『ER緊急救命室 』(イーアール きんきゅうきゅうめいしつ 原題:ER )は、アメリカ合衆国 のNBC で放送されたテレビドラマ シリーズ。1994年 9月9日 から2009年 4月2日 にかけて331エピソードが放送された。日本ではNHK で1996年 4月1日 から2011年 3月10日 にかけてBS2 で放送された。日本ではLaLa TV 、スーパー!ドラマTV 、WOWOWプライム 、Dlife にて再放送されている。
マイケル・クライトン が医学生だった頃のエピソードを綴った作品『五人のカルテ』(ハヤカワ文庫 )が原作。シカゴ にあるクック郡病院 (テレビドラマではカウンティ総合病院)の救急救命室 (Emergency Room、略称:ER) で働く医師 や看護師 たちの日常をリアルに描いたドラマ である。ドラマは、ジョン・カーター(若き日のクライトンがモデルといわれているが、本人は否定している)の病院実習(ER実習)の第1日目の出来事から始まる。
番組の冒頭と最後に流れる曲はTheme from ER (日本語名「ERのテーマ」作曲:ジェームズ・ニュートン・ハワード )である[ 1] 。
制作
※ロマノ役のポール・マクレーン 、ウィーバー役のローラ・イネス 、グリーン役のアンソニー・エドワーズ 、ベントン役のエリク・ラ・サル が演出した回もある。
『五人のカルテ』を映画化するために、原作者クライトン並びに友人のスティーヴン・スピルバーグ が、この作品について打ち合わせをしていた時、クライトンは、その当時執筆していた『ジュラシック・パーク 』のエピソードを話してしまい、スピルバーグの興味はそちらに移ってしまった。いったん『ER』はお蔵入りとなったが、その後ワーナー・ブラザース が掘り起こし、テレビドラマとしてスタートさせた。本国アメリカではシーズン15まで放送された。
決して広くはない診療室で撮影しなくてはならず、ステディカム が威力を発揮している。第1話の撮影は廃院となった病院をスタジオ代わりに撮影しており、それ以降はスタジオにセットを再現して撮影した。
シリーズ展開では、プロデューサーとして『ザ・ホワイトハウス 』と同じジョン・ウェルズが参加していることもあって、アフリカのコンゴにおける貧困や紛争などをリアルに描いたり、アメリカにおける麻薬や銃問題などが提起してあったりなど視聴者に問いかける一面もある。緊迫した場面の合間にコミカルなエピソードを挿むのも『ザ・ホワイトハウス』と共通している。
出演俳優が次々と降板していく事で有名だった。ジョージ・クルーニー は「ハリウッドでの映画撮影の仕事へ専念したい」という理由で降板し、アンソニー・エドワーズ は「家族との時間を大切にしたい」という理由で降板しており、ノア・ワイリー 以外の全てのシーズン1での主要メンバーが、シーズン8までにドラマを離脱した。ノア・ワイリーも「家族との時間を大切にしたい」とシーズン11に降板した(その後ゲストとして4回ほど出演している)。シーズン2より出演しているローラ・イネス は2007年1月11日のエピソード(シーズン13第13話)をもって降板したが、「降板はサプライズにしておきたかった」との意向で、直前までアナウンスされなかった。その後も引き続き演出等でERには係わっている。また、シェリー・ストリングフィールド などのように途中のシーズンで戻って来るメンバーもいる。だが、そのストリングフィールドもシーズン12で降板した。最終シーズン15では、過去の出演者の回想やその後を描くエピソードとしてジョージ・クルーニーらこれまで降板した出演者が集結した。
シーズン1では、クエンティン・タランティーノ が1本だけ演出をしており、この際に小児科医ダグラス・ロス役のジョージ・クルーニーを見いだし、後に彼は、タランティーノが製作・脚本を担当し、親友のロバート・ロドリゲス が監督した『フロム・ダスク・ティル・ドーン 』に主演として出演する。このことがきっかけで、ジョージ・クルーニーは、映画スターとして認識されるようになる。ちなみにクエンティン・タランティーノが演出するきっかけとなったのはERの1話をビデオに録画し忘れて、テレビ局に「一話分を監督してくれたらそのビデオをあげてもいい」と言われたからとのことである。
その他、ユアン・マクレガー などのスターがゲスト出演したり、演出家だったミミ・レダー がクルーニー主演の映画『ピースメーカー 』で映画監督デビューを果たしていたり、同じ制作会社が作ったドラマ『サード・ウォッチ 』の出演者(お互いに舞台となる場所が違うので、ER側のスーザン・ルイス が『サード・ウォッチ』の舞台の場所に行くという設定)との共演もあった。
日本語版
字幕/吹替翻訳 - 木原たけし
医学監修 - 渡部幹夫
演出 - 佐藤敏夫
日本語版制作 - 東北新社 (※NHK放送時にはクレジットは出ていない)
評価
初期シーズンの90年代後半にはアメリカの木曜のプライムタイムにおいて、ほぼ毎週視聴率 トップを独占し、NBCの黄金時代 を築く一角となり、日本にもこの人気が上陸。NHK が深夜放送で高視聴率をマークしたり、各テレビ局でも海外の医療ドラマを放送したり救命病棟24時 のようにERに触発されて制作されたドラマが多くなった。
だが、初期の主演俳優を失い、ノア・ワイリーが抜けた後のシーズン12以降は視聴率が大きく低下、2009年のシーズン15で終了となった。なお、2009年4月2日の最終話では視聴者数が1620万人となり、最終話の視聴者数としては最高潮を迎えることになり「ジェシカおばさんの事件簿 」以来となった。
米国における視聴率
シーズン
放映開始
放映終了
視聴率 ランキング
視聴者数 (100万人)
0 1
September 19, 1994
May 18, 1995
#0 2[ 2]
19.08[ 2]
0 2
September 21, 1995
May 16, 1996
#0 1[ 3]
21.10[ 3]
0 3
September 26, 1996
May 15, 1997
#0 1[ 4]
30.79[ 4]
0 4
September 25, 1997
May 14, 1998
#0 2[ 5]
30.20 [ 5]
0 5
September 24, 1998
May 20, 1999
#0 1[ 6]
25.40 [ 6]
0 6
September 30, 1999
May 18, 2000
#0 4[ 7]
24.95[ 7]
0 7
October 12, 2000
May 17, 2001
#0 2[ 8]
22.40 [ 8]
0 8
September 27, 2001
May 16, 2002
#0 3[ 9]
22.10 [ 9]
0 9
September 26, 2002
May 15, 2003
#0 6[ 10]
19.99[ 10]
10
September 25, 2003
May 13, 2004
#0 8[ 11]
19.04[ 11]
11
September 23, 2004
May 19, 2005
#16[ 12]
15.17[ 12]
12
September 22, 2005
May 18, 2006
#30[ 13]
12.06[ 13]
13
September 21, 2006
May 17, 2007
#40[ 14]
11.56[ 14]
14
September 27, 2007
May 15, 2008
#54[ 15]
0 9.20[ 15]
15
September 25, 2008
April 0 2, 2009
#37[ 16]
10.30[ 16]
米国では、初回シーズン放映時にERは各エピソードで1900万人の視聴者を獲得し、その年で2番目に視聴された番組となった(一位はとなりのサインフェルド )。次のシーズン2,3では北米で最も視聴された番組となった。5年ものの間、ERはとなりのサインフェルド と視聴率トップ争いを繰り広げていたが、1998年にとなりのサインフェルドは終了し、ERは再びトップを取得した。最終シーズン15においては、1億6400万人の視聴者を獲得している[ 17] 。
最も高視聴率であったエピソードは、シーズン2第7話の「地獄からの救出 - Hell and High Water」の45%であり、4800万人が視聴していた。これは1985年のドラマ「ダラス 」の46%に次ぐ値である[ 18] 。
エピソードリスト
日本での放送はNHKが最も進んでおり、BS2で全15シーズンが放送完了。BShiでもシーズン12まで放送。初期のシーズンはフィルムからHDリマスターが行われ、スタンダードサイズの放送に比べより多くの物が映っている事が判る。総合テレビでもシーズン13まで放送された。CSでも過去のシーズンが再放送されている。
日本語版の演出力や翻訳の質、キャスティングの点でNHKで放映されている海外ドラマの中でもトップレベルが維持されているとされる。レギュラー陣は勿論ゲスト声優も実力者が揃い、本国の生放送(シーズン4第1話)に併せた吹替えの一話ノンストップ収録も放送用のほか、ビデオ用の東海岸ヴァージョン、西海岸ヴァージョンと、3回も実現させている。NHK放映時の次回予告は日本語版オリジナル。殆どの場合番組冒頭でそれまでのあらすじを振返る箇所の転用であり、予告にも関わらず二ヶ国語放送の副音声への切換により、主要キャストが交替で"previously on ER"と言っているのが判る[ 19] 。初期のシーズンでは吹替音声はモノラルのみで、衛星/地上波のデジタル放送移行に伴い吹替版もステレオ収録に移行した。
2011年10月からはWOWOWプライム で第1シーズンから再放送されている。フルHD解像度でシーズン14~15を放送したのは同局が日本初(NHKの最終2シーズン放送はSD解像度のBS2のみ)。スーパー! ドラマTVとDlifeがNHKの「予告編」とオープニング/エンディング映像、日本語版クレジットを流用しているのに対し、WOWOWはこれらを排しより本国版に近づける配慮がされている。
レトロスペクティブ
(ER 15年の歴史をレギュラー出演者が語るER 最終シーズン15最終(22)話直前の特別番組。Retrospective=「回顧展」)
キャスト
主要な病院職員
役名の後の()内には出演者がメインキャストとしてクレジットされたシーズンを表記し、それ以外のシーズンは「recurring」で表記。
シーズン1から
マーク・グリーン役のアンソニー・エドワーズ
マーク・グリーン (Mark Greene )(シーズン1 - 8・15)
演:アンソニー・エドワーズ (Anthony Edwards )、吹替:井上倫宏
初期シーズンの中心キャラクター。ERチーフレジデント→ERスタッフドクター。優しく誠実な人柄と確かな腕前で患者やスタッフから厚い信頼を得ている。ダグラス・ロス より3歳下。16歳のときジェニファー と出会い、4年間の交際を経て20歳で結婚。学生ローンサービスから借りた11万ドルで医大の学費を工面する。個性的なキャラクターの多いカウンティ総合病院ERのスタッフ達の中では一番の人格者といえるが、シーズン3(32歳)で病院内で暴漢に襲撃され、しばらくはPTSD による不安定な状態が続いた。また助けることができなかった患者の遺族に訴えられたことが何度かあり、誠実な性格とは裏腹に気苦労が絶えないキャラクターでもある。ロスとは親友。離婚した妻ジェニファーとの間にレイチェル 、再婚したエリザベス・コーデイ との間にエラ という娘がいる。シーズン7で脳腫瘍 が見つかり手術したが、シーズン8で再発したためERを退職し、余命をコーデイ、エラ、非行の道に陥りかけていたレイチェルと共にハワイ で過ごし、ホリデーハウスで眠るように息を引き取った(38歳)。
