パラダイスフラワー

パラダイスフラワー
欧字表記	Paradise Flower
品種	サラブレッド
性別	牝
毛色	栗毛
生誕	2004年5月11日
死没	2021年3月24日（17歳没）
抹消日	2007年9月8日
父	ティンバーカントリー
母	ダイナコマネチ
母の父	ノーザンテースト
生国	日本（北海道門別町）
生産者	今井牧場
馬主	山本武司
調教師	櫻田浩三（盛岡）
競走成績
生涯成績	16戦8勝
獲得賞金	3932.4万円
勝ち鞍	GIII：エーデルワイス賞（2006年）; 南部駒賞（2006年）; 留守杯日高賞（2007年）;
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競走馬におけるパラダイスフラワーとは、

日本の、1995年生まれの牝馬の競走馬。父ミホノブルボン、母父コントライト^[1]。岩手と中央で走り、通算43戦2勝（うち中央37戦1勝）の成績を残している。
日本の、2004年生まれの競走馬、繁殖牝馬。本項にて記述。

パラダイスフラワー（欧字名:Paradise Flower、2004年 5月11日 - 2021年 3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬^[2]。主な勝ち鞍に2006年のエーデルワイス賞、南部駒賞、2007年の留守杯日高賞。

経歴

競走馬時代

2006年 6月にフューチャー競走でデビューし、2着^[4]。2戦目で2着に4馬身差をつけて勝ち上がり、そこからビギナーズカップ、若鮎賞、ホープフル競走と特別競走2戦を含んだ4連勝を記録^[4]。初の重賞挑戦となったジュニアグランプリは11着に終わったが、次走2歳牝馬限定の統一重賞エーデルワイス賞では単勝7番人気ながら最後の直線で差し込み、共に後方から差してきたアグリフェスタをクビ差抑えて1分43秒1のコースレコード勝ちを収めた^[4]。地元への凱旋レース南部駒賞も中団から直線伸びて重賞連勝を記録したが^[5]、統一GIの全日本2歳優駿はフリオーソの9着に終わった^[6]。それでも、岩手競馬での2歳最優秀馬に選出された^[7]。

3歳を迎え、最初の2戦は金杯、一般戦ともに2着だったが、3走目の菜の花賞、4走目の留守杯日高賞を連勝^[8]。水沢で2戦2着ののち再度南関東に遠征して関東オークスに出走も10着^[9]。その後、9月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消し繁殖牝馬となった^[3]。^[10]

引退後

引退後は、びらとり牧場で繁殖牝馬となった^[11]。

2021年 3月24日に死亡^[12]。17歳没。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ^[10]、netkeiba.com^[13]および地方競馬全国協会^[14]に基づく。

