Android (アンドロイド)は、Google が開発した汎用モバイルオペレーティングシステム である[ 3] [ 4] [ 注釈 1] 。Linuxカーネル やオープンソースソフトウェア がベースで、主にスマートフォン やタブレット などのタッチスクリーン モバイルデバイス向けにデザインされている。PC用にはAndroid-x86 、テレビ用にはAndroid TV 、自動車用にはAndroid Auto 、ウェアラブルデバイス用にはWear OS (旧:Android Wear)がある。世界で最もよく使われているオペレーティングシステム であり、2021年5月時点で30億台を超えるアクティブデバイスがある[ 7] 。iPhone と区別する為に、Androidスマートフォンをさす呼称としても使われる[ 8] 。
概要
2003年 にアンディ・ルービン 、リッチ・マイナー、ニック・シアーズ、クリス・ホワイトがアメリカカリフォルニア州 パロアルト に携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを開発するAndroid社を設立した。2005年 にGoogleがAndroid社を買収[ 9] し、一時はGoogle が「gPhone」という独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた[ 10] 。2007年11月5日、携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、Google[ 11] [ 12] [ 13] 、アメリカのクアルコム 、独 通信キャリアのT-モバイル (T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体「Open Handset Alliance 」(オープン・ハンドセット・アライアンス、OHA)が発表した。
無償で誰にでも提供されるオープンソース (オープンソースソフトウェア )であり[ 14] 、サードパーティー のベンダーが独自にカスタマイズしやすくすることを目的として、Apache License 2.0に基づいて配布されている。2008年10月からは対応する携帯電話が多数販売されている。
競合するモバイル向けプラットフォームは、Apple のiOS /iPadOS /watchOS /tvOS がある。過去の競合にはマイクロソフト のWindows Mobile /Windows Phone /Windows 10 Mobile 、アクセンチュア のSymbian OS 、クアルコム のBrew MP、ブラックベリー のBlackBerry 、Linux Foundation のTizen などがあった。Googleはスマートフォン ・タブレット ・腕時計 (スマートウォッチ )以外にもゲーム機 ・冷蔵庫 といった領域にもAndroidを搭載させる考えである[ 15] 。
Android OSを搭載するスマートフォンとタブレットはベンダー各社から発売されており、それぞれベンダー固有のブランド名が付けられている。これらはAndroidスマートフォンやAndroidタブレットというような総称で呼ばれる[ 16] [ 17] [ 18] [ 19] [ 20] 。主な競合はiOS あるいはiPadOS を搭載するiPhone およびiPad である。
特徴
この節では、Android Developers から発表されている標準のAndroid(AOSP)について記述する。サードパーティーが独自に追加(カスタマイズ)した機能は含まない。
ユーザーインターフェース
Androidのユーザーインターフェース (UI)はサードパーティーの端末メーカーによるカスタマイズが許可されており、通例メーカーごとに独自のUIが搭載されている。カスタマイズが施されていない標準のAndroidは通称AOSP版と言われ、Android Open Source Projectのソースコード から直接ビルドしたものを指す。また、メーカーやサードパーティーが開発したものはカスタムROMと言われている。
Androidの基本操作はタッチインターフェースとなっており、指を使って直感的な操作ができるようになっている。表示されたボタン類を押すタップ、長押しタップ(つまむ)、画面端からタップスライドしてメニュー類を表示するスワイプ、マルチタッチ によるピンチや回転などができるようになっている[ 21] 。画面をタップした際に、ボタンを押したという感覚を起こさせるために、本体をバイブで振動させる機能を持ち合わせる。ジャイロスコープ やGPS 、加速度センサー などのハードウェア をサポートしており[ 22] 、アプリケーション側からそれらにアクセスして活用する事もある。ジャイロスコープは端末を縦向きから横向きに変更する際に使われる事が多い。ゲーム の例ではレースゲーム で車をハンドル 操作する際、端末を傾けてハンドル操作に当てはめるものがある[ 23] 。
ホームスクリーン上には、パソコン のデスクトップ 画面のようにアプリケーションのアイコン が並び、アプリをインストールするとホームスクリーン上に自動的に配置される。また長押しタップでアイコンを移動したり、フォルダ を作成して格納する機能を持つ。これに加えてウィジェット を配置できるようになっている。ウィジェットは、天気予報 やニュース などのライブ情報などがあり、ホームスクリーンから直接見ることができる。ホームスクリーンは画面外にも複数用意されており、画面を左右にスワイプすることで複数のホームスクリーン間を移動できる[ 24] 。
画面上部にはステータスバー が配置されている[ 25] 。ステータスバーは、通知やシステムの状態情報を表示するためのシステムUIである[ 26] [ 27] 。ステータスバーには通信状態やシステムサービス(Google Mobile Serviceなど)の稼働状況、バッテリー残量、時刻などが表示される。ステータスバーを下方にスワイプすることでクイック設定パネルが表示され、頻繁に使われる機能や各種システム設定(例えばWi-Fi /Bluetooth /機内モード /画面自動回転のON/OFFボタンなど)に素早くアクセスすることができる。クイック設定パネルの下部には通知ドロワーが表示され、通知の詳細を確認したり、各通知からのアプリ操作につなげたりすることができる[ 28] 。通知はステータスバーにもアイコンとして表示され、例えば新着のメール やSMS を受信したりデバイスを接続したりしたときに、ユーザー に作業を中断させることなく知らせることができる。
画面下部には「戻る」ボタン/「ホーム」ボタン/「マルチタスク」(アプリケーションリスト)ボタンによる各操作を実行できるナビゲーションバーが、Android 3.x、および4.0以降から配置されている[ 29] 。これ以前のバージョンでは、ハードウェアキー(物理ボタン)方式が主流であった。Android 9 Pieでは「ホーム」ボタンと「マルチタスク」ボタンが削除され、スワイプジェスチャーに置き換えられた[ 30] 。ただし、端末メーカーによっては従来のナビゲーションバーを採用しているものや、設定によって従来のナビゲーションバーを利用できるようになるものもある。Android 10では「戻る」ボタンも削除された[ 31] 。