ダグラス・ロス (Douglas Ross )(シーズン1 - 5・15、recurring シーズン6)
演:ジョージ・クルーニー (George Clooney )、吹替:小山力也
幼少期の愛称は「ダギー」。子どもの頃、ルイという名の犬を飼っていた。グリーン より3歳上。看護師のキャロル によれば、12歳の時から22年(シーズン2時点)に渡って父親レイ と口を利いていなかったという。名前も知らず、会ったこともない息子がいる。アパートのルームナンバーは62(シーズン3)。ER所属の小児科フェロー→ER小児科スタッフドクター。医学部の学費11万ドルを15年ローンで返済中である。グリーンの親友。子供に優しく強い正義感を持っているが、信念が強すぎるあまり度々問題を起こす。また屈指のプレーボーイで付き合う女性を次々に変える[ 20] 。ある事件のあと、カウンセリングを受け女癖の悪さを克服。のちにキャロルと結ばれるが、上司との対立や自身の問題行動が重なり、キャロルを残してシアトル へ去っていった。シーズン6第21話でERを去ったキャロルを迎える1シーン以降はグリーンの葬儀を含め一切再登場がなかったが、最終シーズン15第19話でシアトルのワシントン大学 メディカルセンター(en:University of Washington Medical Center )のスタッフドクターとしてキャロルと共に再登場。バスケットボール が得意。
スーザン・ルイス (Susan Lewis )(シーズン1 - 3・8 - 12・15)
演:シェリー・ストリングフィールド (Sherry Stringfield )、吹替:山像かおり
左利き。飛行機嫌い。特技は王冠を引き出しの取っ手に引っ掛けて器用に開けること。高架鉄道 (en:Chicago 'L' )コングレス・オハラ線(en:Blue Line (Chicago Transit Authority) )の沿線に住む。アパートのルームナンバーは1206(シーズン1)、205(シーズン2)。所有する車はライトブルーのフォルクスワーゲン・ビートル 。車番はB7N‐438。学生ローンサービスから借りた85,000ドルで医大の学費を工面する。初登場時は一般内科外科のレジデントで、心臓外科医を目指していた。初期シーズンでは奔放な姉 に悩まされ、姿をくらませた姉に代わって独りで姪スージー を育てていた。シーズン3で最愛の姪を追って一旦はアリゾナ州 ・フェニックス に去ったが、シーズン8でスタッフドクターとして復帰。カーター と付き合い始めるが、大した進展もなく破局した。シーズン9ではラスベガス で出会った救急ヘリのフライトナースのチャック と酔った勢いで結婚。その後婚姻無効の手続きを取るも関係は続き、ロマノ が死亡したヘリコプター墜落事故でチャックが重傷を負ったことを切っ掛けに絆が深まり、愛息コスモをもうける。シーズン11でER部長に就任する。カウンティERでの終身在職権を強く希望していたが、ERを離れていた過去と権利獲得の必要条件であった資金確保がままならなかったことにより見送られ[ 21] 、アイオワ市 の病院で終身在職権を獲得してERを去った。最終シーズン15最終(22)話で再登場。チャックとは別れ、年下の恋人がいる。
ジョン・トルーマン・カーター (John Truman Carter )(シーズン1 - 11・15、recurring シーズン12)
演:ノア・ワイリー (Noah Wyle )、吹替:平田広明
1970年6月4日生まれの双子座。大財閥の創業者の孫。父親ロウランド・カーター [ 22] はシカゴ・マガジンの「資産家リスト」の中で、ランキング27位(純資産1億7千8百万ドル)と報じられる。カウンティ総合病院のデイヴィス心臓病棟の増築に多額の寄付をしたハワード・デイヴィスの息子グレッグとは高校時代の同級生。所有する車はブルーのジープ・ラングラー (車番はR3L‐596(シーズン1第2話)、S9K‐381(シーズン1第22話、ただし、シーズン1第13話ではジャック・ケイソンの車番であった))。アパートのルームナンバーは315(シーズン3)。幼少期、兄ロバートを急性骨髄性白血病 で亡くすが、治療に当った医師の仕事ぶりを見て、弁護士になれという両親の反対を押し切って医師になった。彼がノースウェスタン大学 医学部3年の学生として研修でERにやってくるところから第1話は始まり、研修初日に酷い傷を見て迷走神経反射 を起こしうなだれるシーンは長い間オープニングフィルムで使用され、本ドラマを象徴するカットともなった。のちに外科のサブ・インターン(シーズン2)→ベントン が主宰するブルー・チーム所属の外科インターン(シーズン3)→ERインターン(シーズン4)→ERレジデント(シーズン6)→ERチーフレジデント(シーズン8)→スタッフドクター(シーズン9 -)。グリーン の死後はオープニングでトップにクレジットされる。ルーシー が刺殺された際、彼も刺されて重傷を負い、そのPTSDから薬物依存となってしまうが、ベントンらの支えでプログラムを経て克服した。その後カーターの強い要望でウィーバー に病院内の警備体制の強化を直談判し、紆余曲折があったものの認められ、ERの警備員増員と金属探知機導入などが決定された。シーズン9で恋人アビー との関係や祖母 の死によって思い悩んでいるときに、国際医療同盟の活動に参加していたコバッチュ に助けを求められてアフリカ・コンゴ民主共和国 の難民キャンプでの医療支援活動に参加する。シーズン10では強い意思でコンゴの激戦区に残ったコバッチュが死亡したとの連絡を受け、彼を残してきてしまった罪悪感から再びコンゴに飛び、コバッチュの生存を確認する。彼をアメリカへ送ったのちも自分の居場所と使命を見出しコンゴに留まる。そこで知り合ったアフリカ系の医師・ケム と親密になり、妊娠した彼女の出産のため帰国するが、9ヶ月目に死産しケムは母国フランス へ帰ってしまう。その後、ソーシャルワーカーのウェンデル と付き合い始めるがほどなく破局した。シーズン11終盤で終身在職権を獲得して医学部助教授となるが、間もなくケムを追ってERを去りフランスへ旅立つ。その後医療活動に参加するため再びアフリカに行き、シーズン12ではその姿が数話描かれた。シーズン15では、かつての刺傷とアフリカでの病で腎機能を完全に喪失し帰国、カウンティに復職する一方で腎臓の移植手術を受ける。ケムとは結婚したが、別居中の模様。最終シーズン15最終(22)話では、残り僅かとなったカーター財閥のほとんどすべての資力を投じて医療施設「ジョシュア・マカロ・カーター・センター」をシカゴに完成させる。なお、センターの名称は死産となった息子の名前に由来する。プレイボーイでスーザン 、アビーをはじめ、医学生のハーパー 、小児外科医のキートン 、従兄弟の元妻 など、数々の女性と浮き名を流した。
キャロル・ハサウェイ (Carol Hathaway )(シーズン1 - 6・15)[ 23]
演:ジュリアナ・マルグリース (Julianna Margulies )、吹替:野沢由香里
公認看護師。理学修士。看護師長。28歳(シーズン3)。左利き[ 24] 。13歳のときに、バレエ、チアリーディング、フルートを途中で放り出した経験がある。セイント・スコラスティカ高校卒(- シーズン2)、85年、セイント・モニカ高校卒(シーズン3 -)。マーガレット・ドイル の3歳上の姉メアリーとは、セイント・モニカ高校の同級生。ビジネス・スクールを中途退学し、看護学校を卒業する。ロシア人(またはウクライナ人)の母親ヘレン の影響で、ロシア語を少し話せる。看護師のスケジュールを決める専権を与えられている。「ERは医師ではなく看護師で回っている」という信念を持っている。投薬量の算出に必要な掛け算、割り算に非凡な才能を発揮し、ウィーバー に「うちで一番の看護師」といわしめた。所有する車はブラックのトヨタ・セプター のセダン(車番はE26832)。カウンティ総合病院の駐車場の自称専用スペースのナンバーは37。一時、看護師としての限界を感じ、一念発起して医大予備校のマルコム・X・コミュニティー・カレッジ(en:Malcolm X College )に入学し、医師になることを決意する。見事、医大入試合格を果たすが、ウィーバーに直属の部下扱いされたことや、看護師としての可能性を自分自身で見出し、再び師長として邁進する。シーズン4ではカーターの祖母 に気に入られ寄付を受けて『母と子のクリニック』を開設した。とても実直で正義感の強い人物ではあるが、それ故に病院の上層部とトラブルになり、ある事件がきっかけで停職処分をうけたが無事に復帰した。シーズン1第1話以前に親密な関係だったロス と破局し、整形外科医のタグリエリ と婚約していたがシーズン1第1話後半に自殺を図る。その後エイズ患うロシア人の少女タチアナを養子にしようとしたが、自殺未遂したことが引っ掛かり認められなかった。タグリエリとは式当日に破談。シーズン2ではERに出入りしていた救急隊のシェップ と恋仲だったが、ある事件のあとに破局。その後急速にロスとの絆が深まり、のちにテスとケイト[ 25] の双子をもうける。ロスが去ったあともしばらくERに勤務するが、一人で双子の面倒を見ることと仕事の両立に苦悩し、一時期コバッチュ と親密な関係を持つ。しかし、ある患者の死とその家族の言葉をきっかけに自身のロスへの変わらぬ愛を再認識したため、ERを去りシアトルのロスのもとへ向かった。シーズン14ではシアトルで働き、双子が3年生になったことが看護師のヘレエ の口から語られる。最終シーズン15第19話[ 26] ではコ・メディカルスタッフとしてロスと同じ職場で勤務する姿が描かれた。
ピーター・ベントン (Peter Benton )(シーズン1 - 8・15)
演:エリク・ラ・サル (Eriq La Salle )、吹替:大塚明夫
外科医。優れた技術と強い上昇志向を持っている。血液型はRh−。アパートのルームナンバーは201(シーズン2)。ポケベルのナンバーは3376(シーズン3)。菜食主義者 。医学生時代、AOA名誉協会(Alpha Omega Alpha Honor Medical Society)で課外活動を行った経歴を持つ。学生ローンサービスを利用して医大の学費を工面した。外科レジデント2年目(95年、シーズン1)にして、外科移植チームと学ぶためのスターツェル奨学金に応募するほどの野心家である。毎日働き、2日おきに夜勤をこなす。36時間働いて、18時間のオフ、つまり週に90時間、それを年に52週続けて、その報酬がたった23,739ドル(課税前)であり、母メイ の介護に当てる時間や費用のやりくりに相当苦労したようである。真面目で根は優しいが、感情を表すのが苦手で人から誤解され衝突してしまうこともある。ERにやって来たカーター の教育係を務め、彼の良き師となる。カーターが薬物依存になった際は彼を支え、克服の手助けをした。外科レジデント4年目(97年、シーズン3)から、ブルー・チームのリーダーとしてカーターら外科インターンの指導を任される。昔からの夢である心臓胸部外科になるため3年間にわたるレジデント期間を経て、外傷外科フェローになった。シーズン7では外科スタッフドクターになるがロマノ の怒りを買い、クビになる。その後日雇いを経て、再びスタッフドクターになった。シーズン3でカーラ との間に難聴の息子リース を授かるが、破局。シーズン8でカーラが事故死し、彼女の夫ロジャーとリースの養育権を争う。DNA鑑定でリースの実父ではないことが発覚するなど、かなり追い込まれたが、キャリアアップを捨て勤務時間などの都合の良い研究機関に転職。その結果リースの養育権を獲得し、カウンティを去った。グリーン の葬儀でゲスト出演。最終シーズン15第19話[ 26] ではシカゴのノースウェスタン・メディカルセンターに勤務する一般外科医として再登場し、カーターの腎移植手術に立ち会う。最終(22)話にも息子のリースと共に登場した。
