マダガスカルの植物相![]() 以下ではマダガスカルの植物相(マダガスカルのしょくぶつそう)について説明を行う。 Brummitt による地理区分マダガスカルは Brummitt (2001) による植物分布の地理区分では「アフリカ > 熱帯アフリカ > インド洋西部 (英: Western Indian Ocean)」とされている。ほかに同じ区分とされているのはアルダブラ、コモロ(マイヨット含む)、セーシェル、チャゴス諸島、モーリシャス、モザンビーク海峡諸島、レユニオン、ロドリゲスである。 気候マダガスカルは全土が熱帯に属す島であるが、中央に存在する高原が風を遮るため、東部、中央部、西部それぞれで気候に著しい差が見られる[1]。島の東部は雨量が多く、対照的に西部は乾期と雨期との差が大きく降水量の少ない地域となっている[1]。特に降水量が少ないのが南西部であり、年間でも500ミリメートル程度にしかならない乾燥地域が存在する[1]。なお島の西側と東側とで乾燥地域と湿潤地域とに分かれている要因には、貿易風による影響も挙げられる[2]。 また全土が熱帯に属すとはいっても南北で差が存在し、北部は1年を通して高温(亜赤道帯)であるが、南に向かうにつれて熱帯-亜熱帯地域となっていく[2]。パキポディウム属(キョウチクトウ科)はマダガスカルに少なくとも17種が自生しているが、同属であっても種によって島内の分布域が分かれており、北部産のものが低温を嫌い耐寒性が非常に低いのに対し、南部産のものは北部産と比較するとやや耐寒性があるものと考えられる[2]。 エコリージョンエコリージョンという概念は「
種
マダガスカルには植物が6000種以上確認されており、そのうちの約4000種が木本である[10]。 脚注注釈出典
参考文献
関連文献
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia