利用者:たけとう/sandbox/おと☆娘
男の娘カフェ&バー NEWTYPE(おとこのこカフェアンドバー ニュータイプ)は、秋葉原にあるコンセプトカフェバー。店員はすべて女装した男性(「男の娘」)である。「男の娘」がブームとなっていた2009年に「茶漬け」という女装者がオーナーとなって開店した。 店員の写真集やDVDを制作したり、初心者向けの女装講座、女装ファッション通販サイトを展開して盛んにメディアで取り上げられ、秋葉原の女装文化の中心的な存在と評された。 店舗概要
千代田区外神田3丁目、「コスプレ居酒屋 小悪魔の宴 Little BSD」3階(イサミヤ第8ビル)にある「NEWTYPE」は女装バーではあるが、ゲイバーやニューハーフ・パブといった水商売とは形態が異なる。秋葉原のメイド喫茶のシステムがもとになっており、オーダーシステムによる「明〔朗〕会計」(茶漬け)が貫かれている。 これ資料[1] 経営方針
店内の雰囲気はゆるく、キャストたちの対応は客ではなく友人に接するようにくだけている。 客層:女性3割(たしか佐伯)、ねとらぼ半々[2] 「男の娘」たちのデータと併記 男女半々、大学生から会社員まで 営業は毎日。 ドリンクつきのチャージが1,300円。2杯目以降は700円。ほかのメイド喫茶と同じように、ポイントカードを導入している。 2023年7月29日から土日にかぎり12時からのランチタイムを始めた。https://twitter.com/NEWTYPE_MS/status/1685131067098025984 開店までの経緯→「男の娘 § 成立」も参照
2001年ごろから2005年ごろにかけて「第一次メイド喫茶ブーム」(宮本 2017, p. 166)が起きていた(キュアメイドカフェなど。ブレイクは現代視覚文化研究によれば2003年)。ブームの陰りが見え始めた2007年8月(18日[3])、女装メイドカフェ「雲雀亭(ひばりてい)」が開店(公式には「精神的ブラクラ喫茶」をうたっていた[4])。雲雀亭は非常設の企画店舗(営業は土日のみ)、メイド喫茶や呑み屋を1日借り切って営業するスタイル(第一回は「ロイヤルミルク」)。3店舗同時に設営されることもあった[3]。雲雀亭運営者は「紗厘ちゃぁん」、メイドカフェ「DICE」を経営していた[5]。
「男の娘」ブームが起こりつつあった。二次元から三次元へ波及しつつあったころ。 雲雀亭は開店当初から入店3時間待ちの状態がつづいた(ピーク時の行列は6時間待ち、ロイターが報じた)。大学時代にヴィジュアル系ファッションブランドのモデルで女装を体験した「茶漬け」青年は、卒業後、アーティストの付き人やアニメ・ゲーム系作品のCD制作会社勤務などを経て、2009年当時は雲雀亭で働いていた[注 1]。「茶漬け」はこの盛況ぶりなら常設店にしても大丈夫ではないかと直感した。雲雀亭の客層は、普通のメイド喫茶と異なり、女性も少なくなく、これも判断の材料となったという。
「茶漬け」は「紗厘ちゃぁん」に常設店舗化を提案したが、却下されたため、雲雀亭を退職して新しい店舗を立ち上げることにした。「茶漬け」は同店を退職する以前からディアステージの福嶋麻衣子から「なんか面白いことできないかな」と打診されていた経緯もあり、2009年5月に、ディアステージの2階を間借りして「NEWTYPE」をオープンした。 メイド喫茶のメニューそのままでは客単価が低くなってしまうことから、「バー」として平均客単価を最低2,000円、目標2,700円(開店当時)に設定している。価格は「1杯で帰ってしまうことはないだろう。大体3杯くらいは飲んでもらえるかな」という期待から逆算したものである。 ポイントカードでは2,000円以上で1ポイントとなるため、2杯注文されることが多い。 開店当初のキャストは6人。https://akiba.keizai.biz/headline/1932/ 「茶漬け」のとった方針は以下の二つであった。
