ニンジャコマンドー
『ニンジャコマンドー』(NINJA COMMANDO)は、1992年にアルファ電子(ADK)がMulti Video System向けに制作したテレビゲーム。キャッチコピーは「史上最強の忍者軍団、参上!」。 1992年5月29日にネオジオ版が発売された。 概要『ニンジャコンバット』に続くアルファ電子のニンジャシリーズ第2弾で、ジャンルは縦スクロールアクションゲーム[1]またはシューティングゲーム[2][3]。 1994年10月15日にはネオジオCD版が発売された。また2008年6月24日からD4エンタープライズによってWiiバーチャルコンソール版が配信された。2018年9月6日からアケアカNEOGEOの1作品としてPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchで[4]、2023年6月15日にはiOS、Androidで[5][6]それぞれ配信された。そのほか、2008年12月18日発売のPlayStation 2用ソフト『ADK魂』、2025年4月10日発売のNintendo Switch用ソフト『アケアカNEOGEO セレクション Vol.4』[7]に収録されている。 タイムマシンで歴史を操作して野望を果たそうとする死の商人スパイダーに立ち向かう忍者たちの活躍を描く。 横画面の縦スクロールで、全7ステージ。 ストーリー複合軍事企業『マルスコーポレーション』と、そのマルスのトップに立つ男『スパイダー』はタイムマシンを手に入れると、死の商人としてで過去の時代を操作し、未来を戦場の渦に巻き込もうと企む。 既に過去は改変されてしまっている、一刻も早くスパイダーの野望を阻止しようとブラウン博士はニンジャコマンドーを組織し、マルスコーポ―レーションからタイムマシンを奪い歴史の修正を試みようとニンジャコマンドーにマルスコーポレーション本社を襲撃させ無事に1機のタイムマシンを入手することに成功する。 だが、本社襲撃時にその場に居合わせた首領スパイダーの手でタイムマシンの時間回路は狂わされニンジャコマンドーは様々な時代を飛び回る事になる。原始時代に紛れ込んでいたマルスコーポレーションの怪獣ロボットや、すもうパワーの使い手、エジプトの呪い、そして呂布や信長などのつわもの達をみねうち爆殺していき、第二次大戦時代において自らニンジャコマンドーを始末しようと戦車に搭乗し現れたスパイダーを逆に討ち取る事に成功する。ここまで多くの時代で暗躍していたマルスコーポレーションの社員や兵器も破壊みねうちしてきた。後は現代に戻りマルスコーポレーション本社を破壊すればすべては終わる。 ニンジャコマンドー達はタイムマシンで無事現代に戻るとマルスコーポレーション本社を再び襲撃、無事メインコンピュータを破壊し任務完了となった。 システム任意縦スクロールSTGだが、攻撃方向は全方位任意に可能となっている。ライフは体力制だが、一部攻撃で消費。敵を倒して得られたコインで回復が可能。所定の残機がなくなるとゲームオーバーだがコンティニュー可能(コンティニューしなかった場合は直後のデモで博士がこのゲームのクリアのためのアドバイスをしてくれる)。 ボタンは3ボタンを使用。Aでショット攻撃、特定のレバー操作を加えてから押すと必殺技になる。Bで倒した移動レバー方向にバク転移動し、その最中にAを押すと反対方向にショットを撃つ。Cで体力を消費して全体攻撃を行う。 ステージ中にある巻物を3つ拾うと、動物に変身し無敵になる。 キャラクタープレイヤー
プレイヤーの協力者
敵
ステージ
評価本作は一般的に好評だった。GameProのレビューでは「phenomenal!(驚異的!)」と賞賛、グラフィックと全体は「優れた2人用カート」で「ネオジオライブラリのトップビューのファンとガンゲームの欠如を埋めるという優れた仕事をする」と述べた[8]。Game Informerの3人のレビュアーはそれぞれ10点中6.75、8.0、8.75の評価をした[9]。 ファミコン通信クロスレビューでは25/40点[10]。『ネオジオフリーク』が1997年に同誌で行ったネオジオゲームツインレビューでは7、5の12点[11]。レビュアーは必殺奥義が爽快、偽りのないグラフィックの威力、攻略パターンは必要だが繰り出せばクリアできる爆烈究極拳のおかげで割と簡単、キャラクターの台詞が面白い、1997年にプレイしても楽しいゲームだと賞賛した[11]。 出典
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