ラウル・ネト
ラウル・トグニ・ネト(Raul Togni Neto 1992年5月19日 - )は、ブラジル・ミナスジェライス州ベロオリゾンテ出身のプロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。ブラジルポルトガル語の発音の関係で、NBA.com日本語サイトでは『ハウル・ネト』と表記されている[1]。 経歴NBA以前2008年、2008-09FIBAアメリカリーグ期間中にブラジルのミナス・テニスクラブから16歳でプロデビューしたネトは、2011年にスペインに渡り、サン・セバスティアン・ギプスコアBCと契約。主力として活躍し、後に2013年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから指名され、交渉権はユタ・ジャズに移動[2]。ネトは2014年8月にCBムルシアと3年契約を結んだものの[3]、2015年7月9日にユタ・ジャズがネトの契約権をバイアウトで買い取り、ネトと契約を結んだ[4]。 NBA(2015-2023)NBAルーキーシーズンの2015-16シーズンは、正PGを予定していたダンテ・エクザムが左膝を負傷した為に、トレイ・バークを差し置いて、開幕戦のデトロイト・ピストンズ戦でスタメンで起用され、8得点、3アシストの記録[5]。2016年NBAオールスターゲーム前夜祭のライジング・スターズ・チャレンジには、チームメイトのロドニー・フッド、トレイ・ライルズと共に世界選抜チームの一員として出場するなど[6]、ルーキーシーズンはチーム最多の81試合に出場した。しかし、2016-17シーズンは、エクザムの復帰やジョージ・ヒルの加入もあり、40試合の出場に止まった。 2019-20シーズンはフィラデルフィア・76ersと契約した[7][8]。 2020年10月22日、ワシントン・ウィザーズと1年契約を結び[9]、自己最高のシーズンを送った。 2021年8月7日、ウィザーズと再契約を結んだ[10]。 2022年7月8日、クリーブランド・キャバリアーズと契約した[11]。 ヨーロッパ(2023-)2023年8月5日、フェネルバフチェ・ベコと契約した[12]。後述の怪我により2023-24シーズンは全休となった。2024年7月8日に受けたインタビューでは、負傷後にはフェネルバフチェから契約を解除されたが、公式に発表されることはなかったと語っている[13]。 2024年11月25日、FCバルセロナ・バスケットへの加入が発表された[14]。契約期間はシーズン終了まで[14]。12月27日に行われたユーロリーグのKKツルヴェナ・ズヴェズダ戦で重度のハムストリングの怪我を負った為、2025年1月2日、バルセロナからの退団が発表された[15]。 2025年7月3日、リーガACBに所属するCBミラフローレスへの加入が発表された[16]。契約期間は1年[16]。 ブラジル代表2010年にブラジル代表にデビューし、2010年バスケットボール世界選手権に出場。2012年のロンドンオリンピック、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップ[17]、自国開催の2016年リオデジャネイロオリンピックにも出場している。2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップのメンバーにも選出されていたが、初戦のイラン戦で右膝の膝蓋腱を断裂し、大会の残り試合は欠場となった[18]。その影響でフェネルバフチェでの2023-24シーズンは全休し[19]、パリオリンピック予選のモンテネグロ戦で約1年ぶりの実戦復帰となったが、この試合でまたも負傷し、オリンピック予選の残り試合は欠場することとなった[19]。 プレースタイルコートビジョンに優れ、パスセンスを活かしたプレーメークを得意としている[20]。 個人成績
NBAレギュラーシーズン
プレーオフ
脚注
外部リンク |
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