ロイ・クリシュナ
ロイ・クリシュナ(Roy Krishna, 1987年8月20日 - )は、フィジー・ランバサ出身のサッカー選手。インディアン・スーパーリーグ・ベンガルールFC所属。ポジションはフォワード。 経歴アマチュア時代年代別のフィジー代表や地元のクラブで実績を積んだ後、2008年にニュージーランドのワイタケレ・ユナイテッドに加入。同年にはFIFAクラブワールドカップ2008にも出場。以降チーム屈指のストライカーとして、ワイタケレの国内リーグ4連覇などに貢献。2012-13シーズンはレギュラーシーズンで12ゴールを挙げ得点王に輝いた[1]。 2013年9月、ワイタケレのライバルチームであるオークランド・シティFCへ移籍。12月11日、自身2度目の出場となったFIFAクラブワールドカップ2013の初戦、対ラジャ・カサブランカ戦では後半に一時同点となるゴールを挙げた(結果は1-2で敗戦)。これによりFIFA主催の国際大会で初めてゴールを挙げたフィジー人選手となった[2]。 プロ契約後2014年1月7日、シーズン終了までの期間でAリーグのウェリントン・フェニックスFCへの加入が発表された[3]。同クラブには過去2度トライアルを受けた経験があり、本人にとっては念願のプロ契約を結ぶこととなった。3月16日、メルボルン・ハートFC戦でAリーグ初ゴールを記録。その後クラブと新たに2年契約を交わした[4]。 2016-17シーズン、クラブとの契約を更に2年更新[5]。25試合に出場し、チームトップとなる12ゴールを記録した。翌2017-18シーズンは、チームとしても個人としても成績が振るわない中、リーグの終盤にアメリカ・MLS(メジャーリーグサッカー)のクラブが獲得に乗り出すなど去就に注目が集まったが、最終的にはウェリントンと新たに1年間の契約を結ぶことで同意した[6]。 2018-19シーズン、新たにクラブの監督に就任したマーク・ルダンの下、レギュラーシーズンで自己最多となる18ゴールを記録[7]。Aリーグ得点王に輝くとともに、リーグ年間最優秀選手に贈られるジョニー・ウォーレン・メダルを南太平洋諸国出身者として初めて受賞した[8][9]。 2019年5月、ウェリントンから契約延長のオファーを提示されたものの、これを固辞し、クラブから退団することを表明[10]。6月、インディアン・スーパーリーグのATKに加入することが発表された[11]。 2019-20シーズン終了後、ATKはモフン・バガン・スーパー・ジャイアントと合併し、ATKモフン・バガンFCとなった。クリシュナはキャプテンに任命され[12]、新しいクラブとして最初の試合となる2020年10月20日のケーララ・ブラスターズFC戦でクラブ初のゴールを決め勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選出された[13]。2020-21シーズンは23試合で22ゴールを決めチームを準優勝に導き、ゴールデンボール賞を受賞した[14]。 2022年7月、ベンガルールFCに2年契約で移籍した[15]。 代表2007年8月25日、2010 FIFAワールドカップ・オセアニア1次予選のツバル戦で、フィジーA代表デビュー。この試合で前半の22分間にハットトリックを達成し、16-0と圧勝を収める[16]。 2008年11月19日、2次予選のニュージーランド戦では2ゴールを挙げる活躍でチームを2-0の勝利に導く[17]。フィジーがワールドカップ予選においてニュージーランドから勝利を収めるのは、これが初めてのことであった。 2016年7月16日、リオデジャネイロオリンピックに出場するU-23フィジー代表にオーバーエイジ枠で選出され[18]、本大会では主将として、また、チーム唯一のプロ選手としてグループリーグ全3試合にフル出場した。チームは3連敗でグループリーグ敗退に終わったものの、第2戦のメキシコ戦ではフィジーの大会唯一となるゴールを挙げた[19]。 人物
タイトル
脚注
外部リンク
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