国の温室効果ガス排出量リスト温室効果ガスの国別排出量。 概要地球温暖化の主な原因の一つである人為的な温室効果ガス(GHG)、その排出量は2019年時点での世界全体の排出量は約483億トンである。そのうちの約4割を上位2カ国の中国(約27.8%)とアメリカ(約13.7%)が排出している。中国の1990年時点では全体の約36億トン(約11.5%)の第2位であったが、2019年時点は134億トン(約27.8%)と29年で約268%増と急速に排出量が増加している[1]。 温室効果ガスを地域でみた場合アジアの排出量が最も多く、増加量も大きい、これは中国の影響が大きい。また、中国を除いた場合はインドが突出して増加している。2番目に多いのは欧州、次いで北米、中東、中南米、アフリカ、大洋州の順となる。欧州は1990年代にはアジアよりも排出量が多かったが、ドイツを中心に排出量が下がったことと、逆にアジアでは中国やインドなどの排出量が増加したことで順位が逆転している。北米は国の数が少ないため欧州より順位は下だが、排出量の殆どを排出量世界第位2位のアメリカがしめている[1]。 2019年の温室効果ガスの各国排出量比較、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、フロンガスを比較した場合でも中国がどの種類でも最も多く、各種合計の割合の内、CO2(30.4%)、CH4(17.1%)、N2O(20.2%)、フロンガス(35.2%)を排出している、次いで2位がアメリカでCO2(14.7%)、CH4(8.3%)、N2O(15.3%)、フロンガス(16%)を排出しており、この2カ国だけで世界の各種排出量合計の、CO2(45.2%)、CH4(25.5%)、N2O(35.5%)、フロンガス(51.3%)を排出している[1]。 各種温室効果ガス(GHG)と各種温室効果ガス排出量の上位10カ国を先進国と新興国で分けた場合、GHGは先進国4カ国、新興国6カ国、CO2は先進国5カ国、新興国5カ国、メタンは先進国1カ国、新興国9カ国、一酸化二窒素は先進国1カ国、新興国9カ国、フロンガスは先進国5カ国、新興国5カ国となっている[1]。 国別排出量リスト
脚注注釈出典備考
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