マルセラ・アクーニャ
マルセラ・アクーニャ(Marcela Acuña、1976年10月15日 - )は、アルゼンチンのプロボクサー、元空手家。フォルモサ州フォルモーサ出身。元WBA・WBC・IBF・WBO女子世界スーパーバンタム級王者。元WBA女子世界フェザー級暫定王者。トレス・デ・フェブレロ市議会議員も勤める[1]。リングで見せる攻撃的なファイトスタイルから「La Tigresa(女虎)」の異名を持つ。 ファイトスタイルバックボーンのひとつである空手を髣髴とさせる、ややアップライトに構えたファイティングポーズが特徴。強烈な左右のフック、右ストレートを主軸にしたインファイトを得意としている。 来歴7歳でボクシングを始めるが、格闘技に専念するようになり12歳で黒帯を取得、14歳で南米チャンピオンなど多くのタイトルを手にする。 1995年、妊娠していることが判明する。父親は当時交際中だったトレーナーで、彼と結婚すると共に格闘技から引退。長男を出産した。産休後に現役復帰、ボクシングに専念しプロデビューに向けてトレーニングを再開した。 プロデビュー1997年12月5日、アメリカ合衆国・フロリダ州ポンパノビーチでクリス・マーティンと対戦し、10回0-3(2者が90-99、90-100)の判定負けを喫しデビュー戦を白星で飾れなかった。 1998年9月25日、コネチカット州レッドヤードのフォックスウッズ・リゾート・カジノでルシア・ライカとIBO女子世界スーパーライト級王座決定戦を行い、5回2分2秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した。 2001年4月28日、母国初試合としてブエノスアイレスでジャミリア・ローレンスと対戦し、初勝利となる4回戦2-1(39.5-37.5、37-39、39-37.5)の判定勝ちを収めた。 国内王座獲得2002年1月19日、ブエノスアイレスでパトリシア・アレハンドラ・キリコとアルゼンチンFABフェザー級初代王座決定戦を行い、初回1分14秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。 2002年3月1日、エントレ・リオス州パラナでマリア・デル・カルメン・モンティエルと対戦し、10回3-0(2者が99-87.5、99-88)の判定勝ちを収め初防衛に成功した。 2002年6月29日、サンタクルス州リオ・ガジェゴスでマリア・デル・カルメン・モンティエルとノンタイトル8回戦を行い、3-0の判定勝ちを収めた。 2002年11月15日、コルドバ州コルドバのスペル・ドモ・オルフェオでアリシア・アシュレーとWIBF世界スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回1-2(2者が94-96、97-95)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。 2003年2月20日、ブエノスアイレスでルーデス・ノエミ・ゴンザレスとアルゼンチンFABスーパーバンタム級初代王座決定戦を行い、2回TKO勝ちを収めFAB王座の2階級制覇を果たした。 2003年6月14日、ブエノスアイレス州ボリーバルでWIBF世界スーパーバンタム級王者アリシア・アシュレーと対戦し、10回0-3(92-98、92-97、94-97)の判定負けを喫し7ヵ月ぶりの再戦でリベンジに失敗した。 世界王座獲得2003年12月6日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクでダマリス・ピノック・オルテガとWIBA世界ライトフェザー級王座決定戦を行い、6回1分42秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。 2004年5月26日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクでデイジー・パディージャと対戦し、初回43秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。 2005年1月22日、フォルモーサ州フォルモーサでマリア・アンドレア・ミランダとWIBA世界フェザー級王座決定戦を行い、3回1分37秒TKO勝ちを収め2階級制覇を果たした。 2005年5月14日、ブエノスアイレス州カセロスでネリス・リンコンと対戦し、2回1秒、リンコンの棄権により初防衛に成功した。 2005年10月22日、クイーンズランド州ブロードビーチのゴールドコースト・コンベンション&エキシビジョン・センターでシャロン・アニオスとWBC女子世界フェザー級初代王座決定戦を行い、10回0-3(2者が94-96、93-97)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。 2006年8月12日、ブエノスアイレスでアナイス・セシリア・グティエレス・カリージョとWBA女子世界スーパーバンタム級初代王座決定戦を行い、10回3-0(3者が100-90)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。 2006年10月14日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクでパオラ・エステル・ヘレーラと対戦し、初回TKO勝ちを収め初防衛に成功した。 2006年12月14日、ブエノスアイレスでマリベル・サンタナと対戦し、2回40秒、サンタナの棄権により2度目の防衛に成功した。 