マティアス・ラウダ(Mathias Lauda, 1981年1月30日 - )は、オーストリア出身のレーシングドライバー。3度のF1ドライバーズチャンピオンであるニキ・ラウダと彼の最初の妻、マーリーンの息子。兄・ルーカスは現在、マティアスのマネージャーを勤めている。
経歴
2005-06年のA1グランプリでA1チーム・オーストリア(英語版)の一員として出走するラウダ ブランズ・ハッチにて(2005年)
マティアスが誕生した時期は、父・ニキが一時F1を引退していた頃であった。多くのドライバーがカートからキャリアをスタートさせるが、ラウダは2002年の「フォーミュラ・ニッサン2000」がデビューレースとなった[1]。その後はドイツの「フォーミュラ・VW」で2レース、「スペイン・フォーミュラ3(英語版)」で1レース参戦した。2003年、ヴェルガーニ・レーシングから「ワールド・シリーズ・ライツ」へ参戦。2004年は、再び「ユーロ・フォーミュラ3000・シリーズ」に活動の場を戻した。同年の「国際フォーミュラ3000」では、コローニ・モータースポーツからフルシーズン出走した。
2005年、ジャンマリア・ブルーニと共にコローニ・チームから「GP2シリーズ」へ参戦する。新たに発足した「GP2シリーズ」でブルーニは、過去にF3000をフルシーズン経験している数少ないドライバーの一人であった。2005-06年シーズンの「A1グランプリ」では、A1チーム・オーストリア(英語版)のチーム代表を務めた。
ペルソン・モータースポーツ(英語版)からドイツ・ツーリングカー選手権へ参戦するラウダ(2006年)
シングルシーターレースで大きな成果を残せなかったラウダは、ツーリングカーレースへ目を向ける。2006年より「ドイツ・ツーリングカー選手権」へメルセデス・ベンツからエントリーした。2008年・2009年と「スピードカー・シリーズ」にも参戦している。
2012年、ミハエル・バルテルス率いるVita4One・レーシング・チーム(英語版)から「FIA GT1世界選手権」へ参戦。ニコラウス・メイヤー=メルンホフと共にBMW・Z4 GT3を駆って総合ランク12位へ入った(バルテルス自身は総合ランク3位)[2]。同年の「スパ24時間レース」は同チームから出走して総合3位を獲得している[3]。
シルバーストン6時間レース(英語版)で出走するラウダ(2018年)
レース戦績
略歴
- † : ゲストドライバーとしての出走であるため、ポイントは加算されない。
国際フォーミュラ3000
GP2シリーズ
A1グランプリ
ドイツ・ツーリングカー選手権
ポルシェ・スーパーカップ
FIA GT1世界選手権
FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース
ユナイテッド・スポーツカー選手権/ウェザーテック・スポーツカー選手権
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
NASCAR
ウェレン・ユーロ・シリーズ - Elite 1
参考文献
外部リンク
出典