文字の入力
Androidには文字入力のためのIME を搭載しており、テキストボックス や検索ボックスなどの入力エリアをタップするなどしてフォーカスを当てると画面上に仮想キーボード が表示される。この仮想キーボードを、タップやスワイプ操作することによって文字を入力できるようになっている。IMEはサービスアプリケーションとして動作し、エンドユーザーが自由にサードパーティー製のIMEをインストールすることも可能になっている。IMEとハードウェアが対応していれば、Bluetooth やUSB 接続の外付けキーボード を接続して入力することができる。また発声によって文字入力を行う音声入力システムも備える。Googleあるいはサードパーティー製の手書き入力アプリを利用して、指やスタイラスペンなどで書いた文字を認識させることもできる。
なお2018年現在、Android OSには標準で日本語入力用のIMEが搭載されていない。そのため、日本語入力を行うには、Google 日本語入力 やATOK などのサードパーティー製IMEをインストールする必要がある。日本国内で販売されている端末は、最初から日本語入力できるようにiWnn 、POBox Touch 、S-Shoin 、ATOK 、FSKAREN などが、メーカーによって搭載されている。一部のAndroidデバイスでは、Google純正の新たなIMEであるGboard が最初から搭載されており[ 32] 、また2017年11月にはGboardが日本語に対応し、追加の言語およびキーボードレイアウトをダウンロードするだけで日本語入力ができるようになった。
アプリケーション
Googleの認可を受けた端末には、アプリケーションマーケットとしてGoogle Play (旧:Androidマーケット)がインストールされている[ 33] 。多くの端末では、このGoogle Play からアプリコンテンツをダウンロードして使えるようになっている。2019年9月時点のGoogle Play内では、280万本を超えるアプリケーションが提供されている[ 34] 。
GoogleはGoogle Playを経由しないアプリ配布も認めており、APKファイル から直接インストールできるようになっており[ 35] 、それらのアプリは野良アプリと呼ばれる。ただし一見普通のアプリに見える悪質なアプリ(マルウェア )も存在するため、公式マーケット以外からのダウンロードには細心の注意が必要である[ 36] 。
Androidで表示されるホーム画面を表示させるアプリケーションのことはホームアプリと呼ばれる。たくさんのアプリが公開されており、ユーザーは好きなものを選ぶことができる。別名、ランチャー(Launcher)とも呼ばれる。
構成
Androidは、カーネル からミドルウェア、ユーザーインターフェース 、ウェブブラウザ 、電話帳などの標準的なアプリケーション・ソフトウェア群までを1つのパッケージにして提供されている。
AndroidのカーネルにはLinuxが使われているが、その他の部分にはさまざまな技術が採用されている。たとえば、標準Cライブラリ (libc)にはGoogleがAndroid向けに開発したBionic (英語版 ) が使われており、これはGNU C Library (glibc)とは異なり、メモリや処理能力が限られたデバイス向けに設計されている。BionicはFreeBSD 、NetBSD 、OpenBSD のコードと新たに書かれたコードを組み合わせて作られており、BSDライセンス のもとで提供されている。
Androidのアーキテクチャ [ 11] 。
プログラミング言語
カーネルとライブラリ、ランタイムはほとんどがC言語 またはC++ で記述されているが、2021年 から新規コードのデフォルト言語をRust にしており[ 39] 、2022年12月現在では新規コードのRustの占める割合が21%に達している[ 39] 。アプリケーションとアプリケーション・フレームワークは、Google独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシンまたはAndroid Runtime (ART)上の「Java Platform, Standard Edition (Java SE)のサブセット+Android拡張」環境で記述する[ 40] 。プリインストール されたアプリ、エンドユーザーが後からインストールするアプリを問わず、共通の仮想マシンおよびフレームワークを使用する。
対応CPU
Googleが公式サポートしているCPUはARM (ARMv5以降)、MIPS 、x86 である。ARM以外の環境はAndroid 2.3から対応した。端末シェアの多くはARMv7とARMv8が占めているが、日本においては2014年3月に大手家電量販店のビックカメラ が自社ブランド製品としてIntel Atom 搭載のタブレットを発売[ 41] するなど、x86による製品もあった。
ChromeOS にはAndroidアプリケーションの実行環境としてAndroid Runtime for Chrome(ARC)が搭載されており、x86ベースやARMベースのCPUを搭載するChromebook 端末上でAndroidアプリケーションを動作させることもできる。
Microsoft Windows 11 では、専用のAndroidサブシステム(Windows Subsystem for Android:WSA)をインストールすることで、x86ベースやARMベースのCPUを搭載するWindows PC上にて、Amazon Appstore 経由で入手したAndroidアプリケーションを動作させることもできる[ 42] 。
Androidアプリケーションのパッケージ(APK)には、各種プロセッサのアーキテクチャ固有命令を含むネイティブライブラリを複数含めることができる。エミュレーションにより、x64 プロセッサ上でARM32/ARM64ネイティブライブラリのみを含むAndroidアプリケーションを動作させることもできるが、オーバーヘッドを伴う。
カーネル
AndroidのカーネルではLinuxカーネルに独自パッチ[1] を当てたAndroid共通カーネル(ACK)が使われている[ 43] 。
ACK 5.4より前は各プロセッサーベンダー毎にACKを派生したベンダーカーネルがあり[ 44] 、製品メーカーは製品毎にベンダーカーネル派生のプロダクトカーネルを用意していた[ 44] が、ACK 5.4以降は外部モジュールを読み込むためのカーネルモジュールインターフェース(KMI)を提供する汎用カーネルイメージ(GKI)となり[ 44] 、各プロセッサーベンダーはベンダーモジュールを提供する形となった[ 44] 。