また、エリク・ラ・サルは最終シーズン15で、死亡したマイケル・クライトンに対する追悼のコメントを番組を代表して読み上げるために出演した。
シーズン2から
ジェニー・ブレ (Jeanie Boulet )(シーズン2 - 6、recurring シーズン1・14)
演:グロリア・ルーベン (Gloria Reuben )、吹替:竹村叔子
シーズン1半ばから準レギュラーとして登場し、シーズン2途中からレギュラーに。閉所恐怖症 。理学療法士 、動物病院でのアルバイトなど、昼間働きながら夜学に通っていたため、通常2年間とされるトレーニングを4年間かけて修了し、さらに2年間のインターンを経て、念願のドクター・アシスタントとなる。その後、月間最優秀職員に選出される。登場時から夫アル・ブレ がいるが一時はベントン と不倫関係となった。後に不実な夫と離婚するが、アルを介してHIV に感染していたことが判明[ 27] 。一時は感染を隠して勤務するものの、初診に訪れたアルをたまたま診察したウィーバー に感づかれる。その後、再診に訪れたアルをたまたま診察することになったグリーン はアルの名字がブレと知り「ジェニーの近親者か?」と看護師のヘレエ に尋ねたシーンもあったが、それにもかかわらず、ウィーバー、グリーンおよびアンスポー 以外の職員達は感染者並びにその感染源を特定できぬまま噂話に終始していた。感染者についての噂話が大きくなったため、自らHIV ポジティブであることをカミングアウト。病気が発覚した後に離婚したアルに対して同志のような感情が芽生え復縁するも、ある事故がきっかけでアルの感染が彼の職場に知れ渡ってしまい、アルは新天地を求めてアトランタへ。その後感染症専門医 と懇意になるが、HIV ポジティヴであることやアルのこともあり破局。病院の財政難をうけて一時解雇されてしまうが、HIV のせいで不当解雇されたと誤解し、マーガレット・ドイル から紹介を受けたHIV患者支援団体の協力を得て復職する。アンスポーの息子スコット が癌の再発で入院した際には彼との交流が描かれた。シーズン6でERによく出入りしていた警察官レジー・ムーア と再婚。HIV 母胎感染し、その母親と死別した新生児カルロスを養子にもらい退職。シーズン14で、カルロスがERに搬入されたことで8期ぶりにゲスト出演。勤務当時の同僚はほとんど去ったERに戸惑いを覚えるも、真摯な態度のプラット との交流の様子が描かれた。レジーとは離婚したがHIV の子供達のためのクリニックを開き、様々な活動をして充実した人生を送っている。
シーズン3から
ケリー・ウィーバー (Kerry Weaver )(シーズン3 - 13・15、recurring シーズン2)
演:ローラ・イネス (Laura Innes )、吹替:小宮和枝
シーズン2で準レギュラーとして登場し、シーズン3からレギュラーに。知能指数 は、145。グリーン によれば、身長は約5フィート4インチ(約162.6cm)、髪は赤毛であるという。モーゲンスタン の評では、書類整理に、規律、管理に長けた人物であるという。以前少しの間一緒に仕事をしたことがあるロス の評では、「カッコーの巣の上で 」に登場する看護師長ラチェッドのようであったという。モーゲンスタンを始め、ベントン 、キャロル によって、一目置かれている。結果、生え抜き候補を抑えて、ERチーフ・レジデント[ 28] に採用される。これを受けて、マウント・サイナイ医療センター(en:Mount Sinai Medical Center (Chicago) )から移籍する。その後、スタッフ会議にて満場一致でスタッフ・ドクター[ 29] に迎えられる。その後ER部長(代理)→診療部長と順調に出世していくが、シーズン13でコバッチュ をかばい診療部長を解任され、スタッフ・ドクターに格下げとなる。徹底した管理主義と出世欲から周囲の反感を買うことが多いが、HIV ポジティヴが原因で解雇されたと勘違いをしていたジェニー に反発を受けながらも彼女の体調を気遣ったり、実家を追い出されたカーター に部屋を貸すなど基本的には優しく思いやりのある性格。グリーンとは出世争いをしていて対立することも少なくなかったが、彼が死んだ時は大きなショックを受け、「マークが恋しい」ともらしたこともあった。両親が未婚の上10代でケリーをもうけたことが原因で幼い時に養子に出されている。その後探偵を雇うなどして実の親を捜していたがシーズン11で実の母親 と再会した。シーズン7で自分が同性愛者であると認識する。シーズン8ではパートナーとなる消防隊員サンディ・ロペス と出会い人工授精により妊娠するが流産、その後サンディが妊娠に成功し息子のヘンリーをもうけるも、彼女が事故死し、遺族 との間で子供の養育権で争う。生まれつき右足に障害があり常に歩行補助杖(ロフストランドクラッチ )を使用していたが、シーズン12でそれが手術によって治療可能であることが判明。自分の人生そのものでもある障害を取り払うことに強い抵抗を示すが、酷使しつづけた関節部の軟骨の極度の消耗により早急な処置が必要となり、手術を受ける。シーズン13でテレビプロデューサーのコートニー と付き合いはじめる。カウンティ病院の経費削減のために、自分がかばったコバッチュから退職を依頼されてしまう無情に心を乱されるが、折しも医療系テレビ番組のリポーターとしての資質を見いだされ、スカウトされたフロリダのテレビ局に新天地を求めてERを去った。シーズン15でバンフィールド の回想に登場し、また最終シーズン最終(22)話で再登場。レギュラー陣の中ではカーターに次いで長期にわたる出演となった。
シーズン4から
アンナ・デル・アミコ (Anna Del Amico )(シーズン4、recurring シーズン3)
演:マリア・ベロ (Maria Bello )、吹替:田中敦子
初登場はシーズン3。フィラデルフィア の小児科レジデントで緊急医療のインターン研修のためにカウンティへ。8人兄弟の一番上で、下は全員弟。カーター と親密になりかけるが、元恋人と再会しフィラデルフィアに戻る。
最終回直前のER 特別番組のレトロスペクティブでは、最終シーズン15に登場しなかった歴代のレギュラーで唯一出演していた。吹き替えも同じ田中敦子。
エリザベス・コーデイ (Elizabeth Corday )(シーズン4 - 11・15)
演:アレックス・キングストン (Alex Kingston )、吹替:榊原良子
シーズン4第1話「東西海岸時間差生放送」より登場。イギリス出身の外科フェローで、父親 もイギリスで医師をしている。性格は男勝りでサバサバとしているが上品な一面もあり、外科医としての実力は非常に優れている。一時ベントン と関係を持つが、コーデイの保証人であり、彼女に好意を抱いていたロマノ に嫉妬され、ロマノの保証を受けられなくなってしまう。そのため一時はインターンになっていたが、シーズン6でそのロマノによって外科副部長に任命される。後に親しくなったグリーン と結婚し一人娘エラ をもうける。義娘レイチェル とは、なんとか心を通わせようとしたが上手くいかず、彼女の過失でエラがドラッグを摂取してしまったことなどもあり、険悪になってしまう。その後時間をかけて少しずつ修復していくが、そのなか最愛の夫 を脳腫瘍で失う。一時期イギリスに帰国して父親が勤めるロンドンの病院で勤務していたが、上司と反りが合わずERに戻ってくる。シーズン10で外科医のドーセットと付き合い始めるが既婚者であることが判明し、破局する。その後、夫を亡くした寂しさからか放射線医のローソンとエラの同級生の父親であるスペンサーと二股交際を始める。ロマノのER部長転出で外科部長に。シーズン11で、差し迫った必要のために、カーター に頼まれ規約に違反してHIV患者の臓器を移植し病院側と対立。臨床講師に格下げになり、終身在職権を失う。ウィーバー や外科医ドゥベンコ との確執、夫やロマノの死などの心労も相まってERを去り、イギリスに帰国した。最終シーズン15では、イギリス帰国後すぐにアメリカに戻り、デューク大学 医学部の外傷外科部長に就任していることが明かされ、スタッフドクターの面接を受けに来たニーラ と再会する[ 30] 。最終(22)話にもレイチェルに付き添ってシカゴを訪れる。
シーズン5から
ルーシー・ナイト (Lucy Knight )(シーズン5・6)
演:ケリー・マーティン (Kellie Martin )、吹替:山本雅子
医学部3年生として登場、カーター に師事。知識ではなく小型のパソコンを使用し答えをすぐ調べることを注意される。点滴が苦手。シーズン5後半では精神科とERの実習を平行して行う。
注意欠陥障害 で5年生の頃から主治医の処方により「リタリン [ 31] (中枢神経刺激薬)」を常用している[ 32] 。服用を知ったカーターから「もう大人なのだから」薬をやめるように助言を受けて、一時期やめていたが精神科患者の少年セス・ウィローの診察時間を忘れるなどミスを繰り返し、周囲の期待に対して精神的・肉体的に自分のペースを取り戻せず、苦悩し再び服用する。
カーターとは度々衝突していた[ 33] が、彼をドクターとして尊敬していたことがルーシーの母親 によって語られる。また、カーターと親密になりかけるも寸前で彼が思いとどまり、未遂に終わった。
偏屈なロマノ をも動かし認めさせるほどの熱意と誠意で、ERのスタッフ皆から愛されていたが、シーズン6半ばで精神科で適切な処置を受けるべきところをERに長く留められて混乱し危険な状態に陥った精神分裂症[ 34] の患者ポール・ソブリキ [ 35] に刺される。決死の治療により一時は意識を取り戻したが、合併症による肺塞栓 で死亡した。
シーズン6から
ロバート・ロマノ (Robert Romano )(シーズン6 - 10、recurring シーズン4・5・15)
演:ポール・マクレーン (Paul McCrane )、吹替:内田直哉
外科スタッフドクター→外科部長→兼ER部長(代理)→診療部長兼外科部長→ER部長。シーズン4から準レギュラーとして登場し、シーズン6からメインキャスト。ニックネームはロケット・ロマノ。優秀な辣腕外科医ながら口が悪く、上司に媚び部下を虐げる性格でERからはかなり嫌われていた[ 36] が、ベントンの難聴の息子 にひそかに手話で語りかけたり、ルーシー の熱心さに絆されるといった人情味も見せている。刺されたルーシーの救命手術を担当した際は、麻酔をかける前に「お前に投じられた教育費を無駄にさせない」と彼なりの激励をかけ、命を救えなかった際は激情を露わにした。グリーン が脳腫瘍で死んだ時は、彼なりにグリーンの死を悼んでいた。コーデイ に長年片思いをしていたが、思いが叶うことはなかった。しかし、夫 の脳腫瘍再発に動揺するコーデイを慰めて励ますなど、同僚として時には友人として彼女を支えた。手術時に派手なバンダナ[ 37] を頭に巻いたり金メッキのマイ聴診器 を使うなど個性的で派手な物を好む性格。シーズン9で救急ヘリの後部ローターに巻き込まれて左上腕を切断、縫合手術により一時期は指が動くまでに回復したが、過ってコンロの火が左腕に燃え移り、大半が壊死状態となってしまい、切断手術を余儀なくされてしまった。シーズン10で突発的な事故により屋上から転落した救急ヘリの下敷きとなるという悲惨な最期を遂げる。さらにウィーバー によってロマノが嫌っていた同性愛者を支援する基金(ロマノ基金)がER内に設立され遺産が使われる羽目になってしまった。シーズン15でバンフィールド の回想で再登場。
