ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校(英語: The State University of New York at Stony Brook)もしくはストーニーブルック大学(英語: Stony Brook University)は、ニューヨーク州ストーニーブルックに本部を置くアメリカ合衆国の研究型州立大学である。ニューヨーク州立大学機構64キャンパスのFlagship university(旗艦校)で、4つある大学センターの一つ。[1] アメリカの公立大学と私立大学計69校とカナダの大学2校から構成される、北米トップクラスの研究大学組織アメリカ大学協会(AAU)のメンバーでもある。東海岸の名門私立大学連盟アイビーリーグと同等の教育を受けられる名門公立大学群パブリック・アイビー(Public Ivy)の一つに数えられている。アメリカの大学の中で高水準の研究能力を誇る大学群「Research I university」の中でも最高水準「 R1: Doctoral Universities 」に属する。 アメリカ合衆国エネルギー省の下ブルックヘブン国立研究所の共同運用を行っており、ノーベル賞受賞者も複数輩出している。 沿革1957年、自然科学系の教員養成を目的とした州立の単科大学として設立。設立時の在籍学生数は140名。キャンパスをオイスターベイに置いた。1962年、Ward Melvilleの寄付によりキャンパスをストーニーブルックに移転。1960年代から1970年代にかけて当時の学長John S. Tollの下で大学の大掛かりな学部の拡充が図られた。 設立以来、大学の名称と校章は何度か変更されているが、1962年に大学が現在のキャンパスに移転してからはニューヨーク州立大学ストーニーブルック校が正式名称となる。現在ではストーニーブルック大学という名称も使われる。現行より1つ前の校章はMilton Glaserによるデザインである。 組織各スクール・カレッジには30以上の学部・専攻が置かれ、大学・大学院教育を行っている。 スクールおよびカレッジ
附置研究所
研究同大学はC. N. ヤン理論物理研究所および海洋科学研究センターの他、ブルックヘブン国立研究所の運営も行っている。 サイエンス、数学の分野において非常に有名であり、多くの優秀な教授陣を擁する。物理学者(ノーベル賞受賞者)の楊振寧、数学者(フィールズ賞受賞者)のジョン・ウィラード・ミルナー、数学者(ウルフ賞受賞者)のデニス・サリヴァン、2014年の国際数学者会議で全体講演者のMikhail Lyubichなどが教授を務めている。フィールズ賞受賞者で現ハーバード大学数学科教授(学部長)のシン=トゥン・ヤウも准教授としてストーニーブルック大学に在籍していた事がある。ポアンカレ予想を解決してフィールズ賞を受賞した(本人は拒否)グリゴリー・ペレルマンも在籍して研究していたことがある。 2003年にノーベル生理学・医学賞を受賞したポール・ラウターバーのMRIの業績は彼がストーニーブルック大学在職時の行ったものであり、当時のMRIは同校に今も保存されている。 2007年にニューヨークコンピューターサイエンスセンターをブルックヘブン国立研究所と共同で設立。IBMのBlue Geneアーキテクチャを採用したスーパーコンピューター、New York Blue Gene supercomputer(103.22 TFLOPS)を設置した。 2008年、ヘッジファンドRenaissance Technologiesの創設者であり、同校の数学専攻長でもあったJames Simonsから6,000万ドルの寄付を受け、幾何・物理Simons Centerを設立。 キャンパスメインキャンパスはマンハッタンから約89キロメート東方、ニューヨーク州ロングアイランドの北側に位置する。キャンパスは5.5 km 2。学生数は約22000人(うち学部生15000人)。メインキャンパスの他に、マンハッタンキャンパス、サウスハンプトンキャンパス、Research and Developmentキャンパスの3つのキャンパスがある。 ランキング主要世界大学ランキング
米国内大学ランキング
大学関係者
脚注
外部リンク |
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