ハードウェア寄りでは開発組織 Linaro (英語版 ) がベンダー固有コードの本家Linuxカーネルへの還元(アップストリーミング)を続けている[ 46] 。
またAndroid共通カーネルも少しずつ本家Linuxカーネルへの還元が進んでおり、本家Linuxで受け入れられなかった独自機能もだんだん標準機能やユーザー空間への置き換えが進んでいる。
機能
過去のAndroidカーネル
Androidカーネル 6.1現在(太字はAndroidカーネル独自機能)
プロセス間通信 (IPC)
Binder
Binder (./drivers/android/内)
匿名共有メモリ
ashmem
ashmem (./drivers/staging/android/内)又は memfd (ashmemは本家Linuxで削除された[ 47] [ 48] もののアプリの一部で必要となる[ 49] )
ログ
Logger
ユーザー空間デーモン(logd)
早期OOM
low memory killer
PSIモニター+ユーザー空間デーモン(lmkd)[ 50]
連続メモリアロケータ
CMEM /NVMAP /PMEM →ION [ 51]
DMA-BUF [ 52]
データ使用量モニタリング
xt_qtaguid
eBPFベース[ 53]
ネットワーク権限
Paranoid network
eBPFベース[ 53]
リモート操作(ADB のデバイス側)
adb USB gadget [ 54]
FunctionFS gadget+ユーザー空間デーモン(adbd)[ 55] [ 54]
仮想マシン
Android 4.4以前のバージョンで動作するアプリケーションは、基本的にはDalvik仮想マシン (VM)上で動作する。DalvikはJavaのオープン実装であるApache Harmony をベースとしているが、Java APIセットからはSwing やAWT などが除去され、Android専用のUIフレームワークや独自ライブラリなどが追加されている。Java CDC のAPIは、全てではないが、概ね含まれている。なお、オラクル (旧:Sun )Javaの互換性テストを通過していないため、正式なJavaではない。APIセットはJava Platform, Micro Edition(Java ME)とも異なる。Android 7.0 Nougat以降はJava APIライブラリの実装がOpenJDK ベースになった[ 56] 。
Googleから提供されているソフトウェア開発キット では、Javaプラットフォーム によるプログラミング環境と、C/C++による開発がサポートされている。Java 以外にも、Javaプラットフォーム向けの複数の言語(Scala 、Kotlin )で書かれたプログラムがDalvik/ART上で動作する。Java Native Interface (JNI)を利用して、JavaとC/C++間で相互運用することも可能である。Android 2.3以降ではNative Activityのサポートにより、使用可能なAPIの制約はあるもののC/C++のみでアプリケーションを開発することも可能になっている。また、.NET Framework 互換環境の1つであるMono もAndroidに対応しており、Xamarin とMicrosoft Visual Studio を利用することで、.NET言語(C# /F# )を使用してAndroidアプリケーションを開発することができる[ 57] [ 58] 。
Android 4.4(KitKat)からは、デベロッパー向けに新たな仮想マシンAndroid Runtime (ART)が実装された。ARTは、Dalvikよりもアプリケーションの動作効率などを向上させることを目的に開発された[ 59] 。Dalvikの場合、多様なハードウェアに対応できるよう、アプリを中間コードの状態で保管しておき、実行直前にネイティブコードに変換して動作させるJITコンパイル 方式が採用されている。一方でART仮想マシンは、予め最初からネイティブコードに変換しておくため(ahead-of-time:AOT)、実行速度や動作速度が向上する[ 60] 。Android 7.0以降のARTではAOTとインタープリタとJITをミックスしたハイブリッド手法が採用された[ 61] 。
なお、Android 4.4では依然としてDalvikが標準となっており、ARTを用いるためには開発者向けオプションで設定が必要である。ただし、アプリケーションによってはART上では正常動作しないものもあり、Dalvikとの完全互換は保証されていない[ 62] 。
Android 5.0からは、ART仮想マシンが標準となった。5.0に搭載されたバッテリー改善システムと、ARTの効率性の良さという組み合わせによって、バッテリー持続時間がAndroid 4.4と比較して1.37倍と大幅に伸びた[ 63] 。
ブートローダー
ブートローダー(bootloader)とは、デバイスの電源を入れた際にフラッシュメモリ上にインストールされたLinuxカーネルを読み込み、そこからAndroidを起動させるシステムである。パソコンで例えると、BIOS という部分に相当する。ブートローダーのインターフェース は、一部の端末でアクセス可能である。多くの場合は、電源ボタンと音量ダウンボタンを同時押ししながら電源を入れて起動させる事ができる。起動後に表示されるインターフェースは、fastbootモードとも呼ばれる[ 64] 。ほとんどの携帯端末ではブートローダーにUboot が使用される。
開発環境
アプリケーション開発用にはAndroid SDK(Software Development Kit)が、ランタイムとライブラリの開発用にはAndroid NDK (Native Development Kit)が無償提供されている。SDKとツール類は後述のAndroid Studioに含まれているほか、単独のコマンドラインツールも利用可能である[ 65] 。Android SDKに含まれる通信ツール「Android Debug Bridge」(adb)によって、Androidデバイス(携帯電話機/タブレットなど)とホストPCとをUSBで接続して、アプリケーションプログラムをデバイス上で実行しながらPC上でデバッグすることができる。Googleが有償で提供するSIMロックフリーの開発専用携帯電話機や他社の専用の携帯電話機エミュレータ でないと、低レベルのランタイムとライブラリを書き換えることはできない[ 40] 。統合開発環境 は、Android Studio が推奨されている。Android Studioの実行環境つまりホストとして対応しているOSは、Microsoft Windows 、macOS 、Linux (Ubuntu など)、ChromeOS である[ 65] 。Visual Studio 、IntelliJ IDEA 、RAD Studio など他の統合開発環境 もAndroid開発に対応しているものがある。