年月日			競馬場	競走名	格	頭数	枠番	馬番	オッズ（人気）	着順	騎手	斤量（kg）	距離（馬場）	タイム（上り3F）	タイム差	勝ち馬/（2着馬）
2006	6.	3	盛岡	フューチャー競走		10	4	4	1.5（1人）	2着	小林俊彦	53	芝1000m（良）	0:59.6(00.0)	0.2	セイントセーリング
	7.	3	水沢	2歳		9	3	3	1.7（1人）	1着	小林俊彦	53	ダ1300m（不）	1:22.6(00.0)	0.7	（プリムラジュリアン）
		29	盛岡	ビギナーズカップ	特別	8	2	2	1.9（1人）	1着	小林俊彦	53	ダ1200m（不）	1:12.2(00.0)	0.8	（ボスアミーゴ）
	8.	15	盛岡	若鮎賞	特別	9	3	3	1.6（1人）	1着	小林俊彦	53	芝1600m（良）	1:41.7(00.0)	0.0	セイントセーリング
	9.	9	水沢	ホープフル競走		9	8	9	1.0（1人）	1着	小林俊彦	53	ダ1300m（良）	1:23.2(00.0)	-1.0	（プリムラジュリアン）
		23	盛岡	ジュニアグランプリ	重賞	12	1	1	1.6（1人）	11着	小林俊彦	53	芝1600m（良）	1:42.0(00.0)	3.5	ボスアミーゴ
	10.	12	旭川	エーデルワイス賞	GIII	13	4	7	10.6（7人）	1着	小林俊彦	54	ダ1600m（重）	1:43.1 (38.8)	-0.1	（アグリフェスタ）
	11.	12	水沢	南部駒賞	重賞	11	7	9	1.8（1人）	1着	小林俊彦	53	ダ1600m（重）	1:43.3(00.0)	0.2	（アンダーボナンザ）
	12.	13	川崎	全日本2歳優駿	GI	14	6	9	11.5（7人）	9着	小林俊彦	54	ダ1600m（稍）	1:43.8 (41.4)	2.0	フリオーソ
2007	1.	2	水沢	金杯	重賞	11	2	2	1.1（1人）	2着	小林俊彦	54	ダ1600m（不）	1:43.2(00.0)	0.1	セイントセーリング
	3.	26	水沢	3歳A1		11	2	2	1.2（1人）	2着	小林俊彦	56	ダ1600m（稍）	1:47.2(00.0)	0.2	マツリダワルツ
	4.	14	水沢	菜の花賞	特別	12	1	1	1.2（1人）	1着	小林俊彦	53	ダ1600m（稍）	1:46.4(00.0)	0.2	シュクジャンヌ
		29	水沢	留守杯日高賞	重賞	12	1	1	1.3（1人）	1着	小林俊彦	54	ダ1600m（良）	1:45.6(00.0)	0.2	（マツリダワルツ）
	5.	12	水沢	あやめ賞	特別	10	1	1	1.3（1人）	2着	小林俊彦	55	ダ1800m（良）	2:00.7(00.0)	0.0	マツリダワルツ
		27	水沢	ひまわり賞	重賞	12	5	6	1.4（1人）	2着	小林俊彦	54	ダ1900m（重）	2:04.5(00.0)	0.2	マツリダワルツ
	6.	13	川崎	関東オークス	JpnII	14	3	3	28.9（8人）	10着	小林俊彦	54	ダ2100m（良）	2:19.7 (42.6)	3.2	ホワイトメロディー

2016年に重賞格付け制度が始まるまで、岩手競馬はダートグレード競走を除き、重賞・特別の区分。

繁殖成績

	生年	馬名	性	毛色	父	馬主	厩舎	戦績	供用	出典
初仔	2009年	エスプレッソ	牡	黒鹿毛	ディクタット	山本武司	盛岡・櫻田浩三 →美浦・高市圭二 →盛岡・櫻田浩三	16戦4勝（うち中央3戦0勝）	引退	^[15]
2番仔	2010年	エノテカ	牡	栗毛	ゴールドアリュール	山本武司	盛岡・櫻田浩三 →浦和・野口孝	33戦19勝	引退	^[16]
3番仔	2011年	カフェオレ	牡	栃栗毛	フジキセキ	山本武司 →畠山誠	盛岡・櫻田浩三	63戦2勝	引退	^[17]
4番仔	2012年	エリー	牝	栗毛	ゴールドアリュール	山本武司	美浦・奥平雅士 →盛岡・櫻田浩三 →盛岡・櫻田康二 →盛岡・櫻田浩樹	26戦8勝	引退	^[18]
5番仔	2013年	ミステリオ	牡	鹿毛	ファルブラヴ		美浦・高市圭二 →盛岡・櫻田浩樹	13戦0勝	引退	^[19]
6番仔	2014年	ユズカチャン	牝	栗毛	マツリダゴッホ		盛岡・櫻田康二	19戦0勝	引退	^[20]
7番仔	2015年	カグヤヒメ	牝	栗毛	エスポワールシチー		美浦・高市圭二	10戦1勝	引退	^[21]
8番仔	2016年	シャイニー	牡	栗毛	スマートファルコン		盛岡・櫻田浩樹 →浦和・野口寛仁	61戦10勝	引退	^[22]
9番仔	2017年	（パラダイスフラワーの2017）	牡	青鹿毛	フェノーメノ			（不出走）		^[23]
10番仔	2018年	ロータスフラワー	牝	黒鹿毛		山本武司	盛岡・櫻田康二	2戦0勝	引退	^[24]
11番仔	2019年	ビーマジカル	牝	青鹿毛			盛岡・櫻田康二 →浦和・野口孝	31戦4勝	（現役）	^[25]
12番仔	2020年	エンカント	騸	黒鹿毛			盛岡・櫻田康二	38戦0勝	引退	^[26]
12番仔	2021年	ラストパラダイス	騸	青鹿毛			盛岡・櫻田康二 →浦和・野口孝 →盛岡・櫻田康二	39戦0勝	（現役）	^[27]

