函館空港
函館空港(はこだてくうこう、英: Hakodate Airport)は、北海道函館市にある国際空港。IATAはHKD、ICAOはRJCH。北海道南部(道南)における唯一の空港であり、北海道内で新千歳空港に次ぐ旅客数を誇る。 空港法に基づく国管理空港で、国土交通大臣が設置・管理するが、空港ビル運営は北海道エアポート株式会社が担う。 概要道南の政治・経済・文化の中心地であり観光資源にも恵まれた、函館市の中心部から約9 km東の海岸沿いの丘陵に位置する。函館の奥座敷である湯の川温泉からはわずかに4.5kmの利便性の高い空港である。また、函館空港は北海道最南端の空港でもある。 旅客数は、新千歳空港に次ぎ北海道内2番目となっている[3]。北海道内丘珠・新千歳をはじめとして、国内6都市との定期便があり、また、国外では主にアジア圏を中心とした定期便並びに期間限定便もある。 滑走路は12/30方向に3000 mであり、冬季の大型ジェット機の着陸にも十分な滑走路長を持っている。滑走路全体に渡り、平行誘導路を有する。計器着陸装置(ILS)は滑走路12にカテゴリIが設置されている。 滑走路を挟んで空港ビルの向かい側に海上保安庁函館航空基地を併設する。 統計利用者数
元のウィキデータクエリを参照してください. 空港施設や乗降客数・貨物取扱量とも新千歳空港に次いで北海道第2の規模を持つ。年間利用客数は、国内1,569,699人、国際98,332人(2023年度)[4]。 歴史概観1950年代中盤より函館市内への空港設置の要望が高まった。設置場所としては上磯町(現在の北斗市)七重浜海岸周辺への建設も計画されたが[5]、のちに現在の位置に決定した。1958年1月に設置告示され、同年4月に工事着工、1961年4月に1200mの滑走路と、誘導路・エプロンなどの施設が完成し、のちに供用が開始された[6]。 簡易年表![]() 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 ![]() 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
施設空港ターミナルビルは、滑走路北側に国内線ターミナルビルと国際線ターミナルビルが隣接して配置されている。現在の国内線ターミナルビルは2005年6月に竣工、全館の供用開始[12]。北海道エアポート(旧・函館空港ビルデング株式会社)により運営されている。地上3階建て。ボーディングブリッジは国内線用に3基、国際線用に1基の計4基を備える。
2020年より民営化運営を担う北海道エアポートは道南・東北方面への広域送客を目的とした「広域ゲートウェイ」型空港として、国際線旅客施設の5倍拡張・「レトロモダン」をコンセプトとした改装・回遊型商業施設の配置・保安検査場の拡張や性能向上等を計画している[16]。 国内線出発ロビー3階では、空港敷地内から出土した考古資料が展示されている[17]。
就航路線![]() 国内線航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)
国際線航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)
廃止された路線
アクセス函館市中心部(函館駅)まで約9 km、五稜郭まで約8 km。
路面電車の延伸要望函館市企業局交通部が運営する路面電車(函館市電)の延伸乗り入れ要望が函館市民からあるが、実現には至っていない[44]。函館市企業局交通部#路線見直しを参照。 事件事故
脚注出典
関連項目
外部リンク
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