当初はアプリケーション開発にEclipse と専用プラグイン(Android Development Tools :ADT)が利用されていた。Googleは、2013年 5月15日 に開催されたGoogle I/OでAndroid Studio と称する新たな統合開発環境を開発中であることを表明した[ 66] 。これはIntelliJ IDEAをベースにしたオープンソース によるAndroid専用の開発環境であり、ビルドツールとして従来のApache Ant ではなくGradle を採用している。また、レイアウトのデザインもよりグラフィカルで端末実機のイメージに近くなるとされる。2014年 12月8日 に正式版1.0がリリースされた[ 67] 。これに伴い、Eclipse用プラグインのサポートは2015年に終了した。
Android SDKでは、Android Virtual Device(AVD)と呼ばれるPC上で動作する仮想デバイスを用いることができる。対応CPUと同様にARM、MIPS、x86の3種類のアーキテクチャをエミュレーションするソフトウェアがSDKに同梱されており、これにロードされるシステムイメージもAndroidバージョンごとにそれぞれ提供されている。ユーザーがこれらを選択して、任意のAndroidバージョンとCPUエミュレータの組み合わせによるAVDを作成する。ただし、一般的なエミュレータと同様、他のコンピュータシステムをエミュレーションするために動作が非常に重く、快適なデバッグを行うことは難しい。これをカバーするため、仮想化 支援機能をサポートしているx86アーキテクチャのCPUが搭載されたホストマシン上では、x86システムイメージによるAVDを高速化することができる。WindowsおよびmacOSにおいては、インテル が提供するIntel Hardware Accelerated Execution Manager(HAXM)によってIntel VT によるサポートを有効にすることができる。また、Linux版のSDKにおいては、x86エミュレータ自体がKVM 上で動作させることが可能となっており、Intel VTまたはAMD-Vによるサポートによって高速化することができる。
Google Mobile Service
ほとんどのAndroid端末には、プロプライエタリソフトウェア のGoogle Mobile Service(GMS)アプリがプリインストール されている。Google Play 、マップ、ギャラリー、カレンダー、Gmail 、トークなどが含まれる。GMSアプリの搭載は互換性テストのCompatibility Test Suite(CTS)を通過し、Googleにライセンスを与えられた端末のみ認められている。オープンソースのAndroidから派生して、これらのアプリが入っていない場合は、CyanogenMod Gapps[ 68] などからroot権限で /system フォルダにコピーしてインストール可能。
エミュレーション・モデル
基本ハードウェアを「goldfish」と定義しており、SDKのQEMU エミュレータはそれを踏襲している。サポートしているスペックは下記の通り。ただし、2007年10月当時のスペックである。
goldfishモデル
メインメモリ:96MB
VRAM:8MB
画面サイズ:480×320画素(HVGA)、または320×240画素(QVGA)、ともに縦長または横長配置[ 11]
バージョン
歴代のコードネーム のうち、バージョン1.5から9までは頭文字がバージョンの発表順にCからPまでのアルファベット順で始まる菓子の名前が付けられており、Androidロボットが各コードネームの菓子に扮していた。また、コードネームがエンドユーザー向けの製品別名として使われることもあった。バージョン10からはそのようなコードネームは付けられなくなり[ 69] 、コードネームはアルファベット1文字だけになった[ 70] [ 71] 。また、バージョン10以降では、コードネームはエンドユーザー向けの製品別名としては使われなくなっている。
シェア
スマートフォン
世界でのスマートフォンの販売台数のシェアの推移は以下の通り[ 72] [ 73] [ 74] [ 75] [ 76] [ 77] [ 78] [ 79] [ 80] [ 81] [ 82] [ 83] [ 84] [ 85] [ 86] [ 87] [ 88] 。
時期
総数
Android
iOS
Symbian
BlackBerry
Bada
Microsoft
その他
2009年第2四半期
40,971,800
1.8%
13.0%
51.0%
19.0%
9.3%
5.8%
2009年第3四半期
41,093,300
3.5%
17.1%
44.6%
20.7%
7.9%
6.2%
2009年第4四半期
2010年第1四半期
54,505,500
9.6%
15.3%
44.2%
19.7%
6.8%
4.4%
2010年第2四半期
62,058,100
17.2%
14.1%
40.9%
18.7%
0.9%
4.9%
3.2%
2010年第3四半期
81,132,600
25.3%
16.6%
36.3%
15.4%
1.1%
2.7%
2.5%
2010年第4四半期
101,150,300
30.5%
15.8%
32.3%
14.6%
2.0%
3.4%
1.5%
2011年第1四半期
99,775,000
36.4%
16.9%
27.7%
13.0%
1.9%
2.6%
1.5%
2011年第2四半期
107,740,400
43.4%
18.2%
22.1%
11.7%
1.9%
1.6%
1.0%
2011年第3四半期
115,185,400
52.5%
15.0%
16.9%
11.0%
2.2%
1.5%
0.9%
2011年第4四半期
149,041,800
50.9%
23.8%
11.7%
8.8%
2.1%
1.9%
0.8%
2012年第1四半期
144,391,700
56.1%
22.9%
8.6%
6.9%
2.7%
1.9%
0.9%
2012年第2四半期
153,686,100
64.1%
18.8%
5.9%
5.2%
2.7%
2.7%
0.6%
2012年第3四半期
169,178,600
72.4%
13.9%
2.6%
5.3%
3.0%
2.4%
0.4%
2012年第4四半期
207,662,400
69.7%
20.9%
1.2%
3.5%
1.3%
3.0%
0.3%
2013年第1四半期
210,046,100
74.4%
18.2%
0.6%
3.0%
0.7%
2.9%
0.3%
2013年第2四半期
225,326,200
79.0%
14.2%
0.3%
2.7%
0.4%
3.3%
0.2%
2013年第3四半期
250,231,700
81.9%
12.1%
0.2%
1.8%
0.3%
3.6%
0.2%
2013年第4四半期
2014年第1四半期
281,636,900
80.8%
15.3%
0.6%
