南海プライベートリート投資法人
南海プライベートリート投資法人(なんかいプライベートリートとうしほうじん[2])は、大阪市中央区にある投資法人、私募リート。 概要スポンサーは南海電気鉄道株式会社(南海電鉄)で、資産運用会社は同社100%子会社の南海リートマネジメント株式会社である[3][4]。資産保管会社・投資主名簿管理人・一般事務受託会社は三井住友信託銀行株式会社。 総合型の私募リートである。ポートフォリオ構築方針は、エリア別では”なんば・沿線”をコアエリアとした関西圏が60%以上、東京圏及びその他政令指定都市等が40%以下で、用途別ではオフィス・住宅・商業が60%以上、ホテル・その他が40%以下としている[1]。 2023年(令和5年)7月3日に設立され、11月16日に資産規模約210億円で運用開始を開始した[1][5]。南海電鉄は、中期経営計画「共創140計画」の「選ばれる沿線づくりと不動産事業深化・拡大」の一環として、所有不動産の当リートへの売却により開発資金を確保し、難波(なんば)などの沿線のまちづくりに投資することで「地域共創型まちづくり」を加速させる[1]。南海電鉄は売却益として2024年3月期で営業利益約27億円、特別利益約51億円を計上する見込みと開示した[6]。 資産運用規模は、3~5年を目途に約500億円[1]、中長期的に1,000億円を目指すとしている[7]。 沿革
南海電鉄は、2021年5月の2021年3月期決算説明会の質疑応答で、私募リート組成を検討していることを明らかにした[8]。 2022年3月31日に発表した中期経営計画「共創140計画」で私募リートを設立するとした[9][10][11]。
ポートフォリオ![]() 資産規模(取得価格ベース)は、運用開始時に約210億円。 当初組入物件は、なんばパークス(区分所有権の共有持分7.5%)や「セントラル堺東」(賃貸住宅)などである。 投資主運用開始時に日本政策投資銀行が出資した[13]。芙蓉総合リースは2024年3月末時点で投資口300口、簿価3億円を保有している[14]。 脚注
関連項目外部リンク |
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