ルカ・コバッチュ (Luka Kovac )(シーズン6 - 15)
演:ゴラン・ヴィシュニック (Goran Visnjic )、吹替:てらそままさき
クロアチア 出身でユーゴスラビア紛争 時に妻ダニエラ と子どもを失っている。両親がクリスチャンで洗礼名はミハエル。本人は神を信じてない節があったが、難病を患う司教 との出会いでその考えを改めるようになる。初登場時は臨時ドクターとしてERに勤務。後にERスタッフドクターとして正式に採用される。ダグラス・ロス 去りし後、双子の妊娠・育児に忙殺されるキャロル と友人以上の仲になるが、キャロルはロスのもとに去る。その後アビー と付き合いだすも、躁鬱病の実母 との関係に悩むアビーを支えきれず、カーター と三角関係になり、アビーと大ゲンカして別れる。その後、看護師のチュニー と一夜限りの関係を結んだり、医学生のハーキンス と関係を持ち、彼女を乗せた車で事故をおこすなど不安定な時期があった。シーズン10ではカーターと共にダルフール の難民キャンプへ医療活動のために向かう。帰国後、看護師のサム と付き合いはじめ、同居するまでになったが価値観の違いや彼女の元夫 のことなどもあり破局した。カーターがERを去ったのちはオープニングでトップにクレジットされ、主役格となる。シーズン12で、ひょんなことからアビーとよりを戻し、結婚しないまま息子のジョー をもうける。またスーザン・ルイス の退職後空席となったER部長に就任するが、ウィーバー に退職を依頼するなど、経営を考えなければならない管理職が性に合わず、シーズン13終盤でアビーと結婚後にER部長を辞職し、容態の思わしくない父親の看護のためクロアチアに一時帰国する。シーズン14からはゲスト的な存在となる。その後、弟のニコ を連れてシカゴに戻ってくるが、ほどなくして父親が亡くなり再びクロアチアに帰国する。アビーとの関係が思わしくないことから、ERを辞職。高齢者施設(オーチャード・ビュー)の医師として働き始めるが、シーズン15開始早々にアビーとジョーと共に新天地・ボストンに移った。
クレオ・フィンチ (Cleo Finch )(シーズン6 - 8)
演:マイケル・ミシェル (Michael Michele )、吹替:安藤麻吹
2年目の小児ERレジデント。出身はインディアナポリス 。高校・大学では陸上の中距離とバスケの選手だった。ダグラス・ロス が去った後の小児ERを支えている。6キロの道のりをジョギングで出勤し、自宅にも筋トレ器具を揃えているなど身体を鍛えることが大好きで男勝りな性格。責任感の強い女性だが、それが原因となり周りのスタッフと対立することも。後にベントン と結婚し、難聴の義息子リース を養育するためERを離れて研究機関へ転職する。グリーン の葬儀に参列して以降登場はなかったがベントンにより仲睦まじい夫婦関係を継続し、シカゴ大学 に准教授として勤務していることが語られる。
デイブ・マルッチ (Dave Malucci )(シーズン6 - 8)
演:エリック・パラディーノ (Erik Palladino )、吹替:桐本琢也
ERレジデント。子どもがいる模様。正義感の強いところはあるがそれ以上に不真面目で、大学時代は遊んでいて成績も良くなかった。調子のいい性格でグリーン のことをboss(ボス)、ウィーバー のことをchief(隊長)と呼んでおり、勤務態度の不真面目さや不遜な言動でウィーバーから睨まれていた。またコーデイ からは「ドクターに向いていない」と指摘された。助かるはずの患者をミスで死なせてしまい、後がなくなったところで、勤務中に女性救急隊員と救急車で不埒な行為をしているのをウィーバーに見つかり、解雇を言い渡され、ERを去る。
ジン・メイ(デブラ)・チェン (Jing-Mei "Debra" Chen )(シーズン6 - 11、recurring シーズン1)
演:ミン・ナ (Ming-Na )、吹替:むたあきこ
シーズン1でデブラ・チェン(ニックネームはデブ)として初登場。中国系の医学生で、優等生としてふるまうも、独断専行の処置で患者を危うく死なせかけてERを去る。シーズン6途中から中国名のジン・メイ・チェンとして復帰しレギュラーに。ウィーバー との確執から一旦失職するものの、弁護士 を通じ復職した。チーフレジデントを経てスタッフドクターとなる。シーズン7で妊娠する[ 38] 。その後男の子を出産し、養子 に出した。カーター とはお互いを「デブ」「ジョン」と呼び、医学生時代は競い合い、彼女が出産する際は彼が付き添うなど良い友人関係を築いている。またカーターが薬物依存に陥った時は彼の異変にいち早く気付き、グリーン に相談している。両親も医者でかなり裕福な暮らしをしていたが、シーズン10で旅行先の中国で交通事故にあい、母親 は死亡。体の自由を失った父親 を自宅で介護していたが、仕事との両立と絶望した父親から浴びせられる罵声と死の懇願に疲れ果ててしまう。クリスマスイブに代替勤務を皆に断られ発作的に「辞める」と告げてERを飛び出す。そしてかつての恋人プラット の手を借り、父親を望み通りひそかに安楽死させると、埋葬するため失意のまま中国へ帰った。
アビゲイル・ロックハート (Abigail Lockhart )(シーズン6 - 15)
演:モーラ・ティアニー (Maura Tierney )、吹替:葛城七穂
愛称は「アビー」。初登場時は産科の看護師として、キャロル の出産に関わる。その後は医学生となるが金銭的な問題で学業が続けられずER看護師に転進する。以後ER看護師長を経て医学生に復帰したが、筆記テストをパスできずにERに残れなくなりそうになるものの何とかパスし、インターン、レジデントとなる。本名の「アビゲイル・マージョリー・ワイゼンスキー」を気に入っておらず、ファーストネームはニックネームの「アビー」を貫き、離婚した前夫 のファミリー・ネーム「ロックハート」をいまだに名乗っている[ 39] 。また「ロックハート」と呼ばれるのも好きではないようで、スタッフ達に「アビー」と呼ぶようにいっている。躁鬱病の母マギー との関係に長年苦悩しており、幼い頃からかわいがっていた弟のエリック [ 40] もまた躁鬱病を発症して、軍隊を脱走した[ 41] 。また、アビー自身はかつてアルコール依存症だった。コバッチュ と付き合っていたが大喧嘩の末、破局。シーズン9ではカーター と結婚寸前まで進んだが、カーターの祖母 の葬儀をエリックがめちゃくちゃにし、その後カーターが相談なしにアフリカ行きを決めるなど、心をすれ違わせたまま離別した。シーズン11で医学生のジェイク と付き合うが破局。シーズン12でコバッチュと復縁し、彼の子を妊娠する。シーズン12最終(22)話でサムの元夫スティーブ がERで銃撃戦を繰り広げた際に転倒し、その影響で帝王切開にて出産せざるを得なくなる。帝王切開で息子のジョー を出産するが子宮の出血がひどく、産婦人科のコバーン が懸命に治療するものの摘出を余儀なくされてしまう。また、ジョーは非常に早産であったため、しばらくの間NICU に入ることとなり、積極的治療のリスクを知るアビーは思い悩むこととなる。しかし、コバッチュの支えやかつて遠ざけていた母マギーの助言もあり、積極的治療を受け入れ、無事に母子共に健康な状態で退院した。シーズン13で父親 と再会。コバッチュとホープ によって、内緒で結婚式の準備をされ、会場でネタばらしされるが、当初はこれを拒否。しかし、コバッチュの言葉とジョーの正装姿に説得され、自身の結婚式に出ることを決意した。コバッチュがクロアチアに帰国したシーズン14では主役格となるが、そのコバッチュが長期不在になったことや、子育てと仕事のストレスによりアルコール依存症が再燃し、ER部長のモレッティ と一夜限りの関係を結んでしまうなど、人生最大の危機に陥る。しかし、コバッチュと自分たちの関係を一から再度構築しなおすことを確認すると、最終シーズン15開始直後にスタッフドクターとしての勤務1日目を最後にカウンティ病院を退職し、コバッチュ、ジョーと共にボストンへ向かった[ 42] 。第20話でレイ の元へ向かうことをまだ迷っているニーラ から電話を受けて、最後の一押しをした。
かつて医学生としては学業に自信がなく、ウィーバー にもこのままでは卒業できないとも言われていたが、ニーラと助け合いながらなんとか卒業する。ドクターになってからは看護師時代の経験を如何なく発揮し、他の職員からの信頼を勝ち取っている。ニーラとは最初こそ苦手としていたが公私ともに良い関係を結び、カウンティ在職時から退職後まで相互に助け合いやアドバイスを行う仲。ニーラが一度ドクターを辞めて行くところがない時や、レイとのルームシェアを解消した後は自分の家に住まわせてあげ、結婚式の際は心細いという理由から彼女に花嫁の付き添い人を依頼した。コバッチュとは一度破局した後もいい友人として付き合いが続き、一時彼の家に居候していた事もあった。また自身の手術前のウィーバーからは息子ヘンリーの後見人になってくれるよう頼まれたり、ドゥベンコ からは初期の前立腺がんであることを打ち明けられたり、周囲から良き友人として見られている。
シーズン8から
マイケル・ガラント (Michael Gallant )(シーズン8 - 10、recurring シーズン11・12)
演:シャリフ・アトキンス (Sharif Atkins )、吹替:三宅健太
クリスチャン。双子の妹 がいる。「Mikey[ 43] 」と呼ばれることを嫌っている。陸軍に所属し、階級は少尉→大尉。実直なインターンとして、またプラット の弟分としてERで過ごしたが、ニーラ のミスをかばい、ERを離れて陸軍軍医としてイラク に赴き、シーズン10を最後にレギュラー出演から外れる。シーズン11では重傷をおった少女を治療するために一時的にアメリカに帰国。ニーラと再会し、お互いの気持ちを確かめ合う。シーズン12で任期終了とともに帰国し、ニーラと電撃結婚。だが、負傷退役した同僚たちの姿を見ていたたまれなくなり再び戦地へ。シーズン12で4月29日に乗っていたトラックが移動中に地雷を踏んで爆発し戦死(29歳)。ビデオレターでニーラに幸せになるようメッセージを遺していた。
ガラント役のシャリフ・アトキンスがシーズン10で降板した理由は他ドラマへの出演のためだったが、そのドラマの視聴率が思わしくなく途中打ち切りとなり、急遽シーズン12に復帰となった。最終シーズン15第20話でニーラがカウンティを去る時の回想シーン(以前のシーズンの映像)に再登場。
シーズン9から
グレゴリー・プラット (Gregory Pratt )(シーズン9 - 15、recurring シーズン8)
演:メキ・ファイファー (Mekhi Phifer )、吹替:楠大典