客を収容しきれなくなったことから、半年が経過しないうちに、現在地へ移転した。 1年後にはキャストの人数は18人になっていた。 2010年12月、開店1周年を機に水曜営業をスタートさせ、週5日営業(水+木金土日)に。https://akiba.keizai.biz/headline/2210/ 展開![]() (調査:吉本[7][注 2]) 「NEWTYPE」は店員の写真集やDVD、女性用メイク講座などを展開していった[9]。2009年以降、「男の娘」に関するメディア報道が増えていったが、それらの多くが「NEWTYPE」を取材したものであった。 女装ファッション通販サイト「NEWTYPE」は2010年(12月7日)、女装ファッション総合通販サイト「lagrangel(ラグランジェル)」を開店した[10][11][12]。女性用の服を着たい男性が当時増えつつあり、統計でも裏付けられていた。ところが彼らはどこで何を買ってよいかわからず、色々なところを巡って買い集めた結果、ファッションの統一がとれず街で悪目立ちすることも多かった。「lagrangel」はそうした男性たちのための、ワンストップで男性向け女性服を買えるサイトとして構想された。 サイト利用者の主な年齢層は10~40代であり、1番人気は姫系ロングコートであった。 写真集→「女々男子」も参照
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「コミックとらのあな」とのコラボ。「“男の娘”のことをもっと多くの人に知ってもらいたい、“男の娘文化”を浸透させていきたい」という双方の思惑が一致した[13]。 『∞』はインフォレスト社。「女性の視点からも“カワイイ”“キレイ”と思えるような素敵な表情や絵を狙ってみた」[14]。 ゆりだんしはキンセラの論文とか https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1307/31/news092.html 映像商品
写真集のキャスト5人(茶漬け、ちあき、なつや、かぴのすけ、さちこ)と、メンバー全員が男性のガールズバンド「美女♂men Vlossom(美女♂men Z)」のギタリスト・如月なつきが特別出演している。(1)[16] 女性もターゲット https://www.excite.co.jp/news/article/E1319101232363/ メイク講座「NTメークレクチャークラブ」 「茶漬け」が代表を務める女装講座。2011年10月に開講し、習熟度でクラス分けしていた。都内を中心に全国から生徒が通っていた。「初級」の費用は約3万円。茶漬けは「反応は非常によい。実際のニーズはかなりあると思う」と語っていた[17]。 ねとらぼは2013年4月の「開講」を報じている[2]。 これは単に新学期のニュースか 「基本メイクレッスンコース」「アイメイクレッスンコース」など、テーマごとに5コースが用意されていて、生徒の8割が初心者[2] 「男性と女性とでは肌や顔の作りが異なるため、男性が女性のメイク技術を参考にすると、不自然な顔に仕上がってしまう。社会に溶け込むような女装を目指す上で、男性の顔を前提にしたメイク技法を基礎から教えてもらえる」(ねとらぼ) https://www.walkerplus.com/article/23845/ https://akiba.keizai.biz/headline/3005/ 評価川本は、「NEWTYPE」を秋葉原の女装文化の中心的な存在と評した[9]。 男の娘の前では本当の自分をさらけ出すことができ、自分の居場所になる。 「はじめて来たお客さんも、男の娘の『いらっしゃいませ』の声と見た目の差を目の当たりにして、『すごい! かわいい!』と感動してくれる。メイド喫茶のメイドのように、眺めたりトークしたりしながらキャラクターを楽しんでもらっています」(副代表・chiaki[2]) 二次元オタクの反発 (キンセラ 2019でも2020でも) 商標運営会社のSide3は2019年、「飲食物の提供」の区分において「男の娘」を商標登録している[18]。 脚注注釈
出典
参照資料記事中で参照した箇所の少ないものは脚注に記載した。 書籍
雑誌
論文
新聞記事
ウェブページ
外部リンク
{{DEFAULTSORT:おとこのこかふえあんとはあにゆうたいふ}} [[Category:日本の酒場]] [[Category:東京都の飲食店]] [[Category:秋葉原]] [[Category:異性装]] [[Category:LGBTに関連した商業施設]] [[Category:2009年開業の施設]] |
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