富士急行5200形電車
富士急行5200形電車(ふじきゅうこう5200がたでんしゃ)は、1977年(昭和52年)に登場した富士急行の電車である[1][2]。 概要小田急4000形電車へ主電動機を譲り渡した小田急1900形電車8両を1976年に譲受し、3600形の主電動機を流用した[1][2]。形式の5200は運用開始年の1977年が昭和52年であったことに由来し[1]、片運転台の制御電動車モハ5230形・制御車クハ5260形の2形式により構成される[4]。先にモハ5235・クハ5265から改造が始められ、同年4月10日より営業運転を開始した[1]。 老朽化のため1983年に登場した5700形に置き換えられ[2]、翌1984年に全8両が廃車となった[3]。 車両概説改造は自社工場にて行われた[2]。外観においては塗装の変更、前面貫通路両脇の手すり[1][2]と前面貫通路渡り板の撤去が行われた[2]。前面行先表示器は当初撤去されたが、方針の変更により再度設置され、運用されることとなった[1][注釈 1]。 機器類は3600形の主電動機を流用、歯車比の変更[1][2]、放送配線の新製[1]と空制ホースの位置変更が行われた[1][2]。この他保温回路の新設と変換器の設置が行われた[2]。また、勾配対策として手ブレーキを1両当たり2個設置した[1]。 富士急行に譲渡された時点では小田急電鉄時代の廃車当時の塗装のままで、改造までの間は河口湖駅構内に留置されていた[1]。車体の外観はほとんど原型を保っていたが、屋根上のランボードが撤去されている。また、晩年のクハ5265は寒冷対策により屋根上のベンチレーターが全て撤去されていた。[要出典] 車両一覧小田急時代同様末尾の番号が同じ車両同士の2両編成となった[2]。なお、末尾4は忌み番として欠番となっている[2]。
表の出典
脚注注釈出典参考文献 |
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