2025年4月22日現在

血統表

パラダイスフラワーの血統			（血統表の出典）^{[§ 1]}
父系	ミスタープロスペクター系			^{[§ 2]}
父 *ティンバーカントリー Timber Country 1992 栗毛	父の父 Woodman 1983 栗毛	Mr. Prospector	Raise a Native
			Gold Digger
		*プレイメイト	Buckpasser
			Intriguing
	父の母 Fall Aspen 1976 栗毛	Pretense	Endeavour
			Imitation
		Change Water	Swaps
			Portage
母ダイナコマネチ 1983 栗毛	母の父 *ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Lady Victoria	Victoria Park
			Lady Angela
	母の母シャダイリーズン 1974 栗毛	*マリーノ	Worden
			Buena Vista
		*ニアーリーズン	Hail to Reason
			Very Near
母系(F-No.)	ニアーリーズン(USA)系(FN:22-b)			^{[§ 3]}
5代内の近親交配	Native Dancer5x5=6.25%、War Admiral5x5=6.25%、Hyperion5x5=6.25%、Swaps 5･4=9.38%（父内）、Lady Angela5･4=9.38%（母内）			^{[§ 4]}
出典	^ ^[28] ^ ^[29] ^ ^[28] ^ ^[28]^[29]

半姉に京都牝馬特別優勝のシスティーナ、甥に全日本2歳優駿優勝のプライドキム^[4]^[29]。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

^ “パラダイスフラワー”. JBISサーチ. 2021年9月5日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p “パラダイスフラワー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ ^a ^b “岩手のパラダイスフラワーが登録抹消”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月8日). 2020年3月2日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “エーデルワイス賞、パラダイスフラワーがレコード勝ち”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年10月12日). 2020年3月2日閲覧。
^ “南部駒賞、ダート無敗のパラダイスフラワーが押し切る”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年11月12日). 2020年3月2日閲覧。
^ “全日本2歳優駿全着順、払戻金”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年12月13日). 2020年3月2日閲覧。
^ “岩手の年度代表馬にオウシュウクラウン”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年1月29日). 2020年3月2日閲覧。
^ “留守杯日高賞、人気のパラダイスフラワーが楽勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年4月29日). 2020年3月2日閲覧。
^ “関東オークス、全着順、払戻金”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年6月13日). 2020年3月2日閲覧。
^ ^a ^b “パラダイスフラワー競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “2019年08月20日読売レディス杯（ＧＤＪ）”. 競走馬のふるさと案内所. 公益社団法人日本軽種馬協会 (2019年8月20日). 2020年3月2日閲覧。
^ パラダイスフラワー（JPN） - 血統書サービス、2022年9月23日閲覧。
^ “パラダイスフラワーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年3月2日閲覧。
^ “パラダイスフラワー出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “エスプレッソ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “エノテカ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年9月5日閲覧。
^ “カフェオレ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “エリー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “ミステリオ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “ユズカチャン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “カグヤヒメ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “シャイニー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年9月5日閲覧。
^ “（パラダイスフラワーの2017）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ “ロータスフラワー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年9月5日閲覧。
^ “ビーマジカル”. JBISサーチ. 2021年9月5日閲覧。
^ “エンカント”. JBISサーチ. 2022年5月27日閲覧。
^ “ラストパラダイス”. JBISサーチ. 2023年7月23日閲覧。
^ ^a ^b ^c “パラダイスフラワー血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月2日閲覧。
^ ^a ^b ^c “パラダイスフラワーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年3月2日閲覧。