2.7%
0.6%
2014年第2四半期
290,384,400
83.8%
12.2%
0.7%
2.8%
0.5%
2014年第3四半期
305,384,000
83.3%
12.5%
0.8%
3.0%
0.4%
2014年第4四半期
367,334,400
76.0%
20.4%
0.5%
2.8%
0.4%
2015年第1四半期
336,054,400
78.9%
17.9%
0.4%
2.5%
0.4%
2015年第2四半期
329,676,400
82.2%
14.6%
0.3%
2.5%
0.4%
2015年第3四半期
352,844,000
84.7%
13.1%
0.3%
1.7%
0.3%
2015年第4四半期
403,109,400
80.7%
17.7%
0.2%
1.1%
0.2%
2016年第1四半期
349,251,400
84.1%
14.8%
0.2%
0.7%
0.2%
2016年第2四半期
344,359,700
86.2%
12.9%
0.1%
0.6%
0.2%
2016年第3四半期
373,292,500
87.8%
11.5%
0.1%
0.4%
0.2%
日本国内でのスマートフォンの利用者数(契約者数)の推移は以下の通り[ 89] [ 90] [ 91] [ 92] [ 92] [ 93] [ 94] [ 95] [ 96] 。
時期
総数
Android
iOS(iPhone)
Microsoft
その他
調査会社
2010年6月
435,000
2,557,000
2,144,000
コムスコア
2010年9月
5,702,000
841,000
3,347,000
1,475,000
39,000
2010年12月
6,975,000
2,174,000
3,787,000
831,000
183,000
2011年3月
9,764,000
4,601,000
3,906,000
1,257,000
2011年11月
15,100,000
61.0%
33.0%
5.7%
0.3%
2012年2月
19,300,000
61.4%
34.2%
3.9%
0.5%
2012年3月
62.2%
33.7%
3.7%
0.4%
2012年6月
24,086,000
64.1%
32.3%
3.2%
0.4%
2013年1月
40,610,000
63.3%
34.8%
1.9%
MM総研
2013年9月
50,150,000
63.0%
35.6%
1.4%
2014年3月
57,340,000
57.1%
41.8%
1.2%
2017年10月
31.8%
68.2%
ウェブレッジ
2019年8月
40.8%
59.2%
2019年12月
42.08%
57.02%
2020年5月
39.6%
60.4%
BCN
タブレット
世界のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)[ 97] [ 98] [ 99] [ 100] [ 101] [ 102] [ 103] [ 104] [ 105] [ 106]
時期
総数
Android
iOS
Windows
その他
調査会社
2010年第4四半期
10,700,000
29.0%
68.2%
2.8%
Strategy Analytics
2011年第2四半期
15,042,000
29.2%
61.4%
8.6%
2011年第3四半期
17,200,000
29.2%
64.5%
6.4%
2011年第4四半期
26,800,000
39.2%
57.4%
1.9%
2012年第1四半期
18,700,000
34.2%
63.1%
2.7%
2012年第2四半期
24,944,000
29.3%
68.3%
2.4%
2012年第3四半期
24,700,000
41.3%
56.7%
2.0%
2012年第4四半期
52,500,000
43.6%
IDC
2013年第1四半期
40,600,000
43.4%
48.2%
7.4%
1.0%
Strategy Analytics
2013年第2四半期
51,700,000
67.0%
28.3%
4.5%
0.2%
2013年第3四半期
47,600,000
29.6%
IDC
日本国内のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)[ 107] [ 108] [ 109] [ 110] [ 111] [ 112] [ 113] [ 114]
時期
総数
Android
iOS
Windows
その他
調査会社
2010年4月 - 2010年9月
350,000
20,000
320,000
10,000
ICT総研
2010年10月 - 2011年3月
540,000
50,000
480,000
10,000
2011年4月 - 2011年9月
1,180,000
370,000
780,000
30,000
2011年10月 - 2012年3月
1,580,000
490,000
1,040,000
50,000
2012年4月 - 2013年3月
5,680,000
42.4%
52.5%
0.0%
5.1%
MM総研
2013年4月 - 2014年3月
7,480,000
45.7%
43.8%
10.5%
-
2014年4月 - 2015年3月
9,290,000
45.7%
43.9%
10.4%
-
2015年4月 - 2016年3月
9,030,000
46.0%
40.0%
14.1%
-
バージョン
Android Studio でプロジェクトを新規作成するときに確認可能な、バージョンごとの世界シェア(2021年7月時点でのデータ)[ 115] [ 116] 。
バージョン
コードネーム
リリース
API
シェア
4.0.3 - 4.0.4
Ice Cream Sandwich
000000002011-10-18-0000 2011年10月18日
15
0%
4.1
Jelly Bean
000000002012-07-09-0000 2012年7月9日
16
0%
4.2
000000002012-11-13-0000 2012年11月13日
17
0%
4.3
000000002013-07-24-0000 2013年7月24日
18
0%
4.4
KitKat
000000002013-10-31-0000 2013年10月31日
19
0.3%
5.0
Lollipop
000000002014-11-03-0000 2014年11月3日
21
0.3%
5.1
000000002015-03-09-0000 2015年3月9日
22
0.3%
6.0
Marshmallow
000000002015-10-05-0000 2015年10月5日
23
1.9%
7.0
Nougat
000000002016-08-23-0000 2016年8月23日
24
2.0%
7.1
000000002016-12-05-0000 2016年12月5日
25
5.0%
8.0
Oreo