通称は「グレッグ」。シーズン8でインターンとして初登場し、レジデント、シニアレジデント、スタッフドクターとなる。1日だけグリーン に師事。カーター の弟子的存在。正義感が強くエネルギッシュで、また面倒見もいいのだが、自信家で独断専行が目立ち、登場初期は猪突猛進ぶりも見られた。成長とともにその部分は落ち着いたが本質は変わらず、知り合い の飲酒運転に関わる血中アルコール検査をごまかしたことが明るみに出てペナルティとしてコバッチュ の計らいでダルフール で医療活動をすることになったり、善意から教会で医療保険未加入者を対象としたクリニックを開催していたが、それを違法と見なした医療監査委員会から医師免許を一時停止されたりしていた。
一時期ジン・メイ と交際しており、別れてからも何かと彼女を気にかけ、父親 の安楽死の介助もした。また、ガラントの双子の妹 と関係を持つが、「休暇の思い出にしたい」とあっさり振られた。シーズン10から登場するモリス は後に親友になり、いい関係を築く。義兄のレオン には実母の死去後からずっと面倒をみてもらっていたが、過去に受けた怪我のせいでIQが40におちる脳障害を負っていた。その恩を返す形で同居をしていたがある事件がきっかけとなってカーターの助言もあり、別々に暮らすことになった。シーズン11で20年ぶりに父チャーリー と再会したがグレゴリーは父に捨てられたと思っていた上に、チャーリーにはすでに新しい家庭があり、20年という長い年月を埋めることはできなかった。それでも異母弟のチャズ の事は救急隊員としてバイトさせる為に(救急隊員だった)ゲイツ にアドバイスを頼んだり、同性愛者であることが原因でいじめに遭った際も庇うなどとても可愛がっていた。
シーズン14で、「このままER部長に就任できないならば他の病院へ移る」と理事会に直訴。ER部長の内定が通知されようとし、恋人ベティナ にプロポーズをしようとしていたタイミングで、同乗していた救急車で搬送中の患者 がマフィアの報復により爆殺された巻き添えで下顎骨(かがくこつ) を骨折。意識はあったものの突如急変、骨の破片による左頚動脈の損傷と脳動脈への空気塞栓が同時に併発し、治療の甲斐なく脳死した。ドナーカード を持っており、彼の臓器は3人の患者に移植された。
シーズン10から
ニーラ・ラスゴートラ (Neela Rasgotra )(シーズン10 - 15)
演:パーミンダ・ナーグラ (Parminder Nagra )、吹替:甲斐田裕子
初登場時は医学生。インターンになった後は研修で多くの科をローテーションし、シーズン13から外科に所属。誕生日は1977年4月17日[ 44] 。インドのパンジャーブ州 出身のインド系イギリス人。生真面目な性格で、頭脳明晰・学業優秀だが、患者との接触は苦手で、指導医からたびたび苦言を呈されている。自分が医師に向いていないのではないかと悩み、一時医者を辞めてERのそばでウエイターやコンビニ店員をするがうまく行かず、人手不足のERにスカウトされるかたちで結局戻ることに。一時期アビー の家に居候し、その後レイ とルームシェアを始める。戦地から帰還したガラント にプロポーズされ、その日に結婚するが、程なくガラントがイラクで戦死し、未亡人となった。レイの気持ちをかすかに感じつつも二人は同居を解消、シーズン13からはゲイツ と付き合う。しかし彼とはすれ違い続きで、本当に心を通わせられる相手としてレイを認めた直後に、彼に両足切断の悲劇が襲う。ERを離れて帰郷する姿を見送るしかなかったが、その後もチャットや電話で連絡を取り合っている。シーズン14では反戦運動 の紛争に巻き込まれ重体に陥るも一命を取りとめた。退院後は再びアビーの家に一時居候する。ドゥベンコ と共にコバッチュ とアビーの息子ジョー が歩くのを最初に目撃した。最終シーズン15では外科医としてキャリアを積みつつも、女性として何かを失なって来たのではと、思い悩む中でブレナー と関係を結ぶが、価値観の違いにより破局。義足を得て再会したレイの元へ行く道を選び、シカゴを去る。そして彼が勤める職場で外科の准教授として勤務する事になった。最終(22)話では受付のPC越しにモリス 、カーター 、ブレナーらと会話している。
真面目な性格とは裏腹に、ガラント、レイ、ゲイツ、ブレナーとの恋を成就させた[ 45] ドラマ登場人物内で屈指の恋多き女である。
サマンサ・タガート (Samantha Taggart )(シーズン10 - 15)
演:リンダ・カーデリーニ (Linda Cardellini )、吹替:安藤みどり
ER看護師。シーズン14では看護師長となり、麻酔科の看護師の資格をとる勉強も始める。愛称は「サム」。暴れる患者に自ら突っ込んで止めに入るなど見た目とは違い度胸があり、かなり豪胆な性格。15歳の頃に結婚・出産したが離婚し、小学生で糖尿病 の愛息アレックス を女手一つで育てている。一時期はコバッチュ と母子共々同居するなど親密な関係を築いたが、後に解消。突如現れた元夫のスティーブ が転がり込んでアレックスの世話を請け負い、復縁を迫られるが、父親に懐く息子を思いやりながらも拒否する。その後強盗 を犯して収監され脱獄 したスティーブに、息子もろとも人質にされ、ひそかにレイプもされるが、スティーブを射殺して自由を回復する。この一件はサムがホームケアナースをしていた資産家リチャード・エリオット の協力を得て不可避の正当防衛とされたが、その顛末を見ていたアレックスとの関係は崩れていく。シーズン13では素行が悪くなっていくアレックスと心通わせあえないまま、問題児のための施設に預ける。シーズン14では今までのキャラを返上しブロンドだった髪もブラウンに変えた。またアレックスも恋人もいない寂しさからか二股交際をしていた時期もあった。第14話でゲイツ と深い仲になり、意外にノリがいい関係が続く。初めのうちは周囲に内緒にしていたが、バレてしまいER公認の仲に。その後、ゲイツの家で同居を始める。しかしサムが夜勤中、アレックスとサラ に禁止していた外出をゲイツが許し、事故を起こしてアレックスが重傷を負う。それにより二人の仲は悪化し離別した。が、アレックスとゲイツの良い関係を介して次第に二人の関係も修復していく。シーズン15で長年疎遠になっていた母メアリー と妹ケリー と再会した。最終(22)話で30歳の誕生日を迎え、アレックスとゲイツから廃車寸前を二人で修理したオープンカー をプレゼントされた。
シーズン11から
レイ・バーネット (Ray Barnett )(シーズン11 - 13、recurring シーズン15)
演:シェーン・ウェスト (Shane West )、吹替:中谷一博
ERレジデントとロック・ミュージシャン[ 46] の二足のわらじを履いていた。バンドではプレイボーイで多数の女性と関係を持ち、それと知らずに14歳の少女 に手を出したときは少女の父親から半殺しにされたことがある。患者よりバンドを優先することもあり、ニーラ に咎められた。バンドのメジャーデビューが決まり病院を辞めたが、その当日にバンド側 から一方的に解雇され医学の道一本にしぼる。プラット を「先輩」と慕っている。ニーラとルームシェアするうちに彼女に好意を抱くようになり、ガラント との死別後にニーラに言い寄るゲイツ [ 47] に良い感情を持たず対立していた。医学生のケイティ と付き合うもニーラへの思いを断ち切ることはできず、後に破局する。ニーラがゲイツとの別れを決意したそのタイミングに交通事故に遭い、両下腿切断を余儀なくされる。そしてERを辞めて郷里のルイジアナ州 バトンルージュ へ帰郷した。一度自殺未遂を起こしたが立ち直り、義足をつけてラシャータリエメディカルセンターでPM&R(物療内科とリハビリ (英語版 ) )のレジデントとして勤務。最終シーズン15では複数回登場するほか、ニーラの電話・メールの相手としてたびたび言及される。ニーラがカウンティを辞めて彼の元へ来たことで、長年の思いがようやく実った。
シーズン12から
アーチボルド・モリス (Archibald Morris )(シーズン12 - 15、recurring シーズン10・11)
演:スコット・グライムス (Scott Grimes )、吹替:渡辺穣
通称は「アーチー」。シーズン10でERレジデントとして初登場後、準レギュラーとして登場し続け、シーズン12からメインキャスト。シーズン11でERチーフレジデントに、シーズン13からはスタッフドクターとなる。過去に精子バンクに登録しており遺伝子上の子供が4人(ハナ 、マイケル 、メリア 、マックス )いる。過剰乳頭により乳首が4つある特異体質でもある。初登場時にはトイレにこもって携帯電話から親に指示を仰ぐなど「ERきっての無能な人材」として描かれた。ロマノ が事故死した際は、直前にロマノにマリファナ を吸引している所を見咎められ「(処分するので)受付カウンターから動くな」と言いつけられ、その後発生したヘリ墜落事故の緊急時にも何一つ手伝わず、言いつけを守った。それ以降も無能ながらもインターンや医学生、コ・メディカルスタッフ相手に威張り散らし現場を混乱させ、揚げ句の果てには入院希望の患者を独断で断ったことによる恨みからERに戦車で突入されそうになるなど、その小物ぶりはずば抜けていた。しかし、かつて医学の道を志すのは金の無駄と断じられた医師の父親を見返すために不断の努力を続け、血の繋がった賢い子供たちとの出会いで父親としての自覚も芽生え、シーズン12では医師としての実力でウィーバー から賞賛を受けるまでになる。また、バンフィールド からは息子ダリル がカウンティのERで死んだ事、ブレナー からは幼い頃に性的虐待を受けた事を打ち明けられるなど、ERきっての人格者に成長していく。高給に惹かれて製薬会社に転職した[ 48] こともあるが、自分が本当にやりたい仕事を悟りすぐにERに復帰した。プラット とは後に親友になっていく。彼が死亡した時は、仕事に支障をきたすほど深い悲しみに暮れた。シーズン15ではERに出入りしていた警察官のクローディア・ディアス と付き合い始め、21話で彼女にプレプロポーズする。
演じているスコット・グライムスが歌手活動をしているためか、作中で歌声を披露することがある。クリスマスにはヘレエ のオーディションを勝ち抜き、バックコーラスをつとめた。また、院内のアイスホッケーの試合がある際には、わざわざ科交換プログラムを用いて外科に転籍し、外科の選手として華麗な滑りとスティック捌きを見せるなど、意外な一面を持っている。
シーズン11最終(22)話でカーター がERを去る間際、たまたま外にいたモリスに向かって「君が中心になれ」と声をかける。これはカーターが師であるグリーン から掛けられた言葉でもあった[ 49] 。この時点では当のカーターすら冗談として言ったらしく、台詞を言った後に笑い「忘れて」と言っていたが、最終シーズン15最終(22)話では、多数運ばれてきた救急患者を相手に、モリスがカーターをはじめ他のドクターに次々と指示していく場面が描かれており、そのシーンで物語の幕が閉じる[ 50] 。
シーズン13から
トニー・ゲイツ (Tony Gates )(シーズン13 - 15、recurring シーズン12)
演:ジョン・ステイモス (John Stamos )、吹替:東地宏樹
