中川勇斗
中川 勇斗(なかがわ はやと、2004年1月27日 - )は、愛知県小牧市出身のプロ野球選手(捕手、外野手)。右投右打。阪神タイガース所属。 経歴プロ入り前小牧市立味岡小学校1年生から味岡キングスで野球を始める。小牧市立味岡中学校時代は愛知尾州ボーイズに所属[2]。 京都国際高校では1年秋からベンチ入りし、2年秋から正捕手に定着[2]。2年秋の近畿大会では打率.393を記録した[3]。1学年下の森下瑠大とバッテリーを組み、3年春には甲子園に出場[4]。初戦の柴田高校戦で延長10回に決勝適時打を放ち、同校の甲子園初勝利に貢献した[5]。同大会は2回戦の東海大菅生高校戦でサヨナラ負けを喫し敗退[6]。3年夏の京都府大会では、決勝の京都外大西高校戦で4回に決勝の逆転2ランを放ち、同校初の夏の甲子園および春夏連続の甲子園出場に導いた[7][8]。同夏の甲子園では初戦の前橋育英高校で2回に決勝ソロ[9]、3回戦の二松學舍大附属高校戦で秋山正雲から2試合連続となる2ランを放つ[10]などの活躍でベスト4進出に貢献。準決勝で前川右京擁する智辯学園高校に敗れた[11]。高校の2学年上には上野響平、1学年上に釣寿生、早真之介がいる。 2021年のドラフト会議で阪神タイガースから7位指名を受けた[2]。11月14日、契約金2000万円、年俸460万円で入団に合意した(金額は推定)[12]。背番号は68[13]。 阪神時代2022年は、6月23日に行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦で、岡田俊哉から公式戦初本塁打を記録[14]。一軍出場は無かったが、二軍では50試合に出場し、打率.295、3本塁打と、高卒1年目にして好成績を残し、契約更改では現状維持だったものの球団からは高い評価を受けた[15]。 2023年は、5月30日にプロ入り初めて一軍昇格を果たす。梅野隆太郎、坂本誠志郎に次ぐ三番手捕手という立場で出場機会はなかったが、ブルペンで一軍投手の球を受けるなど経験を積み、6月9日に再び二軍に戻った[16][17]。二軍では57試合に出場し、打率.265、3本塁打という成績だった。オフシーズンの11月25日からは台湾で開催されたアジア・ウインター・ベースボール・リーグに出場したが[18]、11月29日の試合中に右足を負傷したために途中帰国した[19]。 2024年も一軍出場はなかったが、二軍で70試合に出場し、打率.321、4本塁打、28打点という成績を残し打撃面でのアピールを続けた[20]。11月12日には前年度から20万円増の推定年俸540万円で契約を更改した[20]。秋季キャンプでは、人生初となる外野守備の練習にも取り組んだ[21]。 2025年、4月30日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)で代打としてプロ初出場[22]。5月6日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)で「7番・左翼手」としてプロ初先発出場し[23]、5回にプロ初安打を記録した[24]。 選手としての特徴安定したスローイングとフレーミングが持ち味の捕手[2][25]。フレーミングにおいては、試合中に球審の癖を察知して捕球動作に変化を加えているという[26]。 打撃では、身長172cmと小柄ながら高校通算18本塁打を記録する長打力を秘める[2]。二塁送球1.8秒台、50m6秒2[2]。 詳細情報背番号
記録
脚注
関連項目外部リンク
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