マンクロフト男爵

マンクロフト男爵
Baron Mancroft
マンクロフト男爵; Baron Mancroft
	紋章記述 Arms:Gules a Chevron chequy Argent and Sable between in chief two Portcullises chained and in base a Castle (Farnham) triple towered Or on a Chief of the last a Lion passant guardant of the third Crest:In front of a Castle (Norwich) with three Cupolas issuant from each a Staff proper flying therefrom a Banner Argent charged with a Cross Gules a Sword sheathed also Gules garnished Or pommelled and hilted of the last and a Mace Gold in saltire (i.e. a representation of the ancient Crystal Mace and the Sword in the Regalia of the Corporation of the City of Norwich) Supporters:In either side a Whiffler of the Corporation of the City of Norwich
創設時期	1937年12月23日
創設者	ジョージ6世
貴族	連合王国貴族
初代	初代男爵アーサー・サミュエル（英語版）
現所有者	3代男爵ベンジャミン・マンクロフト（英語版）
相続人	アーサー・マンクロフト閣下
付随称号	(マンクロフトの)準男爵
現況	存続
モットー	勇気、忍耐; （Courage, Patience ）

マンクロフト男爵（英: Baron Mancroft）は、英国の男爵、貴族、連合王国貴族爵位。保守党の政治家アーサー・マイケル・サミュエル（英語版）が1937年に叙されたことに始まる。

歴史

アーサー・サミュエル（英語版）(1872–1942)はノリッジ市長を務めた人物で、のち政界に転じて保守党に属する庶民院議員となり、スタンリー・ボールドウィン政権下では対外貿易相（英語版）や財務担当政務次官（英語版）を歴任した^[1]。サミュエルは1932年に(マンクロフトの)準男爵(Baronet, of Mancroft)に^[2]、ついで1937年にノリッジ市マンクロフトのマンクロフト男爵(Baron Mancroft, of Mancroft in the City of Norwich)を与えられて貴族となった^[3]。

その息子の2代男爵ストーモント(1914–1987)も父と同じく保守党の政治家で侍従たる議員（英語版）を務めている^[1]。なお、彼は1925年に平型捺印証書（英語版）によって一族の姓をマンクロフトに改姓している^[1]。

現当主である3代男爵ベンジャミン(1957-)は1999年の貴族院改革以降も貴族院に議席を置く92人の世襲貴族の一人である^[4]。彼は1989年に金銭未払のかどで裁判所から出頭命令を受けたが、この際に「（貴族院議員のマンクロフト卿は本件について）議員不逮捕特権の保護を受けない」との判断がなされた^[5]。これは貴族院議員の不逮捕特権に関する直近の重要な判例となっている^[6]。

現当主の保有爵位

現当主である第3代マンクロフト男爵ベンジャミン・マンクロフト（英語版）は、以下の爵位を有する^[4]。

第3代ノリッジ市マンクロフトのマンクロフト男爵(3rd Baron Mancroft, of Mancroft in the City of Norwich)
（1937年12月23日の勅許状による連合王国貴族爵位）
第3代(マンクロフトの)準男爵(3rd Baronet, of Mancroft)
（1932年1月15日の勅許状による連合王国貴族準男爵位）