000000002017-08-21-0000 2017年8月21日
26
7.0%
8.1
000000002017-12-05-0000 2017年12月5日
27
5.3%
9
Pie
000000002018-08-06-0000 2018年8月6日
28
17.7%
10
Q
000000002019-09-03-0000 2019年9月3日
29
34.5%
11
R
000000002020-09-08-0000 2020年9月8日
30
25.9%
12
S
000000002021-10-04-0000 2021年10月4日
31
未計測
13
Tiramisu
000000002022-08-16-0000 2022年8月16日
33
未計測
14
Upside Down Cake
2023年10月4日
34
未計測
15
Vanilla Ice Cream
2024年10月15日
35
未計測
ライセンス
Androidのソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリ、ランタイム、カーネルまでのすべてが公開され、改変も自由である。基本的にAndroidのソースコードのライセンスは、Apache License 2.0に準じるため、Androidを採用した企業・個人が改変部や付加部分をGPLのように公開する必要はない。ただし、WebKitのライセンスはLGPL であり、カーネルとそのライブラリなどのLinuxに基づく部分のライセンスはGPL であるため、公開が求められる[ 40] 。
Gmail、Googleマップ、Google検索、Google Playなどの一部のGoogle製アプリケーションは、Androidと密に連携しているがプロプライエタリ なライセンスで提供されている[ 117] 。これらのGoogle製アプリケーションはGoogle Mobile Service認証をGoogleから受けた端末に対してのみ供給され、それらの端末でのみ動作が認められる。したがってカスタマイズしたAndroidに、これらのアプリケーションを載せるためには、カスタマイズを施したプロジェクトが個別にGoogleの許諾を得る必要がある。なお、アプリケーションをGoogle提供のファームウェアからバックアップし、権利を侵害していないカスタム版に再インストールする(カスタム版にはアプリケーションをバンドル しない)手法が説明される場合もあるが、Google Mobile Service認証を経ておらず、ライセンス違反の行為となる。
タブレット向けのバージョンであるAndroid 3.xはスマートフォンへの対応が不完全であるということを理由としてソースコードの公開が見送られていた[ 118] が、4.0.1から再度公開に戻った[ 119] 。ただし、3.xのソースコードはGit の履歴の中に存在するだけで、Gitのタグとしては割り振られていない[ 120] 。
歴史
アンディ・ルービン が設立したプラットフォームベンダーであるアメリカのAndroid社を、2005年 にGoogleが買収[ 9] したことから一時はGoogleが「gPhone」と呼ばれる独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた[ 10] 。2007年 11月に「Open Handset Alliance 」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記)を通じて新規プラットフォームの概要のみが発表される結果となった。
2007年11月5日 - 携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、アメリカの検索最大手Google、アメリカのクアルコム 、独 通信キャリアのT-モバイル (T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体 OHAが発表した。
2008年
2009年
2010年
1月5日 - Googleより、世界初のAndroid 2.1 を搭載したNexus One が発売された[ 129] 。
12月16日 - Googleより、世界初のAndroid 2.3 を搭載したNexus S がアメリカで発売された。
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
3月10日 - Android 5.1 の正式版を公開。
10月6日 - Android 6.0 の正式版を公開。
2016年
3月10日 - Android 7.0 の公開ベータ版をリリース。当初コードネームがなく、Android Nとして発表された[ 136] 。
8月23日 - Android 7.0 の正式版を公開[ 137] 。
10月4日 - Android 7.1 の正式版を公開。
12月5日 - Android 7.1.1 の正式版を公開。
2017年
4月4日 - Android 7.1.2 の正式版を公開。
8月21日 - Android 8.0 の正式版を公開。
11月27日 - Android 8.1 の正式版を公開。
2018年8月6日 - Android 9 の正式版を公開。
2019年9月3日 - Android 10 の正式版を公開。
2020年9月8日 - Android 11 の正式版を公開。
2021年10月4日 - Android 12 の正式版を公開。
2022年8月16日 - Android 13 の正式版を公開。
2023年
9月6日 - ロゴを刷新[ 138] 。
10月4日‐Android 14 の正式版を公開。
2024年10月15日 ‐ Android 15 の正式版を公開。
世界での発売端末
セキュリティ
Android 6.0 以降の権限管理画面。5.1.1 以前と比べ、個別に権限を管理することができる。
Androidのアプリケーションは、スーパーユーザー権限(root)を要求する一部のアプリを除き、システムの重要領域やユーザー情報にアクセスできないようサンドボックスで動作する[ 139] 。
権限に関してはユーザーに視覚的にわかるように、アプリをインストールする際、必要な権限のリストを表示する機能がある。例えば「Google マップ 」の場合は、位置情報の読み取り(GPS へのアクセス)があり、「カメラ 」だと撮影 、マイク による録音 などの権限がリストに表示される。この機能によって、アプリケーションに無関係な権限を要求された際には、ユーザーが確認できる[ 140] [ 141] 。
Android 4.3ではアプリ毎に権限を設定できる機能が実験的に追加されたが、アプリケーションの互換性を損なう恐れがあるという理由で4.4では無効になった[ 142] 。
端末をスリープ解除する際には、ロック画面にPINコードやパターンロックを割り当てる事もできる。これに加えてAndroid 5.0以降では、自宅にいる時、スマートウォッチが接続されている時などの条件に応じて自動でロック解除できるスマートロック 機能もある。