2007年4月20日、メンドーサ州ゴドイ・クルスでヤズミン・リバスと対戦し、10回3-0(100-89、2者が99-90)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した。 2008年7月3日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクでダニエル・ボウチャードと対戦し、3-0(2者が100-90、99-91)の判定勝ちを収め4度目の防衛に成功した。 2008年12月4日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクでアレハンドラ・オリベラスとWBA・WBC女子世界スーパーバンタム級王座統一戦を行い、10回3-0(95-94、97-93、98-91)の判定勝ちを収め王座統一に成功、WBA王座5度目の防衛、WBC王座獲得に成功した。 2009年4月30日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクで暫定王者のジャッキー・ナバと王座統一戦を行い、10回3-0(98-92、98-91、99-90)の判定勝ちを収めWBC王座の統一に成功した。(記録上は初防衛) 1度目の引退へナバ戦後、トレス・デ・フェブレロ市議会議員選挙に出馬。 選挙には当選を果たしたため引退を表明。ただしこの時点で引退時期については明言を避けていた。 2009年8月20日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクでアリシア・アシュレーと対戦し、10回2-0(96-94、95-95、96-95)の判定勝ちを収めWBC王座2度目の防衛に成功した。 2010年4月10日、ブエノスアイレスでマリア・エレナ・ビラロボスと対戦し、10回3-0(2者が98-92、98-93)の判定勝ちを収めWBC王座3度目の防衛に成功した。 2010年8月20日、フォルモサ州フォルモーサでロシレッテ・ドス・サントスと対戦し、10回1分19秒TKO勝ちを収めWBC王座4度目の防衛に成功した。 2010年12月11日、シャンテル・マルティネスと対戦しWBC王座5度目を目指す予定だったがアクーニャが引退を表明した為、中止となった。 2010年12月、WBCから名誉王座に認定された。 現役復帰2012年5月19日、ブエノスアイレス州ヘネラル・ビジェガスマリア・エレナ・ビラロボスとWBC女子世界スーパーバンタム級シルバー王座決定戦を行い、復帰戦での勝利となる10回3-0(96-91、99-89、98-90)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。 2012年8月17日、トゥクマン州サン・ミゲル・デ・トゥクマンでベティアナ・パトリシア・ビナスと対戦し、9回3-0(2者が86-85、87-84)の負傷判定勝ちを収め初防衛に成功した。 2012年12月21日、ブエノスアイレス州ラ・プラタでカロリーナ・デュアーと対戦し、復帰後初黒星となる10回0-3(93.5-97.5、96-96.5、94.5-98)の判定負けを喫した。 2013年1月25日、メンドーサ州サン・マルティンでWBA・WBO女子世界スーパーバンタム級王者ジェシカ・マルコスが対戦し、10回1-1(94-96、97-93、95-95)の判定で引き分けた為WBA王座獲得に失敗、WBO王座獲得にも失敗した。 2013年5月10日、ブエノスアイレス州タピアレスでエディス・マティセと対戦し、10回3-0(3者が99-91)の判定勝ちを収めた。 2013年7月13日、トゥクマン州サン・ミゲル・デ・トゥクマンでメリッサ・ヘルナンデスと対戦し、10回3-0(99-91、100-90、98-92)の判定勝ちを収めた。 2013年10月25日、サルト県サルトでハラナ・ドス・サントスとWBO女子世界スーパーバンタム級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。 2014年3月28日、コルドバ州ヴィラ・マリアでエストレージャ・バルベルデと対戦し、6回TKO勝ちを収め初防衛に成功した。 2014年8月23日、ブエノスアイレス州ホセ・レオン・スアレスでエディス・マティセと1年3か月ぶりに再戦し、10回3-0(98-92、96-94、97-93)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した。 2016年5月7日、ブエノスアイレスのエスタディオF.A.Bでマイラ・ゴメスとWBA女子世界フェザー級暫定王座決定戦を行い、10回3-0(100-90が2者、99-91)の判定勝ちを収めWBA王座の2階級制覇を果たした。 2016年9月9日、ブエノスアイレス州カセロスのCe.De.M. N° 2でブレンダ・カレン・カルバハルと対戦し、10回3-0(99-91、100-90.5、98-92)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[2]。 2016年12月16日、ブエノスアイレス州モレノでジェシカ・マルコスとIBF女子世界スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回KO勝ちを収め王座獲得に成功した。 2017年6月16日、ブエノスアイレス州カセロスでシャノン・オコネルと対戦し、10回判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。 戦績
獲得タイトル
脚注
関連項目
外部リンク
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