佐々木尽
佐々木 尽(ささき じん、2001年7月28日 - )は、日本のプロボクサー。東京都八王子市出身。八王子中屋ボクシングジム所属。元WBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋ウェルター級王者。弟の佐々木革もプロボクサー。 入場曲はONE OK ROCKの『The Beginning』。 人物
来歴元々柔道をやっていて、中学1年生からボクシングも始め八王子中屋ジムに入門、週2・3回の練習だったが、定時制の八王子拓真高校に進学後からボクシングに専念した[5][6]。U-15大会で優勝経験がある[7]。 2019年年度東日本ライト級新人王決勝を計量失敗で棄権した[9][10]。 2020年12月26日、墨田区総合体育館で行われた「カケルホールディングス presents A-SIGN.BOXING」にて石脇麻生と日本ユーススーパーライト級王座決定戦を行い、3回2分50秒TKO勝ちで王座獲得に成功した[11]。 2021年2月11日、国立代々木競技場で開催のチャリティーボクシングイベント『LEGEND』で東京五輪ウェルター級日本代表・岡澤セオンと対戦した[12]。 2021年7月17日、八王子市富士森体育館で、1階級下の日本ライト級ユース王者の湯場海樹と日本ユーススーパーライト級タイトルマッチを行い、初回と2回にそれぞれ1度と合計2度のダウンを喫するが、左フックで逆転となる2回2分3秒KO勝ちを収め初防衛に成功した[13]。 2021年10月19日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル81」において、日本スーパーライト級1位・WBOアジアパシフィック同級2位の平岡アンディと日本・WBOアジアパシフィックスーパーライト級王座決定戦を行う予定だったが、前日計量で佐々木がスーパーライト級のリミットを1.8キロ体重超過して計量失格となった。試合当日の午後5時にも計量行いリミットの8%増以内という条件が付けられ、試合は平岡が勝った場合のみタイトル獲得という変則ルールで行われ、7回に2度ダウンを奪われると、11回1分58秒TKO負けを喫し、王座の獲得に失敗した[14]。6日後の同年10月25日、日本ボクシングコミッション(JBC)は今回が新人王決勝戦以来2度目の計量失格である佐々木にライセンス停止6カ月の処分を下し、ファイトマネーの20%を制裁金として徴収。八王子中屋ジムの中屋廣隆マネジャーを厳重注意処分とした[15]。 2021年10月30日、同日付で日本スーパーライト級ユース王座を返上した[16]。 2022年7月9日、エスフォルタアリーナ八王子でライセンス停止処分明けの復帰戦として2021年度全日本スーパーライト級新人王の関根幸太朗と64.5キロ契約6回戦で対戦し、初回にダウンを奪い、5回にダウンを奪い返されるが、6回1-0(57-55、56-56×2)で引き分けた[17]。 2023年1月14日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックウェルター級王者の豊嶋亮太とWBOアジアパシフィック同級タイトルマッチを行い、1回1分56秒TKO勝ちで王座を獲得した[18]。 2023年4月8日、有明アリーナで開催された寺地拳四朗 対 アンソニー・オラスクアガ戦の前座にて元WBOアジアパシフィックウェルター級王者の小原佳太とWBOアジアパシフィック同級タイトルマッチを行い、2回にダウンを奪われるが、3回1分13秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[19]。 2023年6月14日、Leminoとサポート選手契約を結んだことを発表した。縛りがなくLeminoが配信するボクシング興行以外の興行にも出場できる契約[20]。 2023年7月8日、エスフォルタアリーナ八王子でWBOアジアパシフィックウェルター級6位の星大翔とWBOアジアパシフィック同級タイトルマッチを行い、11回1分44秒TKO勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。この試合はU-NEXTにて配信された[21]。 2023年7月21日、5月に行ったアメリカ合宿でのスパーリング中に負傷した左肩腱板断裂の手術を受けた[22]。 2024年5月16日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックウェルター級1位およびOPBF東洋太平洋同級2位のジョー・ノイナイとWBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチおよびOPBF東洋太平洋同級王座決定戦を行い、5回43秒TKO勝ちを収めWBOアジアパシフィック王座3度目の防衛とOPBF王座の獲得に成功した[23]。 2024年9月3日、有明アリーナにて井上尚弥 対 テレンス・ジョン・ドヘニー戦の前座でWBOアジアパシフィック同級10位およびOPBF東洋太平洋同級8位のカミル・バラとWBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋同級2冠タイトルマッチを行い、3回にダウンを奪い7回52秒TKO勝ちを収めWBOアジアパシフィック王座4度目の防衛とOPBF王座の初防衛に成功した[24]。 2025年1月24日、有明アリーナにて井上尚弥対金藝俊の前座で元日本ウェルター級王者でOPBF東洋太平洋同級2位およびWBOアジアパシフィック同級12位の坂井祥紀とWBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋ウェルター級2冠タイトルマッチを行い、12回3-0(116-112、117-111、118-110)判定勝ちを収めWBOアジアパシフィック王座5度目の防衛とOPBF王座2度目の防衛に成功し、試合後には「ウエルター級の世界王者たち、戦おうぜ!ブーツ・エニス、エイマンタス・スタニオニス、ブライアン・ノーマン、マリオ・バリオス。俺は逃げない!今年中にタイトルマッチで戦えるのを楽しみにしてる」と英語で世界ウェルター級王者たちとの対戦をアピールした[25]。 2025年6月19日、世界初挑戦。大田区総合体育館でWBO世界ウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニア(米国)に挑むも、初回にカウンターの左フックで2度のダウンを奪われ、5回に再度左フックでダウンを奪われ失神、5カウントを聞いた後に5回46秒KO負け。日本人初の世界ウェルター級王座獲得はならなかった。試合後に佐々木は担架に乗せられ退場し病院に救急搬送され、CT検査を受けた結果、出血などの負傷はなかったものの、勝敗の決め手となった5回のダウン時に後頭部をキャンバスで強打したため、直近約2カ月間の記憶を一時的に失っている状態となった。 戦績
獲得タイトル受賞
脚注
関連項目外部リンク
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