三菱・パジェロエボリューション (市販車)
パジェロエボリューション (英語: PAJERO Evolution) は、三菱自動車がかつて生産していたSUVである。 1982年に発売されたパジェロは、1983年からダカールラリーへの参戦を開始した[3]。競技用車両は1991年から市販車を離れ、パイプフレームの「パジェロ・プロトタイプ」に移行[3]するが、1997年よりT3クラス (プロトタイプ) へのメーカー参戦が禁じられ、三菱はT2クラスの市販車改造パジェロに回帰することとなった[4]。このT2クラスのベース車両として、2代目パジェロをベースに「パジェロエボリューション」を開発[5][6][7][8]し、1997年9月に発表[9][10]、10月に販売を開始した[9][1][2]。 メカニズムメタルトップのショートボディをベースにし[11]、シャシーの剛性を強化[10][6][12]。曲げ剛性で44%、ねじり剛性で33%向上している[12]。空力性能を意識しエアロバンパー、オーバーフェンダー、サイドエアダム、拡大したリアスポイラーを装備[9][12]。また、ボンネットフードとスキッドプレートをアルミ製とし、軽量化を図っている[9][10][12]。ラジエーターグリルの開口面積を拡大し、ボンネットフードにエアインテーク、オーバーフェンダーにエアアウトレットを設け、冷却性能も強化されている[9][10][13]。 エンジンは新開発のMIVECを採用した6G74型エンジンを搭載[9]。280 PS (210 kW)、35.5 kgf⋅m (348 N⋅m) を発揮する[9][10][13]。駆動系はベースのパジェロ同様、スーパーセレクト4WDを採用[9][10]。リヤデフにヘリカルLSDとビスカスLSDを組み合わせた「ハイブリッドLSD」を搭載する[9][10]。 サスペンションは ブレーキは前後ともベンチレーテッドディスクを採用し、制動力を強化[9][10]。ABS制御にハンドル角センサーを追加し、旋回時やレーンチェンジ時の制動安定性の強化を図っている[9]。 モータースポーツ
脚注
参考文献
外部リンク
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