盗難などで不正にファクトリーリセットされた端末は、Android Device Protection(アンドロイド デバイスプロテクション)という保護機能が働く。デバイスプロテクションが作動すると、直前オーナーのGoogleアカウントにログインしなければ全ての機能が使えないようロックされる。
その他に、端末の位置を逆探知したりリモートロックできるAndroid デバイス マネージャー (ADM、スマートフォンを探す)も提供されており、盗難や置き忘れの対応策のひとつとされている。
日本でのセキュリティ
トレンドマイクロ社によると、2012年1月から3月の間に、Androidの不正アプリが約5,000種発見されたとしている。また、同社では、2012年4月に人気アプリである写真共有サービス「Instagram」や、アクションパズルゲーム「Angry Birds Space」などの偽アプリ配布サイトが存在し、特定のWebサイトにアクセスし、モバイル端末に他のファイルをダウンロードするなど、不正な動作を行う偽アプリがダウンロード出来るようになっていたことを確認している。「Google Play(旧Android Market)」などの公式サイトにおいて偽アプリが確認されるケースもある。
このような課題に早急に対応していくために、日本は、2011年10月に「スマートフォン・クラウドセキュリティ研究会」を設置し、スマートフォンを狙うマルウェア等に対する事業者等における対策の在り方や、利用者への情報セキュリティ対策の啓発の必要性について検討を進めてきた。同研究会では、同年12月の中間報告で、スマートフォン利用者が最低限取るべき情報セキュリティ対策として、「スマートフォン情報セキュリティ3か条」33を提唱し、2012年6月に最終報告を取りまとめた。また、2011年12月に「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」において「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」が開催され、スマートフォンにおける利用者情報が安心・安全な形で活用され、利便性の高いサービス提供につながるよう、諸外国の動向を含む現状と課題を把握し、利用者情報の取扱いに関して必要な対応等の検討が進められている。2012年4月には、スマートフォンを巡るサービス構造、利用者情報の取扱いに関する現状、利用者情報の管理等の在り方及び利用者に対する周知の在り方等の今後の論点を取りまとめた中間取りまとめ及び利用者自身が注意すべき事項を整理した「スマートフォンプライバシーガイド」34が公表された[ 143] 。
組み込み用Android
"Open Embedded Software Foundation "(OESF )がAndroidを基に、機能を追加した組み込み用プラットフォームを開発中である。OESFのWebには2005年からのタイムスタンプ がある。日本のOESFはWebによると2009年2月12日に設立された。2011年3月現在のバージョンは、Android 2.2を基にしEM3 (OESF Embedded Master 3)と呼ばれる。2011年3月にオープンソースとして一般向けに公開された[ 144] 。
IP電話、デジタルテレビ、マルチメディア、DLNA、Bluetooth、リモートコントロール、ポインティング・デバイス、ネットワーク管理、ユーザーインターフェース、SDKなどの機能拡張を行ってアプリケーション・フレームワークより上位のAPIから使用する。EM1の機能拡張は全てではないと推測されるが、Linuxカーネル部分と同じ深さでハードウェア上に直接載る低レベルで実装される。EM2は、Android 2.0を元に開発され、2010年10月に公開された。Androidそのものが軽量化を意図して設計されているが、OESF版ではさらに基本コンポーネントだけに絞り、必要な機能を選んで追加できる[ 145] 。
Android Go Edition
Android Go editionは、Googleが開発者カンファレンス「Google I/O 2017」において「Android Go」プロジェクトとして発表された。メモリーやストレージが少ないローエンド端末でもAndroidが効率的に動作するように設計されており、Android 8.1 Oreoで動作するメモリー1GB以下のデバイス向けに最適化されている。
マスコット
Androidのロゴには緑色のロボットのマスコットキャラクターが使われており、正式名称は「Android ロボット」(Android robot)[ 146] [ 147] だが、日本では「ドロイド君」の愛称で呼ばれている。海外ではBugdroidという愛称が使われることもある。
Androidロボットのアートワークはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス に基づいて配布されているが、商標権はGoogleが保有する。
イースターエッグ
Android 2.3 Gingerbread 以降からは、ジョークの画像やアニメーションを表示する機能が隠されている。いわゆるイースターエッグ と呼ばれるものである。この機能にアクセスするには、端末の設定情報から端末情報を開き、一覧にあるAndroidのバージョン を3回連続でタップすると表示される。なおAndroidのバージョンによって、表示される内容が異なる。
2.3(ジンジャーブレッド ) - ゾンビ の群れ中にAndroidのロボットが表示される。このイラストは、多くのゾンビアートを手がけるジャック・ラーソンによって描かれた。
3.x(ハニカム ) - Androidのロボットを、昆虫 の蜂 にデフォルメ したイラスト。
4.0(アイスクリームサンドイッチ ) - 黒いビスケット に包まれたアイスクリーム 状のロボットイラスト。ロングタップすると、8ビット デザインのロボットが無数に飛び交うアニメーション に移動する。
4.1-4.3(ゼリービーンズ ) - ゼリービーンズの形をする笑ったAndroidロボットが表示される。ロングタップすると、それが無数に飛び交うアニメーションに切り替わる。ロボットはタップして移動したり弾き飛ばす事ができる。
4.4(キットカット ) - アルファベット のK (殆どの端末ではビルド番号の頭文字か数字)が表示され、左右をタップすると回転する。数回タップする事で、キットカットのロゴデザインを象ったAndroidロゴが表示される。ここからロングタップすると、4.4以前で全ての歴代バージョンのアイコンがタイル 型のインターフェースで表示されるデザートケース の画面に移る。
5.x(ロリポップ ) - ペロペロキャンディ が表示され、キャンディの部分をタップすると色が変化する。そこから何回かタップして更にロングタップすると、Flappy Bird に似たゲームで遊べる。JRummy Appsによって難易度調整機能が付いた『Lollipop Land』のゲームアプリが公開されている。
