大館樹海ドーム
大館樹海ドーム(おおだてじゅかいドーム)は、秋田県大館市にあるドーム球場。施設は秋田県と大館市が所有し、一般財団法人大館市文教振興事業団が、県および市の委託を受けて運営管理を行っている。施設命名権(ネーミングライツ)契約により、2017年4月1日から愛称を「ニプロハチ公ドーム」としている(後述)。 概要1997年(平成9年)に秋田県の総合プロジェクトの一環で建設された[1]。工期は1995年(平成7年)7月から1997年(平成9年)6月で、設計施工は伊東豊雄建築設計事務所と竹中工務店が担当した[2]。 米代川流域の60年生以上の秋田杉約25,000本を使用しており、秋田県大館市で集成材に加工されたが、建築初期の材料は秋田県内での集成材加工施設の立ち上げが間に合わず長野県内で加工された[1][2]。 大館樹海ドームは長径の差し渡しが178メートルで世界最長とされる[3]。高さや面積で東大寺大仏殿を上回り、国内最大の木造建築であるとされることもある[4]。下部構造は鉄筋コンクリートである[5]。 硬式野球、軟式野球、ソフトボールのほか、サッカー、テニスなど各種スポーツをはじめ、コンサートなどイベントの開催にも対応可能である。 硬式野球としてこれまで日米大学野球選手権やイースタン・リーグ戦などが開催されたことがある。かつてはプロ野球マスターズリーグ・札幌アンビシャスのホームゲームが毎年12月中旬に1試合開催された。 コンサートを行ったおもな歌手・タレントに、B'z[1]、TRF[1]、KinKi Kids[1]、SMAP[1]、モーニング娘。などがいる。また、EXILEや三代目J Soul Brothers,ドリームズカムツルーが全国ドームコンサートのリハーサルに使用したこともある[1]。 サッカーチームブラウブリッツ秋田の冬季キャンプ施設として使用されていた[6]。 命名権2017年4月1日から市内に工場を持つ医療機器メーカーのニプロと命名権契約を締結し、大館生まれの忠犬ハチ公の名も交えた「ニプロハチ公ドーム」の名称となる[7]。当初の使用期限は2020年3月31日までの3年間とされていたが[7]、後に更新されて2023年3月31日まで3年間延長され(計6年間)[8]、さらに再度更新されて2026年3月31日まで3年間延長された(計9年間)[9]。 歴史
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スポーツ施設収容人員:5,040人。
交通脚注
関連項目外部リンク |
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