元第101空挺師団 隊員で砂漠の嵐作戦 に参加した経験がある。シーズン12でニーラ の救急車研修で救急隊員として初登場。シーズン13からレギュラーに昇格し、インターンとしてカウンティ病院に来る。知識は豊富で手技にも優れるが、自らを恃むところが大きく、指導医の指示なしに勝手な治療行為を行ってプラット やモリス 、コバッチュ と対立することもあった。特にプラットにはカルテの記入を怠らないよう強く言われていたにも関わらずそれをすっぽかすなど反抗的な態度を取っており、勤務途中で帰宅させられることも。また、協調性の悪さを指摘された際にはコバッチュやモレッティ などのER部長にも異を唱えることがあり、その性格を危険視されていた。一時は、そういった性格を矯正しようとモレッティの指示でICUへ一時転属される。そこで出会った難病の少年との交流で性格は多少軟化し、ICUでの信頼を勝ち取ってERに復帰する。
実はカルテ作成しないのは、失読症 ので文字の記入がうまくできないためであり、誤字だらけのカルテをインターンに指摘されることもあったが、持ち前の機転から、口頭録音によるカルテ作成を行い、失読症を隠し通す。ゲイツの失読症を知っているのは、知識豊富にも関わらず記述試験の結果が思わしくないことを不審に思ったニーラのみである。
ニーラを「メイデイ[ 51] 」と呼び、彼女がガラント と交際している時から交際を申し込み続けていた。その後親密な関係を結ぶが、一方で死後の面倒を見ると誓った湾岸戦争時の戦友の未亡人メグ とその娘サラ と同居しており、それがニーラを混乱させたこともあった。特にメグはゲイツと惰性で体を重ねている間にそれ以上を求めるようになり、自分と結婚するように迫るが、ニーラと付き合っているゲイツはそれを断る。そのことが発端となってメグが薬物の過剰摂取により中毒死するが、死の際にメグから「サラがゲイツの実の娘である」と告げられ、大きく動揺する。しかし、サラと話し合って決めた実父確定検査 の結果、2人は親子ではなかった。サラのことを考え、一時はメグの両親に彼女を預けようとするが、実の親子関係以上の絆を再認識し、サラと一緒に暮らしていくことを決める。ニーラにはフラれ、シーズン14で付き合い始めた訪問牧師のジュリア と破局後、看護師のサム と付き合い、彼女の息子アレックス とも打ち解ける。しかし、サムが反対した外出をこっそり許可した上、その帰りにアレックスが事故を起こして重傷をおってしまい、破局する。その後、酔った勢いで自分に思いを寄せるインターンのダリア と関係を持ってしまう。それでサムへの思いを再確認し復縁を申し込むが、ダリアとの関係を知った彼女に断られる。しかし、彼女の母親メアリー やアレックスを介して徐々に修復していく。最終シーズン15最終(22)話ではアレックスと二人で廃車寸前のスポーツカーをいちから修理してサムの誕生日にプレゼントした。
シーズン15のみ
サイモン・ブレナー (Simon Brenner )(シーズン15、recurring シーズン14)
演:デビッド・ライオンズ (David Lyons )、吹替:綱島郷太郎
シーズン14でスタッフドクターとして初登場し、シーズン15からレギュラー。診療部長ドナルド・アンスポー の甥。オーストラリア出身で、非常に訛りの強い英語を喋る。医師としての知識・手技、患者とのコミュニケーションに卓越し、プレイボーイで女性の扱いにも優れるが、能力のないものを容赦なく見下す傲慢さも持つ。幼少期に性的虐待を受けており、そのフラッシュバックに時折悩まされている。
ニーラ と付き合うが破局。自分のトラウマと向き合うことを約束し、カウンセリングに通い始めた。
キャサリン・バンフィールド (Catherine Banfield )(シーズン15)
演:アンジェラ・バセット (Angela Bassett )、吹替:萩尾みどり
通称「ケイト」。ウィーバー の後、ロマノ 、スーザン 、コバッチュ 、モレッティ と長続きしないER部長の後任としてシーズン15よりカウンティ病院に赴任。筋トレとテコンドーが日課で、銃[ 52] を突き付けてきた強盗 を返り討ちにするほどの実力。スタッフ達に厳しく接するが、患者に対しては優しく寄り添う。かつて一人息子ダリル を白血病の急性症状により、グリーン の努力も虚しくカウンティのERにて亡くしている。以来虚脱した心を癒そうとタイやマレーシアでスマトラ沖地震 の医療活動に従事などした後に帰国。勤務の中で徐々に自分を取り戻し、夫ラッセル [ 53] との関係を見直し不妊治療に臨むが上手く行かず、その後「死にそうな赤ん坊を見つけた」とERに連れてこられた赤ん坊(男)を養子にした[ 54] 。
放送中止
2002年、シーズン6においてNHK総合は第13話と第14話(トータルでは126話と127話)の放送を中止した。前年にNHK-BS2で当シーズンを放送した際は放送していた。この回は精神分裂症(統合失調症 )を扱っていた。前週では該当の回の予告編を放送していたにもかかわらず、放送時に中止および次回の繰り上げを告げる字幕を入れたのみで中止した。NHKは後に「内容が精神障害者への差別を助長、社会復帰への障害となる恐れがあるので、NHKの判断で放送を中止した」と説明した。
放送局
放送時間はそれぞれの国・地域の現地時刻。
NBC (アメリカ合衆国 ・新作)
シーズン 0 1 1994年0 9月19日 - 1995年0 5月18日
シーズン 0 2 1995年0 9月21日 - 1996年0 5月16日
シーズン 0 3 1996年0 9月26日 - 1997年0 5月15日
シーズン 0 4 1997年0 9月25日 - 1998年0 5月14日
シーズン 0 5 1998年0 9月24日 - 1999年0 5月20日
シーズン 0 6 1999年0 9月30日 - 2000年0 5月18日
シーズン 0 7 2000年10月12日 - 2001年0 5月17日
シーズン 0 8 2001年0 9月27日 - 2002年0 5月16日
シーズン 0 9 2002年0 9月26日 - 2003年0 5月15日
シーズン 10 2003年0 9月25日 - 2004年0 5月13日
シーズン 11 2004年0 9月23日 - 2005年0 5月19日
シーズン 12 2005年0 9月22日 - 2006年0 5月18日
シーズン 13 2006年0 9月21日 - 2007年0 5月17日
シーズン 14 2007年0 9月20日 - 2008年0 5月15日
シーズン 15 2008年0 9月25日 - 2009年0 4月0 2日
TNT (アメリカ合衆国・再放送)
Raidue (イタリア ・新作)
FOXライフ (イタリア・再放送)
France 2 (フランス )
TSR 1 (スイス )
RTL-TVI (ベルギー )
CTV and SRC (カナダ )
チャンネル4 (新作)and Sky One (イギリス ・再放送)
Pro7 (ドイツ ・新作)
Kabel1 (ドイツ・再放送)
NHK (日本 ・新作、再放送)[ 55]
シーズン 0 1 1996年0 4月0 1日 - 1996年0 9月16日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 2 1997年0 4月0 7日 - 1997年0 9月15日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 3 1998年0 4月0 6日 - 1998年0 9月21日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 4 1999年0 4月0 5日 - 1999年0 9月20日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 5 2000年0 4月0 3日 - 2000年0 9月18日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 6 2001年0 4月0 2日 - 2001年0 9月17日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 7 2002年0 4月0 1日 - 2002年0 9月0 2日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 8 2003年0 3月31日 - 2003年0 9月15日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 0 9 2004年10月0 4日 - 2005年0 3月21日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 10 2005年0 3月28日 - 2005年0 8月22日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 11 2006年0 4月0 3日 - 2006年0 8月28日(月曜日 22:00 - 22:50)
シーズン 12 2007年0 4月0 2日 - 2007年0 9月10日(月曜日 23:00 - 23:50)
シーズン 13 2008年0 9月29日 - 2009年0 3月23日(月曜日 23:00 - 23:50)
シーズン 14 2009年10月0 8日 - 2010年0 2月25日(木曜日 23:00 - 23:45)
シーズン 15 2010年10月0 7日 - 2011年0 3月10日(木曜日 23:00 - 23:45)
スーパー!ドラマTV (日本・再放送)
シーズン 0 1 2004年0 4月29日 - 2004年0 7月19日
シーズン 0 2 2005年0 1月0 6日 - 2005年0 6月0 2日
シーズン 0 3 2005年0 6月0 9日 - 2005年11月0 9日
シーズン 0 4 2005年11月10日 - 2006年0 4月19日
シーズン 0 5 2006年0 5月11日 - 2006年10月15日
シーズン 0 6 2007年0 4月0 5日 - 2007年0 9月0 4日
シーズン 0 7 2008年0 3月13日 - 2008年0 8月12日
シーズン 0 8 2009年0 1月22日 - 2009年0 6月24日
シーズン 0 9 2010年0 2月12日 - 2010年0 7月0 9日
シーズン 10 2011年0 2月21日 - 2011年0 8月0 1日
シーズン 11 2012年0 3月0 6日 - 2012年0 8月0 6日
シーズン 12 2013年0 2月0 5日 - 2013年0 7月0 2日
シーズン 13 2014年0 2月0 4日 - 2014年0 7月15日
シーズン 14 2015年0 1月0 6日 -
WOWOWプライム (日本・再放送)
シーズン 0 1 2011年10月0 3日 - 2011年11月0 4日
シーズン 0 2 2011年11月0 7日 - 2011年12月0 6日
シーズン 0 3 2011年12月0 7日 - 2011年0 1月17日
シーズン 0 4 2012年0 5月0 7日 - 2012年0 6月0 5日
シーズン 0 5 2012年0 6月0 6日 - 2012年0 7月0 5日
シーズン 0 6 2012年0 7月0 6日 - 2012年0 8月0 7日
シーズン 0 7 2013年0 5月0 9日 - 2013年0 6月0 7日
シーズン 0 8 2013年0 6月10日 - 2013年0 7月0 9日
シーズン 0 9 2013年0 7月10日 - 2013年0 8月22日
シーズン 10 2014年10月10日 - 2015年0 3月13日
