バスケットボール中華人民共和国代表
バスケットボール中華人民共和国代表(China national basketball team)は、中国バスケットボール協会(2017年3月までは中国バスケットボール管理センター)によって編成されるバスケットボールのナショナルチームである[1]。 1949年までの中華民国代表の詳細はバスケットボールチャイニーズタイペイ代表を参照。 歴史1912年に成立した中華民国では1917年にナショナルチームが結成され、1936年に国際バスケットボール連盟(FIBA)に加盟し、同年のベルリン五輪に参加していた。 第二次世界大戦後の国共内戦の結果、1949年に中華民国政府が台湾に去った後の大陸本土に新国家中華人民共和国が建国され、中華人民共和国代表チームが発足したが、FIBAが大陸本土と台湾の二つの中国を承認していたことを不服として、1958年にFIBAから脱退し国際大会より遠ざかっていた。1974年、FIBAに復帰すると、アジア選手権で1975年大会から2005年大会までの16大会中14大会で優勝を達成し、アジアバスケットボールの雄として君臨。 1979年には中国がIOCに加盟。1980年モスクワオリンピックはボイコットにより不参加だったものの、それ以降はオリンピック及び世界選手権への出場も重ねている。 1996年アトランタオリンピックでは、アルゼンチンとアンゴラを破って予選リーグを突破した。 2004年アテネオリンピックでは、2002年世界選手権優勝のセルビア・モンテネグロを破って予選リーグを突破した 2006年世界選手権ではアジア勢唯一の決勝トーナメント進出を果たした。 2007年アジア選手権は10位となったが、これは2008年北京オリンピック出場権を開催国枠で得ており、U23代表チームを派遣したためである。北京オリンピックではドイツとアンゴラを破って予選リーグを突破し、前回大会と同じ8位となった。 2011年アジア選手権で15度目の優勝を達成し、ロンドンオリンピック出場権を獲得。姚明が抜け、易建聯がエースとなって挑んだ2012年ロンドンオリンピックでは、主力の怪我もあり20年ぶりに1勝もできずに大会を去ることとなった。 2013年アジア選手権では準々決勝で台湾に78-96で大敗して1998年大会以来4大会ぶりにワールドカップ(旧世界選手権)の出場権獲得に失敗した。 自国開催の2015年アジア選手権は1次ラウンドから決勝まで全勝で16度目の優勝を達成し、リオデジャネイロオリンピック出場権を獲得した。リオ五輪もロンドンに引き続き未勝利で敗退した。 自国開催の2019年ワールドカップは予選リーグ初戦のコートジボワール戦と順位決定リーグの韓国戦で勝利して通算2勝3敗で大会を終えた。2020東京オリンピックからアジアカップ(旧アジア選手権)はオリンピックの予選大会ではなくなっており、ワールドカップ最終順位でアジア最上位国に出場権が与えられることとなっていたが、中国は通算成績で並んだイランを得失点差で上回ることができず、ワールドカップでの東京オリンピック出場権を逃した。その後開催された世界最終予選も敗退し、オリンピックの連続出場が9大会で途切れた。 2024年パリオリンピックの出場権も兼ねたフィリピン・日本・インドネシアの共催で開催された2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップで アジア1位に出場権が与えられる条件下で、中国は1勝4敗となり、2大会連続でオリンピック出場を逃した。アジアからは3勝2敗の日本に出場権が与えられる事になった。 主な国際大会成績
FIBAバスケットボール・ワールドカップ2019年大会より出場国数が24から32に増加
代表2008年北京オリンピックに出場したメンバー。
過去に所属した選手脚注
関連語句外部リンク |
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