ホンダ・CD250U
CD250U(シーディーにひゃくごじゅうユー)は、本田技研工業が1988年に発売した排気量250ccクラスのオートバイである。 概説1988年4月4日発表、同月8日に発売された当時としても珍しい高速道路も乗れる排気量250ccクラスのビジネスバイクである[1]。 CDシリーズに分類されるもののベンリィシリーズとは一線を画し、1968年に発売されたドリームCD250[注 1]の後継車である。型式名MA02[1]。 CD125Tと共用のプレスバックボーン+鋼管フレームを採用。スイングアームならびにシートレールを延長し、CD125Tより若干大柄な車格を実現した。 スイングアーム延長に伴いリヤサスペンションはCD125Tより若干長くレイダウンした。 フロントにNS50Fと共用の2ポットキャリパー式ディスクブレーキを装備。 計器類は一見2眼式であるが、タコメーターは装備せず速度計のみで左側はインフォメーションランプとされた。 エンジンならびにトランスミッションは250Tシリーズ・レブルと共通のMC06E型空冷4ストロークSOHC直列2気筒エンジン[注 2]に荷物積載を考慮した低めかつクロス気味に設定されたギア比の5段マニュアルトランスミッションを搭載する。 シートは一般的なダブルシートとシングルシート+大型キャリアの2種類を選択可能とした標準現金価格は、ダブルシート仕様が\330,000、シングルシート+大型キャリア仕様が\319,000とされた[1]。 評価日本国内の年間販売目標が2,000台であったことならびにビジネスバイクとしては30万円を超える価格や250クラスの軽二輪であったことから、さしたる需要が見つからず約5年で生産終了となった[注 3]。 しかし、ビジネス向け車両であるため高い耐久性を持ち走行50,000kmを超えた個体も多数存在するほか、レトロ嗜好な車体デザインという面ではGB250やヤマハSR400などと比較しても知名度が低いこともあり、稀有な存在に興味を示すマニアやオーナーも存在する。
脚注注釈出典関連項目
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