シーズン 11 2015年0 4月0 3日 -
Dlife (日本・再放送)
シーズン 0 1 2016年0 7月0 5日 - 2016年0 8月0 8日
シーズン 0 2 2016年0 8月0 9日 - 2016年0 9月0 7日
シーズン 0 3 2016年0 9月0 8日 - 2016年10月0 7日
シーズン 0 4 2016年10月10日 - 2016年11月0 8日
シーズン 0 5 2016年11月0 9日 - 2016年12月0 8日
シーズン 0 6 2017年0 7月18日 - 2017年0 8月16日
シーズン 0 7 2017年0 8月17日 - 2017年0 9月22日
シーズン 0 8 2017年0 9月25日 - 2017年11月0 3日
シーズン 0 9 2017年11月0 8日 -
シーズン 10 2018年0 3月0 1日 -
シーズン 11 2018年0 4月25日 -
シーズン 12 2018年0 6月12日 -
シーズン 13 00000000000000 - 2019年0 5月0 1日
シーズン 14 2019年0 5月0 2日 - 2019年0 5月28日
シーズン 15 2019年0 5月29日 - 2019年0 6月28日
テレビ東京 (日本・再放送)
シーズン 1 2016年0 8月19日 - 2016年0 9月26日
シーズン 2 2016年11月0 6日 - 2016年12月31日
シーズン 3 2017年0 1月02日 - 2017年0 2月22日
シーズン 4 2017年0 2月26日 - 2017年0 5月24日
シーズン 5 2017年0 5月28日 -
DVD
全てワーナー・ホーム・ビデオ より発売。
シーズン1
1999年0 9月10日 ER 緊急救命室 I コレクターズセット(6枚組)
2000年11月10日 ER 緊急救命室 I アンコール コレクターズセット(7枚組)
2001年0 5月18日 ER 緊急救命室 I ソフトシェル1(4枚組 第1話 - 第13話収録)
2001年0 6月22日 ER 緊急救命室 I ソフトシェル2(3枚組 第14話 - 第25話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 I 廉価版1(4枚組 第1話 - 第13話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 I 廉価版2(3枚組 第14話 - 第25話収録)
DVDレンタル開始日
2002年12月25日 vol.1 - 7(第1話 - 第25話)
シーズン2
2000年0 2月11日 ER 緊急救命室 II コレクターズセット(6枚組)
2000年11月10日 ER 緊急救命室 II アンコール コレクターズセット(6枚組)
2001年0 8月23日 ER 緊急救命室 II ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2001年0 9月28日 ER 緊急救命室 II ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 II 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 II 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2002年12月25日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン3
2000年0 5月16日 ER 緊急救命室 III コレクターズセット(6枚組)
2000年11月10日 ER 緊急救命室 III アンコール コレクターズセット(6枚組)
2001年10月25日 ER 緊急救命室 III ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2001年11月23日 ER 緊急救命室 III ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 III 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 III 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2002年12月25日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン4
2000年11月10日 ER 緊急救命室 IV コレクターズセット(6枚組)
2000年11月10日 ER 緊急救命室 IV LIVE EAST&WEST
2002年0 2月0 8日 ER 緊急救命室 IV ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2002年0 2月0 8日 ER 緊急救命室 IV ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 IV 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 IV 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2002年10月31日 LIVE EAST&WEST
2002年12月25日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン5
2001年0 6月22日 ER 緊急救命室 V コレクターズセット(6枚組)
2002年0 7月0 5日 ER 緊急救命室 V ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2002年0 7月0 5日 ER 緊急救命室 V ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 V 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 V 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2002年12月25日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン6
2001年12月21日 ER 緊急救命室 VI コレクターズセット(6枚組)
2003年0 3月0 7日 ER 緊急救命室 VI ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2003年0 3月0 7日 ER 緊急救命室 VI ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 VI 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 VI 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2002年12月25日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン7
2003年0 3月0 7日 ER 緊急救命室 VII コレクターズセット(6枚組)
2004年0 3月0 5日 ER 緊急救命室 VII ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2004年0 3月0 5日 ER 緊急救命室 VII ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 VII 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 VII 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2003年12月0 3日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン8
2004年0 3月0 5日 ER 緊急救命室 VIII コレクターズセット(6枚組)
2005年0 3月0 4日 ER 緊急救命室 VIII ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2005年0 3月0 4日 ER 緊急救命室 VIII ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 VIII 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 VIII 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2004年0 3月0 5日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン9
2005年0 3月0 4日 ER 緊急救命室 IX コレクターズセット(6枚組)
2005年11月28日 ER 緊急救命室 IX ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2005年11月28日 ER 緊急救命室 IX ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 IX 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 IX 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2005年0 3月0 4日 vol.1 - 6(第1話 - 第22話)
シーズン10
2005年11月25日 ER 緊急救命室 X コレクターズセット(6枚組)
2006年11月0 3日 ER 緊急救命室 X ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2006年11月0 3日 ER 緊急救命室 X ソフトシェル2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 X 廉価版1(3枚組 第1話 - 第10話収録)
2008年0 6月0 5日 ER 緊急救命室 X 廉価版2(3枚組 第11話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2005年10月28日 vol.1 - 6(第1話 - 第12話)
2005年11月25日 vol.7 - 11(第13話 - 第22話)
シーズン11
2006年11月0 3日 ER 緊急救命室 XI コレクターズセット(6枚組)
2007年10月12日 ER 緊急救命室 XI ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第12話収録)
2007年10月12日 ER 緊急救命室 XI ソフトシェル2(3枚組 第13話 - 第22話収録)
2008年0 9月10日 ER 緊急救命室 XI 廉価版1(3枚組 第1話 - 第12話収録)
