富木駅
富木駅(とのきえき)は、大阪府高石市取石二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R34。 高石市東部で唯一の鉄道駅である[1]。 歴史阪和電気鉄道が最後に宅地開発を行ったのが当駅東方にある「富木の里住宅地」である。当駅はこの住宅地の最寄り駅として設置されたもの[2]で、名称は当時の大字名である泉北郡取石村大字富木に由来する。 年表
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、分岐器のない棒線駅の構造であるが、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。 駅改良工事が行われるまでは、改札は東口にしかなく、駅西側には、午前7時から午前9時までの臨時改札しかなかった。そのため、駅西側の住民は、1時間あたり最大37分13秒遮断される富木駅北踏切を利用する必要があった。高石市の全額負担で、駅西側に駅舎と改札口が設置され、既存の駅構内の地下道を自由通路にした[1]。 改札口は駅改良工事に伴い和歌山方面と天王寺方面で分離されており、それぞれ踏切または地下道により結ばれている。地下道はかつて駅構内に設置されていたものをそのまま自由通路として使用されている。トイレは各方面ごとにある。なお、車いす対応多機能トイレは天王寺方面改札にのみ設置。2011年4月30日までは和歌山方面の一箇所のみで、自由通路に転用されている地下道により両ホームを結んでいた。また、天王寺方面にも簡易型の自動改札機を持つ改札口は設置されていたがこちらは朝ラッシュ時に入場のみに使用されていた。 鳳駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅である。かつてはみどりの窓口があったが、2014年2月7日をもって営業を終了し2月8日よりみどりの券売機プラスが稼動した。これ以降も市販の「JR時刻表」などでは「みどりの窓口設置駅」として扱われている。 ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。 のりば
利用状況2023年(令和5年)度の一日平均乗車人員は3,500人である。 各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺駅の東方、旧大字の富木地区のことを「とのぎ」と呼称するが、この駅名は「とのき」である。地元の古くから住んでいる人たちの間では「とのき」駅と呼ぶ人はほとんどおらず、「とのぎ」駅と呼んでいる。 高石市東半部や堺市西区の一部からの、通勤通学の最寄り駅となっている。 駅前には、バス停留所やタクシー乗り場がない。直近のバス停留所は、東へ徒歩10分の堺市西区にある府道大阪和泉泉南線の南海バス「富木」である。 東側の駅前には再開発計画があるが、未実施。
隣の駅脚注記事本文注釈出典
利用状況大阪府統計年鑑
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia