示されたチェルシーとエリックは、密かに二人と協力してマディを捜索する。 地下鉄爆破テロの実行犯で、マディを誘拐したマテオの正体は、彼の双子の兄弟コリンだった。本物のマテオは爆破テロ失敗の後に、コリンを口封じしようとしたターンレイクによって殺されており、コリンはマテオの免許証やIDを盗んで彼に成りすましていたのだった。 4人はマディの監禁場所を見つけて彼女を救出するが、エレンによる狙撃でコリンとエリックが射殺される。絶体絶命のところでローズが狙撃場所の塔からエレンを突き落とす。エレンは死に、マディとチェルシーは保護され、ピーターとローズは現場から逃げる。ピーターとローズはピーターの名付け親である記者ジム・ウィルソンに陰謀の証拠を渡す。 ゴードンとレッドフォードは、ダイアンには伏せたまま、キャンプ・デービッドで極秘会談する大統領とザダーを同時に爆殺することを画策する。ピーターとローズはダイアンに協力させ、キャンプ・デービッドに潜入する。一方、保護されたマディはチェルシーと協力し、父親である副大統領の陰謀を調査する。 レッドフィールドはマディを伴ってキャンプ・デービッドに赴き、爆発に備えてマディと二人で地下室に籠るが、マディは父のもとを去る。シークレット・サービスの一部がこの陰謀に加担しており、シークレット・サービスの長官を殺しダイアンを撃つ。 チェルシーは爆弾を発見し、スタッフを避難させる。海兵隊とシークレット・サービスに追われながらも、ピーターは第二の爆弾が仕掛けられたマリーンワンに大統領が乗ることを阻止する。大統領暗殺は阻止され、ダイアンとレッドフィールドは逮捕されるが、ゴードンは逃走する。 チェルシーは大統領の警護に昇進する。 大統領はピーターに感謝し、ピーターの父が機密情報を敵国に漏洩したと自白する映像を見せ、実は国のために二重スパイになろうとしたところを敵国に暗殺されたのだと教える。さらにピーターをナイト・エージェントに任用する。 ピーターはローズに見送られ、極秘任務のためにアメリカを出発する。 エピソード
出典
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