2008年0 9月10日 ER 緊急救命室 XI 廉価版2(3枚組 第13話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2006年10月0 6日 vol.1 - 6(第1話 - 第12話)
2006年11月0 3日 vol.7 - 11(第13話 - 第22話)
シーズン12
2007年11月0 9日 ER 緊急救命室 XII コレクターズセット(6枚組)
2008年0 9月10日 ER 緊急救命室 XII ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第12話収録)
2008年0 9月10日 ER 緊急救命室 XII ソフトシェル2(3枚組 第13話 - 第22話収録)
2009年0 5月13日 ER 緊急救命室 XII 廉価版1(3枚組 第1話 - 第12話収録)
2009年0 5月13日 ER 緊急救命室 XII 廉価版2(3枚組 第13話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2007年10月12日 vol.1 - 6(第1話 - 第12話)
2007年11月0 9日 vol.7 - 11(第13話 - 第22話)
シーズン13
2009年0 5月13日 ER 緊急救命室 XIII コレクターズ・ボックス(6枚組)
2010年0 4月21日 ER 緊急救命室 XIII ソフトシェル1(3枚組 第1話 - 第13話収録)
2010年0 4月21日 ER 緊急救命室 XIII ソフトシェル2(3枚組 第14話 - 第23話収録)
2011年0 4月27日 ER 緊急救命室 XIII 廉価版1(3枚組 第1話 - 第12話収録)
2011年0 4月27日 ER 緊急救命室 XIII 廉価版2(3枚組 第13話 - 第23話収録)
DVDレンタル開始日
2009年0 4月0 8日 vol.1 - 6(第1話 - 第13話)
2009年0 5月13日 vol.7 - 11(第14話 - 第23話)
シーズン14
2010年0 4月21日 ER 緊急救命室 XIV コレクターズ・ボックス(5枚組)
2011年0 4月27日 ER 緊急救命室 XIV ソフトシェル1(5枚組 第1話 - 第11話収録)
2011年0 4月27日 ER 緊急救命室 XIV ソフトシェル2(4枚組 第12話 - 第19話収録)
2012年0 4月0 4日 ER 緊急救命室 XIV 廉価版1(5枚組 第1話 - 第12話収録)
2012年0 4月0 4日 ER 緊急救命室 XIV 廉価版2(5枚組 第13話 - 第23話収録)
DVDレンタル開始日
2010年0 4月0 7日 vol.1 - 5(第1話 - 第11話)
2010年0 4月21日 vol.6 - 9(第12話 - 第19話)
シーズン15
2011年0 4月27日 ER 緊急救命室 XV コレクターズ・ボックス(5枚組)
2012年0 4月0 4日 ER 緊急救命室 XV ソフトシェル1(6枚組 第1話 - 第13話収録)
2012年0 4月0 4日 ER 緊急救命室 XV ソフトシェル2(5枚組 第14話 - 第22話収録)
2013年0 4月24日 ER 緊急救命室 XV 廉価版1(6枚組 第1話 - 第13話収録)
2013年0 4月24日 ER 緊急救命室 XV 廉価版2(5枚組 第14話 - 第22話収録)
DVDレンタル開始日
2011年0 4月27日 vol.1 - 11(第1話 - 第22話)
脚注
^ シーズン13からオープニングはタイトルクレジット一枚に短縮され、テーマ曲の演奏はなくなった。
^ a b “TV Ratings: 1994–1995 ”. Classic TV Hits. 2009年10月16日閲覧。
^ a b “TV Ratings: 1995–1996 ”. Classic TV Hits. 2009年12月13日閲覧。
^ a b “A Milestone Year, for a Decidedly Dubious Reason ”. Los Angelese Times. 1997年4月23日閲覧。 エラー: 閲覧日がウィキペディアの設立以前の日付です。
^ a b “The Final Countdown” . Entertainment Weekly Published in issue #434 May 29, 1998. (1998年5月29日). http://www.ew.com/ew/article/0,,283382,00.html 2010年12月2日閲覧。
^ a b “TV Winners & Losers: Numbers Racket A Final Tally Of The Season's Show (from Nielsen Media Research) ”. GeoCities (1999年6月4日). 2009年10月29日時点のオリジナル よりアーカイブ。2010年12月2日閲覧。
^ a b “Top TV Shows For 1999–2000 Season” . Variety . (2000年8月6日). http://www.variety.com/index.asp?layout=chart_pass&charttype=chart_topshows99&dept=TV 2011年9月9日閲覧。
^ a b “The Bitter End” . Entertainment Weekly Published in issue #598 June 1, 2001. (2001年6月1日). http://www.ew.com/ew/article/0,,256435,00.html 2010年12月2日閲覧。
^ a b “How did your favorite show rate?” . USA Today. (2002年5月28日). http://www.usatoday.com/life/television/2002/2002-05-28-year-end-chart.htm 2009年10月16日閲覧。
^ a b “Nielsen's TOP 156 Shows for 2002–03 – rec.arts.tv | Google Groups ”. Groups.google.com. 2011年9月3日閲覧。
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^ a b "ABC Television Network 2006–2007 Primetime Ranking Report" . (May 30, 2007). ABC Medianet . Retrieved May 31, 2011.
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^ Littleton, Cynthia (2009年4月3日). “'ER' series finale scores with auds” . Variety . http://www.variety.com/article/VR1118002091
^ “ER - Season 2, Episode 7: Hell and High Water” . TV.com . http://www.tv.com/shows/er/hell-and-high-water-25591
^ 他ドラマの日本語版ではあらすじ紹介の初めに「前回までは」、「これまでは」、「今までの」等を残すものも少なくない。"previously on ER"はシリーズ完結に向けた特番「レトロスペクティブ」の原題にもなった。
^ ヘザー 、ハーパー・トレイシー 、父の上司のカレン・ハインズ 、グレチェン など
^ その年はカーター に権利が与えられた
^ シーズン8からは名前がジョン・ジャック・カーターに変更されている
^ 元々はシーズン1第1話のみの出演予定だったが放送後の反響が大きく、レギュラーとなった
^ ただし、ソフトボールでは右投げ
^ ケイトはグリーンの亡くなった母ルース のミドルネームに因んでつけた
^ a b ダグラス・ロス (ジョージ・クルーニー )再登場の回(最終シーズン15第19話)
^ 不倫相手だったベントン はネガティブだった
^ スタッフ・ドクターに昇進したグリーン の後任
^ アイオワ大学病院(en:University of Iowa Hospitals and Clinics )へ栄転したマーティ・キャノンの後任
^ その際に「エリザベス・グリーン」と名乗っている
^ 注意欠陥・多動性障害#メチルフェニデート も参照
^ 高校で一時服用をやめたが成績が下がったため以降常用
^ 「カーター 先生のコピーになることを望まれている」と不満を爆発させたこともあった
^ 現在は統合失調症 に改称
^ #放送中止 とシーズン8第11話(168話)に裁判後のポール・ソブリキのその後のエピソード
^ ロマノ本人 も「自分は人間嫌いで嫌われている」といっており、その自覚はある
^ 時には将棋の駒の柄や「龍」と印刷された柄などもあった
^ 父親はICU看護師のフランク
^ アビー曰く「結婚生活で唯一の収穫」
^ エリック は登場前の吹替え、日本語字幕共に「兄」となっていたが、登場直前から「弟」に変更されている
^ 後に離隊、治療を受ける
^ ボストンではMGH(マサチューセッツ総合病院 )で働く
^ 吹き替えでは「ネンネ」
^ シーズン14第15話で31歳の誕生日を迎えた
^ 未遂という意味ではプラット 、ドゥベンコ も
^ ヘレエ のバックコーラスを決めるオーディションでは、ミュージシャンとは思えない程の酷い歌声を披露していた
^ ゲイツ は以前からニーラ に言い寄っていたが、ガラント と死別したのを機により積極的になった。
^ ジョーダン からスカウトされた
^ グリーン 自身もシーズン1第1話の原語版でER部長のモーゲンスタン から同じ言葉を掛けられている
^ 物語冒頭も、シーズン1第1話のグリーン と同様、モリス が仮眠室で寝ているところを看護師のリディア に起こされる
^ 由来は「007 美しき獲物たち 」に登場するゲイツが好きなボンドガール の名前
^ 実際は蛍光マーカーだった
^ ラッセル を演じるコートニー・B・ヴァンス とキャサリン を演じるアンジェラ・バセット は実生活でも夫婦である
^ ERに赤ん坊を連れてきたメガン 自身が実母で、最終的にメガンも同意の上、オープン・アドプション(en:Open adoption 、実母も成育に参加する)を利用し養子にした。
^ NHKの放送日時は、BS2 の初回放送時のもの。初回放送後、BS2、総合テレビ 、BShi の順で再放送するのが通例である。2010年10月にはBS2でシーズン15を放送(2月28日からシーズン15を集中再放送)、総合テレビでシーズン13まで放送済み、BShiではシーズン11まで放送済みである。BS2での放送は衛星映画劇場 の後になる場合があり、衛星映画劇場の放映作品によって放送時間が10分から45分程度ずれることがある。(シーズン11は総合より先にBShiで再放送された)。
関連項目
外部リンク
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