L(デベロッパービルド) - Android Lの開発者プレビュー版は、ランダム な色 と大きさをした四角形 が表示され、下部にビルド番号が表示される。ロングタップすると、4.4と同じくタイル型のインターフェースが表示される。
6.0(マシュマロ ) - マシュマロ が表示され、ロリポップとは違いマシュマロの部分をタップしても色は変化しない。ロングタップすると、Flappy Bird に似たゲームで遊べるのは同一だが一つの端末で最大6人までのマルチプレイに対応したりタップ位置が表示されるようにもなった。
7.x(ヌガー ) - アルファベットのN が表示され、タップしても変化しない。ロングタップすると、猫のアイコンが表示され、クイック設定の編集を押すと猫のアイコンで「????」のメニューが追加される。猫のアイコンをクイック設定に追加すると皿のアイコンに変化し、皿のアイコンをタップするとねこあつめ に似たゲームで遊べる。
8.x(オレオ )- スワイプするとタコが画面内でスワイプした方向に合わせて泳ぎ回る。
9(パイ )- 簡易的なペイントツール でお絵描きをすることができる。
10 - 「0」と「1」を重ねて「Q」を作り、作成した「Q」をタップすると、お絵かきロジック を遊ぶことができる。
11 - ダイヤル を11に回すと、ディスプレイの下部、ナビゲーションバーの上に小さな猫の絵文字 が表示される。
12 - 時計が現れ、長針を回し12時ちょうどに合わせると中心に「12」とともに模様が現れる。
13 - 時計が現れ、長針を回し13時ちょうどに合わせると中心に「13」とともに模様が現れる。ロングタップすると、絵文字が表示される。さらにロングタップすると、絵文字が変わる。
システム領域のカスタマイズ
root化
Androidでも、セキュリティ等の理由からユーザーやアプリケーションがある階層以上にしかアクセスできないように制限がなされている。その制限を解除し最低階層にアクセスできるようにすることを、root化 (rooting)、root権を取る という。これにより、より高度な動作をするソフトウェアが実行可能になるが、ほとんどの場合販売元との規約に反するため、サポートを受けられないなどのデメリットが生じる。iOS でのjailbreak に近い。
ただ、AndroidセキュリティチームのNick Kralevichによれば、Googleはroot化を認めている。root化はユーザーの権利の一つであり、一方でユーザーの責任でそれに伴う不利益を受けることは仕方ないという見解を示している。またroot化によってアプリケーションや各種コンテンツの開発者、キャリア会社の権利は侵害されないとしている[ 148] 。
ブートローダーのアンロック
Androidのアップデートは、このブートローダーを経由してアップデートされるが、大半の端末ではブートローダーがロックされている。ブートローダーがロックされていると、メーカーの電子署名が入ったアップデートしか受け付けないようになっている[ 64] 。これに対して、ユーザーが自由にカスタムROMをインストール出来るように、一部の端末ではブートローダーをアンロックする方法がGoogleによって公開されている[ 149] 。
これらは改造行為となり保証外になるのが通常だが、中にはこの行為前提で初めからブートローダーがアンロックされた状態で出荷される端末もある[ 150] 。
fastbootモード
fastbootモード(ファーストブートモード)とは、PC側のコマンド操作によってシステム領域の書き換えやパーティション操作を行うための機能である。fastbootのコマンド機能は前述に加え、ブート、リブート、アプリのアンインストール、ファイルの転送、システムのバックアップ、ブートローダのアンロックなど様々なコマンドに対応する[ 151] 。
問題点
脆弱性
2019年の1年間で、2019年に報告されたOS別の脆弱性の数で最も多い、414件の脆弱性が発見された[ 152] 。
2019年11月、一部のAndroidに個人情報の流出につながる脆弱性が新たに146件見つかった[ 153] 。
プライバシー
2011年4月、ウォール・ストリート・ジャーナル (Web版)が、Androidは個人情報(Android利用者の氏名や場所、付近のWi-Fi ネットワークの信号強度や位置情報)を取得・蓄積し、Googleに送信していると報じた。セキュリティ専門家が台湾HTC 製のAndroidスマートフォンを調べた際に、これらの情報を少なくとも1時間に数回、Googleに送信していたことが確認されたという[ 154] 。
この報道に対し、GoogleはAndroid搭載端末から位置情報を収集していることは認めたが、すべてあらかじめユーザーの同意を得た上で行っており、また収集したデータは匿名化された形でGoogleのサーバーに送られていることから、プライバシー上問題はないと主張している[ 155] 。
2011年5月、韓国の警察 は、Android利用者の位置情報を無断収集した疑いで、アメリカのGoogle韓国法人のGoogle Koreaを家宅捜索し、位置情報の収集に関するデータを押収した。警察関係者は「携帯電話向け広告を扱うGoogle子会社のアドモブが、利用者の同意なくスマートフォン向けアプリケーションを通じて個人の位置情報を収集した疑いがある。押収物を分析し、個人情報の収集量や収集方法を把握する」と話している[ 156] 。
Google Play Storeの問題
2019年12月、Google Play Storeで配布されている、3000個以上のアプリで既知の脆弱性が修正されてないことをトレンドマイクロ が発見した[ 157] 。
2020年1月、Androidの脆弱性を利用した、不正なアプリがGoogle Play Storeに混入していることをトレンドマイクロ が発見した[ 158] 。
2020年2月、Google Play Store で提供されているTOP100のアプリのうち、約半数に脆弱性があることをLINE が発見した[ 159] 。
独占禁止法違反
2019年4月18日、独占禁止法に違反しているという欧州委員会(EC)の裁定を受け、ヨーロッパの「Android」ユーザーに対して検索アプリとブラウザーの選択肢を提示するという計画の概要を発表[ 160] 。
またECは3月、Googleに対して14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を科している。
脚注
注釈
^ 2022年3月現在、公式サイトでは、Androidとは「モバイルの可能性を広げるプラットフォーム」(The platform changing what mobile can do.)であると銘打たれている[ 5] [ 6] 。
出典
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関連項目
外部リンク